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『佐賀のがばいばあちゃん』、涙を流しすぎて映画が終わる頃には頭が痛くなっていました思う存分泣いて、笑った!時に「がばい」ばあちゃんの深い言葉にウ~ンと頷きつつ。ちなみに、「がばい」は「スゴイ」という意味です。川崎のチネチッタという、めったに寄り付かないし、混んでるのであまり好きではない映画館で観(るしかなかっ)たのですが、そんなこともう、観てるうちにどうでも良くなってきていて。ひたすら感動した!!こんなに涙を流し続けた映画は初めてかも…。昭和30年代の、まだクッションマムがたんぱく質のカケラにもなっていなかった頃のお話でしたが、なぜか懐かしく、こんな町に住んでいたよな…というあったかぁいキモチに浸れたんです<あらすじ> 昭和32年、広島の小学生だった昭広少年は、兄と、働く母の三人暮らしをしていたが、ふたりの子供を育てながら働くことに限界を感じた母は、ある日昭広を佐賀の自分の母親のもとへ預けることを決めた。 昭広は母方のばあちゃんのもとで有無を言わせず生活する羽目になった。母を恋しがる昭広広だったが、貧しいながらも明るくて逞しく、手強いながらも優しくて可愛いばあちゃんのもとで、辛いことも楽しいこともみんな分かち合ってすくすくと育つ。…あらすじになってナイ気もしますが、とにかくちょっと甘えん坊だった少年が、ばあちゃんに見守られ、時に鍛えられて生きた数年間を、すがすがしく描いた作品ですそう、この映画に一番ピッタリくるのは、すがすがしい、って言葉です。懐かしいとかしみじみとなる、というのもその通りなんですが。ばあちゃんも昭広も、昭広の友だちも学校の先生も、母も、佐賀の町の人々も、みんなすがすがしいそして特に、そんなばあちゃんの哲学?から飛び出す台詞は爽快かつかっこいい。「貧乏には二種類ある。暗い貧乏と明るい貧乏だ。ウチは明るい貧乏だ。(中略)しかも、昨日今日貧乏になったわけじゃない。先祖代々ずうっと貧乏だ。自信を持ってええ」「悲しい話は夜するな。暗い話も、昼間お天道さまの下ですりゃ、たいしたことない」「ケチは最低!節約は天才!」「勉強しすぎるとクセになる。早く寝ろ!電気の無駄!」(明広に、小学校の作文の宿題で、父親について書けと言われたが、そんなの知らないから書けないよ…と言われて) 「そんなら、そう書いとけ」等々、気持ちがいいほど前向きです。ばあちゃんの笑顔を見ながらそんな風に言われると、辛いことも乗り越えてきた強さなんだなってことが分かります。しかも、ばあちゃん語録もすごい…がばいけど、ばあちゃんの生き方や、孫の愛し方もやっぱりがばいそして、温かい。おばあちゃんっこだったら良かったな。と思えてくるのです。そして、こんなおばあちゃんになれたらいいな。とも思えてくるのです。客層は、ご年配の方も多かったのですが、お孫さん連れからカップルも結構観に来ていました。人に鑑賞を勧めるほど自信を持って「いいっ」と言える、素敵映画です♪
2006年06月26日
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1-4でブラジルに負けてしまった…。玉田選手の文句なしのシュートが決まった時は「え?!やったー!」でしたが…。玉田選手もインタビューで言っていた通り、そのゴールがブラジルの本気を引き出してしまった結果になっちゃったんですね中田選手は涙目でずっとピッチから離れられず、中村選手は言葉を搾り出すようにして答えてましたなんかせつない日本は今は、元々ワールドカップで一次リーグ敗退する全体の半数のうちの一チームなんだ、という記事を見かけたことがありますが。いつか決勝トーナメント常連!位のチームになれる日が来るんでしょうか??私は中村俊輔選手が好きなので、日本チームの繁栄と共に、彼の活躍もないと「んー…」な感じ。いつかじゃ困るんですわ(←なんて言ってみても…)ワールドカップの開催頻度、選手の現役時代、どちらも少なく短い気が私的にするので、選手に与えられた機会、特に負け試合を次に活かす時間も少ないんじゃないかと。そういう点では条件はどの国も同じだけれど、負けるとそんなことを痛感します!中村選手の活躍をずっと見ていたいと思うとなおさら!でも、これからも次を見据え続けてほしいです
2006年06月23日
