Dream in English

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

nodoka-maru

フォローする

65 10分に短縮すべきです。

< 新しい記事

新着記事一覧(全664件)

過去の記事 >

2011.04.03

（以下すべて、ネタバレです）

音もなく真っ暗な世界で、いったいどうやって？と思って読みましたが、けっこうそれは一面的な考え、偏見かもしれないという気がしました。

サリバン先生と出会う前のヘレンも、戸外が好きで植物の成長を楽しんだり色んな遊びをしていたし、

よく知られている water の発見以降は、お母さんが心配するくらい熱心に勉強を始めたし、ヘレンは無邪気といっていいくらい前向きな活力のある少女でした。

視力聴力以外の、触覚・嗅覚・味覚のほかにも、ヘレンはバイブレーションで周囲の気配を感じていました。

水泳をよろこんだことや、自ら書いた物語を盗作と疑われたときは、サリバン先生も伴わず単身盲学校へ行って（いったいどうやって行ったのかは分かりません）申し立てをしたこと、
さすがのサリバン先生もそれは無理だからやめたほうがいいと引き止めた「話す」ことへも挑戦したこと。

サリバン先生とヘレンは一心同体のようになって苦楽を共にしていましたが、
ヘレンがそのふたりの生活の資を自分たちで得ようとしたことでした。

ヘレンは vaudeville (軽演劇）と呼ばれるショーに先生とふたりで出て出演料を稼ぎました。

先生もお母さんも見世物みたいだと賛成ではなかったけれど。

ヘレンはまた stubborn （頑固）でもあって、ハーバードの妹校のようであった Radcliffe を卒業するのが悲願でした。
（映画「ラブストーリー」の女の子が行ってた学校です）

点字の本もほとんどなかったでしょうから、人手を借りずには勉強できないヘレンにとってこれがどれだけ大変なことだったか！
彼女は病気になって、心配したお母さんにサリバン先生と引き離されそうになりました。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

Last updated 2011.04.03 21:53:57
コメント(4) | コメントを書く

[Books] カテゴリの最新記事

Kane & Abel 2011.09.08
A Tale of Two Cities 2011.02.06
Persuasion 2011.01.26

■コメント

私も同感です！！

パッション。さん

私もヘレンは昔から尊敬する人物の一人でした。
障害を持っていてもたくましく前向きに生きていけるというその人生に私もたくさん考えさせられました。
何も障害を持ってない私が不満を持って生活するのが恥ずかしくなるくらいに‥
ヘレンのような偉大な方を模範にすると人生もよい方向へと進む気がしますね。 (2011.04.18 02:28:05)

返事を書く

Re:私も同感です！！(04/03)

nodoka-maru さん

パッション。さん
こんにちは。コメントありがとうございます。

＞障害を持っていてもたくましく前向きに生きていけるというその人生に私もたくさん考えさせられました。

わたしはこれを読んで自分の先入観のようなものに気づかされました。

まだまだわたしの目を開かせてくれる人がたくさんいそうです。（ほんとに見えてるのかという疑問が。^^;）
(2011.04.20 00:41:43)

返事を書く

私も読みました→Re:Who Was Helen Keller?(04/03)

NUGPOT1986 さん

こんにちは。
私もこの本を読みました。
実は少し前にこのブログを読ませていただき（ネタバレは読まず）購入、読了しました。
おっしゃる通りの感想を私も持っています。
自分自身はまだまだと痛感させられました。何かあれば、この本のことを思い出して切り抜けられるかです。
また、現在後輩達の指導を色々としていますが、こちらもサリバン先生に指導方法を教えられた気がします。まさに真摯そのものです。
本文のレベルが英語のつたない私にも一気に読めるぐらいだったのでnodoka-maruさんに感謝します。
ヘレンケラーには「物が見えないより、ビジョンが見えない方が余程よくない」というような名言があると、別の本で読みました。偉人はいい事言いますね。
それではまた、良書紹介してください。 (2011.07.16 08:59:24)

返事を書く

Re:私も読みました→Re:Who Was Helen Keller?(04/03)

nodoka-maru さん

NUGPOT1986さん

コメントありがとうございます。

＞ヘレンケラーには「物が見えないより、ビジョンが見えない方が余程よくない」というような名言がある

ヘレンは物心ついたらもう目が見えなかったので、それがハンディだというような意識がなかったのでしょうか。そういうことがハンディだと思うのはこちらの偏見だと思い知らされた１冊でした。

当方更新が滞りがちですが、これからもどうぞよろしく！
(2011.07.18 20:55:25)

返事を書く