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March 28, 2017
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みなさん、こんばんは。雨降って寒かったですね。雪が降ったところもあったとか。もう3月なのに。
今日と明日はクリスチアナ・ブランドの生んだ名探偵、コックリル警部のシリーズを紹介します。

ジェゼベルの死
Death of Jezebel
クリスチアナ・ブランド
訳恩地三保子

第二次大戦が終わり、帰還軍人のためのモデルハウス展が企画される。アトラクション劇に出演する女優イゼベルに、一通の脅迫状が届く。「イゼベル・ドルー、お前は殺される」。果たして華々しく劇の幕は上がる。期待と興奮のうちに見守る観客の中には気遣わしげなコックリル警部の顔も見えた。公演を前にした三人の出演者に不気味な死の予告状が届いていたのだ。照明が舞台上の塔を照らし出したとき、イゼベルの体は力なくバルコニーから落下した。

 クリスチアナ・ブランドのコックリル警部シリーズ第4作。よれよれコートで指先には煙草の色と匂いがしみついている、「一足先に生まれて来たコロンボ刑事」みたいな外見の彼が、探偵役となって事件に挑む。私はこれが初見だが、この話の前に起こった事件で有名になったらしく、地元のビッド部長刑事や警官から「あなたがあのコックリル警部ですか?」と驚かれる場面が度々登場する。だが、

「これはまた。あのコックリル警部で?あのスワンズメア村での砂道にからまる事件を解決なさった、コックリル警部で?ピジョンズフォードの首きり事件てのもありましたね?」「ヘロンズ・パーク病院の麻酔薬事件もでしょ」「そうでした。あの時は運がついておいででなかったでしたな。いや、そういった時ってものがあるもんでして。」




 誰もが見ている舞台の上で「誰が、どうやって殺したのか?フーダニット&ハウダニット」がミステリの主眼。但し推理の上で有利な点が一つ。動機に関しては、かなり確信に近いものが一つだけ。イゼベルは純粋な青年将校が恋する女性と別の男性との現場を彼に見せて、自殺に追い込んだ過去があったのだ。旧約聖書に登場し、城門から突き落とされ、馬で踏まれた上、遺体は犬の餌となるという非業の死を遂げる悪女ジェゼベルとヒロインの名前をかけているのだから、被害者の人柄も知れようというもの。あら、これは逆に犯人候補が多くて大変だ!

 貧乏役者のアール・アンダーソン、お母さんべったりのジョージ、その母チャリティ、ビッチレイと呼ばれるベッチレイ、おつむの足りない女の子の典型のようなパーペチュア、名前を何度も間違えられるブライアン、シュガーダディことエドガー・ポートなど、それぞれひと癖ありそうな人々がコックリル警部補の前に現れて隠していた裏の顔を剥かれていく。それぞれの人物描写がブランドらしく皮肉っぽくて、根っからの善人なぞ一人もいない。こんな人間観察鋭い作家に睨まれたら、誰もが本性を見透かされそうだ。



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最終更新日  March 28, 2017 12:10:47 AM
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