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1.チャン・ツィイー主演の『ジャスミンの花開く』。中国語でも分かりやすくって、『茉莉花開』なんです♪こっちの方がお気に入り可愛いタイトル2.宮ざき(正しい「さき」は何と機種依存文字だそうで、エラーになってしまいました)あおい主演『初恋』。府中三億円事件の犯人が女子高生っていう設定がかなり俗っぽいけれど、クッションマムも俗人だし興味をそそられます3.『佐賀のがばいばあちゃん』。すでに前売りも購入済みなのですが、私の住んでいる近辺では、上映館数が少なく、上映時間も限定されているので、チャンスを捉え損ねています4.宮部みゆき原作『ブレイブストーリー』。クッションマムが愛してやまない作家であり、当然原作も読破済みです原作は、ゲーマーならではのアイデアとエピソードに思わずニヤリとしてしまう箇所があったりして、楽しめました。何気に残酷な内容で、そこもベリグー5.『ホワイトプラネット』。最近流行気味の(『皇帝ペンギン』とか『ディープ・ブルー』とか)動物モノ。要チェックです。ホッキョクグマやアザラシが大活躍!こんなところかな??出来ればこれらは全て観たいな~~(←「観れば?(シンちゃん風)」
2006年06月22日
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前回にも書きましたが、お隣がうるさくて仕方ないということで、ちとこちらもイタズラを仕掛けて気を紛らわしてみました♪私の携帯電話の着信メロディに「天国と地獄」という音楽が入っています(運動会の徒競走なんかで定番の、テン、テーン、テケテケ・テンテン・テケテケ・テンテンテケテケ・テテテテテテテケ…という、アレです)。んで、壁際に近づけてその着メロを鳴らす!…ちょっとおイタが過ぎるかしら。やってることは例の「騒音おばさん」に通じるものがありますわでも、ある程度、お隣にも聞こえてきたようで。こちらとは反対側へ行かれた様子そして、音量が小さくなりました♪(まだうるさいことはうるさいんですが、我慢できそうな位には落ちたので、一安心我慢にも限界があったのだこの件を、また会社の同僚たちに話したら、意外にも会話に花が咲きました冷めさせるために、お経のテープを流すのがいいとか、ドラえもんやクレヨンしんちゃんのテーマソングがいいとか、軍歌だ、大学の校歌(入学時に貰ったCD有り)だ、いろいろお隣用に流す音楽を話してみたり。男同士よりはマシだ、なんて話も出ましたし!(私的にはそっちのがまだマシだ、と言ったところ、会話の相手には猛反論された…)果ては、お隣は実は利用者が一人ではなく、人々に貸し出してるのだ(ほとんど毎日は不自然だから、らしいです)なんて突飛な話にまで発展。また、少し建設的な意見も教えてくれて、お隣がほとんど男性と同居状態なら、賃貸借契約の、「契約人員」に違反してるのかもしれないから、その辺を大家に改めてみたら?とのこと。さらに、お隣が一人で住んでいるわけではないということと、怒鳴り声・叫び声が聞こえるから、何かお隣がドメスティック・バイオレンスに遭っているカモカモ!と大家に訴えてみるといい!なんてことも言われました…でも、実際はどうなんでしょうね?大家や不動産屋にちくるというのは。音楽やカラオケなどの騒音と、種類が違いますから、大家や不動産屋に訴えてみても、あしらわれてオシマイ!となりそうな予感もちょっと…しますな~。とはいえ、会社の同僚に冗談っぽく我が家の事情を告白するまで、私的には精神衛生上キツくて、音がしていない時にまで聞こえている様に感じたり、エアコンの動作音が…に聞こえたりと、微妙に頭がまずい風になったりもしたし…。誰にも話さなければノイローゼになりそうなことなんです同僚も以前は同じような目に遭って、そんな風になったよ~と言ってくれましたが(その後すぐ慣れたよ~とも言ってました。あまつさえ、友だちをわざわざ連れてきてホラホラ~と聞かせてあげたそうですが)とにかく、人はともかく私はイヤなんだ!とはっきり気づきましたので、やれることはやってみたいと思ってマス!どなたかいい知恵プリーズ!!(切実)
2006年06月21日
