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思い出したように古い新聞を引っぱりだしてきて......^^;09/03/05,Daily Yomiuriの記事です。’A translator's work from Abe to Zen’というタイトルのこの記事には、Juliet Winters Carpenter氏の広範な仕事が紹介されています。(以下、内容)同志社女子大の教授である彼女は、阿部公房、宮部みゆき、乃南アサといったところから、若い禅僧、野々宮馨の「食う寝る座る(永平寺修行記)」にいたるまで、多彩な翻訳をしています。彼女はまた「サラダ記念日」の翻訳者でもあり、司馬遼太郎「最後の将軍」の翻訳者でもあります。彼女はお父さんの仕事の都合で11歳で初めて日本に来、東京や京都に住みました。しかし、彼女の日本への興味を決定づけたのはアメリカでの高校時代でした。夏の特別プログラムで、神戸生まれの翻訳者として有名なEdwin McClellanを迎えて日本文学についての講演が行われたときのこと。We watched 'The Seven Samurai'. We had koto concerts. It was a full-blooded introduction to all different aspects of Japan, and I was hooked.このときの経験が彼女を日本にはまらせたということです。恐るべし、「七人の侍」!(笑)そして彼女は、サイデンスティッカー教授のいるミシガン大学へ進む道を選びます。このカーペンター氏の最近手がけている仕事が、「坂の上の雲」の翻訳です。司馬遼太郎の英訳は多くないそうですが、「坂の上」はWilliam Naffという人が手がけていたのだけれど、惜しくもこの人は2005年に亡くなってしまったということ。その仕事とは別途に進められる彼女たちの仕事は、チームを組んで2012年の完成を目指しています。カーペンター氏は、日本人は司馬遼太郎が読めてしあわせだ、と言います。文庫で8巻あるこの作品を、わたしもやっと2巻目を読んでいます。(ちょっとずつしか進んでない。^^;)明治20年代の正岡子規や秋山兄弟の青春を、司馬遼さんは見てきたように(笑)書いてくれています。司馬さんの望まなかったこの作品のテレビ化が実現しますが、テレビに騙されることのないように、司馬遼氏の生テキストをすなおに読んでみたいと思っています。でも、こんな遅いペースだと、テレビに押されてしまう。(汗)
2009.09.27
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これはGRなのに読みにくかったです。寝転がって読めてこそGRなのに。最初は、財産分けがどーのこーのという話が長々つづいてイヤになるけど、対照的な性格の二人の姉妹のラブストーリーに入るとおもしろくなります。何がどうなって?とか込み入ったところは分かりにくかったのですが、DVDを買ったものだから、とにかく最後まで読みました。DVDの邦題は「いつか晴れた日に」。本のほうの邦訳は「理性と感性」とか「分別と多感」とか、いろいろあるみたいです。感情を表に出さない姉と、痛々しいくらい感情をストレートに出してしまう妹を対照させた小説です。映画では「高慢と偏見」の登場人物とオーバーラップする人物たちがありましたが、妹のほうは、「高偏」の末娘と少しかぶります。(GRでは、こちらの妹のほうがずっと魅力的でした)映画のほうの妹もきれいでとてもよかったです。映画と小説はいつも少し違うけど、映画の最後は泣けました。原作はどうなんだろう?と思うけど、でも、手ごわそうで、手は出せません。^^;DVDはアマゾンのカスタマーレビューを見て買う気になりましたが、「100回見た」というそのレビューは信じてよかったです。(笑)わたしも何回も見ます!(^O^)/
2009.09.22
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BSのを録画してたのを見ました。77年の作。バレエ映画です。原題は The Turning Point。愛を取るかバレエを取るか、っていうターニングポイントがテーマなのでしょう。何をしたいのかって聞かれて、Just to dance. と答える新しい世代のエミリアのバレエが美しくて、見る者は酔いしれてしまいます。(バレエなんてほとんど見たことないので、きれいなのにびっくりした)Leslie Browneという役者さんで、ほんとのバレリーナです。当人がヤケ酒で酔っ払って、そのまま舞台に出て踊る場面がかわいかったです。
2009.09.15
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村上龍氏が8日付けでニューヨークタイムズに、日本の政権交代についてのOpinionを寄稿したというニュースを見て、さっそく読んでみました。http://www.nytimes.com/2009/09/08/opinion/08murakami.html?_r=1&scp=1&sq=ryu%20murakami%20japan%20&st=cseOur news media have been dispatching reporters to ask men and women on the street what they hope for from the new administration. Citizens lean into the microphone and answer with simple honesty: “I want them to improve the economy” or “beef up social security” or “solve the unemployment problem.” But the melancholy expressions on their faces belie their stated expectations. 街頭でインタビューされた人々はいろいろな期待を語っているのだけど、言葉とは裏腹にかれらの表情はじつは期待してないんだよ、とはっきり語っている。Deep down, we all know this. That’s why the gloomy expressions on the faces of Japanese on the street haven’t changed. But this does not mean we are on the verge of decline or decay. We’re merely experiencing the melancholy that any child goes through as adulthood approaches.だけど、これは何も衰退や腐敗を意味してるのではなく、単に政治が陳情だった幼稚な日本の政治が、大人になるときを迎えているのだ、ということ。龍さん、カッコイイ!と思ったら、これは日本語を翻訳したものでした。^^;でも、論旨は分かりやすく、やっぱりかっこいいです。
2009.09.09
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お久しぶりです。仕事+プライベートで、怒涛のような夏でした。まだ、気持ち、4分の1くらいゾンビ入ってる感じです。^^;英語はほぼ1ヵ月半くらいブランクがありました。でも、また新しい気持ちでがんばります!これは、繁忙期を慰めてくれた、ありがたい1冊です。以前、英語字幕でこのDVDを見たのだけど、え゙ーーー、こんな話だったのかー!って、またもマヌケな感想です。9月に入って時間ができたので手持ちのDVDをもう一度見ましたが、映画よりGRのほうがカラッとした感じです。GRだから原作のよさが分かるかどうかは疑問だけど、主人公の好感度が高くて、この作品が人気のあるのももっともだと思いました。ブリジットは自然体でストレート。失恋しても、空想の中で元カレと会話をしたのが今日は何分って、日記に記録してたりして、それはかわいらしいし、デジタルでけっこう自分を客観化してる感もあります。その元カレは、映画ではヒュー・グラントで、「ノッティングヒルの恋人」で演じた純情な青年とは正反対の役柄。セッソーもないが、悪気もない、って性格。突然take offしちゃった、スットンキョーなママや、その恋人も、ぜんぜん屈折してなくてストレートです。こういう登場人物たちはもしかして作者の投影?わたしは自分自身が屈折した人間だと思っているので、(笑)GRはさわやかでとっても楽しかったです。
2009.09.08
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