冒頭の言葉「刑事ジャック・モ―ズレ― 刑事バッジ227 これが最後の証言になる ダイアンに伝えたい 彼等は君の所へ来て、何が起こったか言うだろう。だがそれは、本当に起きたことじゃない。ダイアン、本当に何が起こったのか、知って居て欲しい 俺は 良いことをしていたんだThis is Detective Jack Mosley, Shield number 227. I guess this will be my last will and testament. This is for Diane. Now, they're gonna come talk to you and they're gonna tell you things. But what they tell you isn't really what happen. So Diane, I think you should know what really happened. I was trying to do a good thing」.衆人環視の中立てこもる誰か(犯人)を包囲する警官たちのモノクロ映像に、この台詞が被る。 そしてカラ―画面に変わり、しょぼくれた主人公ジャックが登場。「非番だ」と言って最初頼まれた仕事を断ろうとするジャックからは職業意識やら責任感というものは全く感じられない。目が死んでいるのだ。そんな彼の目が突然変わる。バーに入って相棒の刑事から囚人の正体を知った時だ。逃がして去る方がよっぽど楽な道だった。だがジャックは敢えて困難な道を選ぶ。16ブロック先の裁判所まで、同僚さえも味方ではない普通の町中を通って、囚人を護送する道だ。 追跡のプロである刑事の方が圧倒的に数が多く、計器も使える。一方ジャックは警官を撃ったとしてすっかり悪者扱いだ。圧倒的不利な状況にあるエディとジャックが、ぎりぎりの所で相手を思いやる所に感動し、相手の先を読む心理戦に息着く間もない。物語と映画の時間がほぼシンクロするリアルタイム進行で展開に無駄がない。いい枯れ具合のウィリスと、軽いノリのモス・デフのコンビもいい。