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家に帰るのがイヤっいやイヤ嫌!クッションマムはアパートで一人暮らしをしていますが、最近…いえ、ここ3ヶ月ばかり、となりの住人の件で悩んでます。その人は女性なのですが、恋人ができたらしく、となりの部屋に連れてくるようになりました。この1ヶ月はもう、ほとんどそのカレも一緒に住んでいるも同然らしくって。クッションマムが仕事に出かけている間のことは知りませんけど、二人とも普通に仕事に行っている、サラリーマン&OLの様子。で、カレも普通にとなりへ戻ってきます。どーせー暦1(2?)ヶ月なんで、そりゃらぶらぶなんでしょう。でもでも!となりに住むクッションマムのことも考えてくれー!!もう、うるさいんだっ!!っるせー!…何かもう、毎晩なんです静かな日は、よくて週に3日程度。まあ、それはこの1ヶ月のことですが。しかも、その、問題の住人はとなりの角部屋にいるわけで。このムカツキ気分を味わうのは、とりあえずその人たちに関しては、クッションマムただひとり(シクシク…これは、たまになら寛大なキモチも保てますが、こう続くとツライですようんざり&げんなり仕事から帰ってきて、のんびりテレビを見ていると…。壁がとにかく薄いようで、すぐにわかっちゃいます。だから、夜の8時9時とかならまだともかく、12時1時など、クッションマムの寝入り端に騒ぐ(?)と…しかもそれがほぼ毎晩続くと。神経質なタチではないつもりなのですが、気になって(!)寝つけないんですよね翌日は当然のように寝不足だし…。何というか、音楽やテレビ、話し声とはやっぱり違うし、気にしないようにしていても無理があるなので、今、一番安らげる我が家には、むしろ居心地が悪くて、いたくない!はぁ。
2006年06月18日
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むむむ、これと似たストーリーをいつだったか見た…。確かドラマ『トリック』のスペシャル…。怪しい中年女性霊能力者(ワケあり)が、弱い人々を誑かして宗教団体めいたグループを作り、そこで事件が起こり、有名な物理学教授上田が、売れないマジシャン山田を誘い、事件に探りを入れる。流れが以前見たスペシャルとすごく似ているので、なんだかドラマを映画にリメイクしたみたいな映画になっちゃっています。上田と山田の掛け合いや、山田ママのぶっ飛びぶり、村人達の天然ぶりなんかは、思い切り笑えて楽しかったのですが、肝心要のストーリーに独創性が全然ありません同じ『トリック』シリーズからとはいえ、こんなに前作以前からパクッていーんでしょうか??もともと、今までドラマとして面白く出来ていたものを映画でやる意味が、お客側からはないと感じるんですけどけど!600円くらい返して欲しい!コミカルな部分料から引いて…。レイトだったのがまだしも救い!
2006年06月11日
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期待を上回りはしませんでした!(キッパリ)観に行くならほどほどに期待して観に行ってくださいね。<あらすじ>死神が落とした一冊のノートを拾った夜神月(やがみらいと)。それが、名前を書いたものを死に至らしめるデスノートであることに気づいた彼は、凶悪犯を裁く使命に目覚めた。世界中で起きる犯罪の犯罪者の名前を次々にデスノートへ書き込み、殺していく月は、ネット上でいつしか「キラ」と命名されるほど、世の中に定着した人間になるが、一方で、世界随一の名探偵、通称「L」は、奇策を用いて、犯人が世界中のうち、日本の関東地方に潜伏していることを見抜き、彼をじわじわと追い詰めていく。●見どころなんといっても、「L」!!すっごく原作の「L」と似てマス。彼の強烈なキャラは映画でも健在で、相変わらず捜査しながらおやつ(甘いものオンリー)を間断なく食べまくってます(^^)。板チョコにパフェにケーキ、果ては角砂糖をたくさん口に含みつつ紅茶を飲んだり!あと、角砂糖を白いのと黒いのを交互に積んでいって、倒れたらそれらをやっぱり紅茶にぶち込み、しゃぶっていたチュッパチャップス(みたいな棒アメ)で丁寧にかき混ぜたりとかもしてました(^^;また、串に、ケーキやエクレア、シュークリームにバームクーヘンなどをどんどん刺して、「オリジナル串スイーツ」を制作し食したら、出来がよかったのか、警察官チームのリーダーにもおすそ分けしたりもしてました(欲しい!^^)「L」のシーンでは、彼の一挙手一投足にクスクス笑いが起きていたのが面白かった♪●ちょっと気に入らない点原作にはいない、秋野詩織というオリジナルキャラクター。主人公月の幼馴染役です。中の人はとっても美人なんですが、ちょっとなんだかなぁ…。