原題は「 hostages to fortune」。これに一語を加えれば、「give hostages to fortune」となり、「いつ失うかわからないものを抱え込む」という意味になり、しばしば「妻子をもつ=家庭を築く」事を意味する。結婚するだけならば、二人は既に第二作で結婚している。だが、誰かが加わり、或いは去り、または状況が変わった時にも、家の屋台骨がぐらつかない―そんな家族になるまでには、長い年月や辛い経験が必要だった。そして本作のラストで、やっと二人は、本当の意味での家庭を築く事ができた。口煩い母親をうっとうしがっていたはねっ返り娘が立派な母親になり、喧嘩っ早かった少年が家族を守ろうと奮闘する父親かつしっかりした家長になるまでを見届けられて本当に良かった。