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恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞。開演15分前に到着してはみたものの、激コミでして、前の方で肩こりを意識しつつの鑑賞になってしまいました映画の舞台は20世紀も半ばのアメリカ。トルーマン・カポーティの、ある強盗殺人事件に取材したノンフィクション『冷血(In Cold Blood)』にまつわる実話です。<以下あらすじ>野心的なカポーティは、捕らえられた強盗殺人犯人の心の隙間に巧みに入り込み、他者なら想像するしか出来ない事件の深部を被告本人から聞き出し本にして、名声を高めようとしていた。死刑を求刑された被告の為に優秀な弁護士を世話してやり、身内からも見捨てられた彼の独房へ足繁く通って話をする。全ては、彼の作品『冷血』の為。本音を巧みにベールの下に隠しながら、親身になって被告の信頼を得て、作品は順調な仕上がりを見せつつあった。ただ一点、被告がどうしても殺害当日の話をしようとしない。そこが書けなければ『冷血』の完成はあり得ないと信ずるカポーティ。「作品の価値を高める為」、被告の死刑が延期されるのをこの世の終りのごとく嘆くカポーティ。「冷血」なのは誰か。カポーティ自身を暴く結果になったことは、彼も最後には気づいたのかもしれない。…ストーリーはそんな、複雑怪奇なものではなく、ひたすらカポーティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンの迫真の演技が光る映画でした。恵比寿ガーデンシネマでは、上演前にカポーティ本人の肉声が流されていました。よく、映画の音楽が上演前にごく小さい音量で流されてたりしますよね?あれの代わりのように、カポーティがしゃべっているのですが、その後映画で聞いたホフマンの口調と、カポーティ本人の口調があまりにもそっくりで驚きました。その点でもスゴイの一言につきます。観る価値十分な映画といえます。
2006年10月07日
コメント(2)

ごはんまだ?ねーまだ?ぼくもう待ちつかれ…。
2006年10月06日
コメント(2)
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