男っ気の強い映画だから、ヒロインがいないと…ってことだったのでしょうけど、表情に乏しくて演技もイマイチだったので、ただでさえ風当たりの強いオリジナルなせいか、余計に辛い目で見ちゃいました。幼馴染どころか、ほとんど恋人みたいな役だったからかなー?月好きではない私でも(L派デス)、(なんじゃい)となってしまい…(^^;ちょっとテンポに乗り切れない感じがあったんですが、それでも、やっぱり観に行っておいて良かったな♪冒頭の台詞とずれてますねー…。序盤から中盤までは、原作から予想していた域をそれほど出ず、終盤はオリジナルな展開に。南空ナオミという原作では少ししか出ないキャラクター(クッションマムが原作を読んでいるとき、最後まで実は生きていると信じていた…)が活躍していました。キラを追跡している捜査本部の活躍はあまり目立たなかったかも。これは原作と変わりません(^^;前編で少し登場したミサという人物が、後編でのキーパーソンになることを予感させつつ終了。「L」に会いに(? )なら、もう一回観に行ってもよいかも
2006年06月11日
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スパイク・リーの映画は、売人男が収監されるまでの1日を描いた『25時』に続き2作目の鑑賞になりました。『インサイド・マン』。なんでこんなタイトルになったのか、納得できるのは映画の最後。(気づく人は気づくんでしょうけど)3人の仲間を引き連れ、クライブ・オーウェン演じる犯人が、マンハッタン信託銀行を、数十人の客を人質にしてたてこもり、凄腕刑事と渡り合うストーリー。これだけだと、なんだかハリウッドのB級映画っぽいですね~。でも、そこはスパイク・リー、様々な人物の思惑が絡み合う、複雑な展開になっていて、テンポもいいし、めちゃくちゃスリリングでした。しかも、スパイク・リーの映画って、彼にこだわりがあるのかセンスがあるのか、単にクッションマムと好みが合うだけなのかはわかりませんが、とにかく音楽がステキ。『25時』では、テレンス・ブランチャードが音楽を担当していたようですが、こちらも、映画そのものより音楽の方が感動的だったくらいに美しくて感動的で、情熱を感じるものでしたし。スパイク・リーは『25時』でもそうでしたが、ニューヨーク派とでもいうのか、主な舞台はニューヨークが多いみたい。(「You cannot stop New Yorker」(お前はニューヨーカーをやめられない)、という、たまたま街で見かけた落書きをそのまま映画のワンカットに組み入れていました。)そのくらいニューヨークを愛する監督なのかもです。彼自身はアフリカ系アメリカ人らしいですが、現実問題としてある人種差別を色々な場面でさりげなく入れています。そういうのを皮肉っているんですよね。作品中刑事が黒人の男に向かって「(差別されることはあっても、)普通にタクシーには乗れるだろ」というと、その黒人が「でも運転手は東洋人だ」なんて口答えしてみたり…。監督が白人だったら差別主義入ってるな~と感じちゃうところ。それを何となく笑って許せてしまいたくなるんです。好きな監督のうちの一人になりつつあります。
2006年06月11日
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見た!見たけど一人で見るんじゃなかった!!思い出すと寒気…。ソウやソウ2のような、痛そうだったりえぐかったりはしません(ほとんど)。でもコワイ。見えない何かを人間が本能的に恐れてしまう時の怖さ。<序盤のあらすじ>ソーン夫妻に子供が生まれた。だが、子供は死産であり、体を痛めたソーン夫人は二度と子供を生めないと宣告されてしまう。ソーン氏は、出産に立ち会った神父に、母親を失ったある新生児を実の子供として育てるよう勧められた。子供はダミアンと名づけられ、病気ひとつせず健康に育っていく。だが、ダミアンの誕生日パーティーの時、彼の乳母が首吊り自殺をしてしまったことをきっかけに、ソーン夫妻の周囲に不穏な出来事が続発する。ソーン夫妻はダミアンを連れて教会へ赴こうとしたことがあった。近づくにつれ、ダミアンは苦痛の叫びをあげ、ソーン夫人に暴力を振るい家にとってかえすまで暴れていた。またある日、動物園で彼はオリの中のサルがみんな怯えていることを指摘する。彼が母親とその場を去ろうとすると、サルたちがオリのガラスを叩き割る騒動を起こした。そのようなことが続くうちに、ソーン夫人は息子のダミアンに不信感を抱く。精神科の受診をし始めるが、ますます息子について深く悩むようになってしまった。ホラーなのであらすじはあんまり書けないのですが、とにかく本気でビクつくシーンが4・5回はありましたよ(>
2006年06月06日
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是枝裕和監督は、クッションマムがなにげに憧れる監督だったりしますなぜなら知的かつハンサム過ぎないナイスミドルだから!『誰も知らない』で、インタビューを受ける監督や、授賞式で柳良君と仲よさげに言葉を交わすシーンとかを見て、さりげないカッコよさが滲み出てる気がするんですよねー(^^)『花よりもなほ』は江戸幕府5代将軍徳川綱吉の御世が舞台で、赤穂浪士の仇討ちも少し絡んできます。<あらすじ>主演の岡田准一演じる青木宗左衛門(宗左さん)は信州の道場の長男で、父親を殺された仇を討つため、情報収集をしながら江戸の貧乏長屋で暮らしている。下手人の情報を得つつも、なかなか本腰を入れて仇討ちに取り掛かれないまま、寺子屋で読み書きを教えて生計をたてる日々が続いた。同じ長屋に住むおさえやその息子と親しくなり、彼等と接するうちに、復讐心と仇討ちの義務感がいつか和らいでいく。それだけで生きていくことが自分の生き方なのか、それしか殺された父親に報いる術はないのか、疑問を持ちはじめ、葛藤する。そんなある日、仇討ちモノの芝居で仇役を演じることになった宗左さんだが、それにヒントを得て、彼は本当の仇討ちにも一芝居打ち、利用することを思いつく。進むべきか進まざるべきか迷っていた宗左さんの出した答えが、そこにあった。・・・淡々とストーリーが進行していくものの、ところどころの会話の楽しさなどがあり、退屈しません。長屋に住む人々が、おさえやその息子以外にも個性豊かで、生き生きと暮らす様が楽しく、ラストはしみじみと爽快。悪人らしい悪人は出てこないので、勧善懲悪のべたべたな時代劇とは違います。仇討ちモノでも、最近向けの新鮮さ。仇討ちを仇討ちで返していたら、きりがない。捨てきれない恨みをもてあます苦しみも、それをそっとわきに置く心の広さを持てればなんとかなる。日々の周囲との温かい交流が、復讐よりもずっと大事だと気づけさえすれば何とか出来る。そういうメッセージを受け取りました。
2006年06月04日
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もう一度観に行きたいなぁ~・・・。ラストで、トム・ハンクス演じるロバート・ラングドンが、ひとり真実の欠片をつかみその断片を埋めに疾走し、最後の最後にそこへ到達するまでのシーンが忘れられない。ハンス・ジマー(リドリー・スコット監督とよく組む作曲家。『キングダム・オブ・ヘブン』では、「ヴィード・コル・メウム」という曲をボードワン4世の葬送曲として、『ハンニバル』のサウンドトラックであるにも関わらず使用していました)の荘厳なメロディーがあんまりにも、美しかったせいかもしれません。賛否両論あるのは分かっていますが、大作だからといって妙な偏見を持たず、虚心で観てみると、結構好きになれるところはあるな~。って感じ。また観るべきか観ないほうがいいのか~。悩む・・・。
2006年06月04日
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★★★★☆星4つ!中谷美紀んの体当たりで、女性を捨てた(ある意味では捨ててませんが)演技に脱帽!帽が脱げますよ(^^;撮影中は監督ともめたとのことですが、すったもんだあっただけのことはある作品に仕上がったんじゃないでしょうか?(その体験記を本にしちゃう辺りはウ~ン・・・??)序盤は片平なぎさに笑い・・・中盤はクドカンに引き・・・終盤は光ゲンジに唖然・・・クッションマムでも知ってる超有名人たちがつぎつぎと出演する中でも、主役の中谷美紀の存在感は薄れず、むしろ引き立っていました。原作はとにかくダークで救いようのない物語だったけれど、コミカルでメルヘンな演出のために、笑ったりほろっときたりシュン・・・となったり、忙しくて飽きが来ませんでした(^^)監督が、原作を思う存分アレンジしたというか、料理しちゃったというか。中島カラー全開の面白さ。まじで見て損しません。面白すぎでした♪
2006年06月04日
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