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SUPER AGURI F1 TEAMがSA07をメルボルンで発表成功裏に冬のテストプログラムを終了したSUPER AGURI F1 TEAMの鈴木亜久里チーム代表とドライバーの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンだが、今日、チームはオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキットのF1パドックで2007年シーズンを戦うSA07を発表した。SA07は、昨年チームが急遽準備した初めてのF1カーであるSA05の開発プロセスの延長として作られたニューマシンだ。誕生からわずか15ヶ月のチームにとって、新車導入は重要な一歩でもある。SA07はチーフデザイナーのピーター・マックールが率いるSAF1チームのデザイン部門とホンダの栃木研究所が8ヶ月をかけて共同開発したものだ。ウインターテストでは数々のデザインコンセプトを検証し、ホンダが開発した新しいパワートレーンの信頼性向上のためのテストを行ってきた。新しいホンダのホモロゲーションエンジンによって、SAF1チームのパワーと信頼性は大きく前進する。これによってチームのパフォーマンスは向上し、新ルールと安定性重視のこの時期にコンペティティブなエンジンが登場することになる。カーボン・ギヤボックスもホンダから提供されるパッケージのひとつで、重量配分がよりフレキシブルに行えるようになり、統合性も改善される結果、信頼性も向上するというメリットがある。FIAのクラッシュテストはSA07の開発過程における大きなチャレンジとなった。ノーズボックスのデザインを大幅に変更しなければならなかったし、リヤ中央のディフューザーのデザインにもエアロダイナミシストが頭を痛めることになった。リヤの衝撃構造がダウンフォースに与える影響を最低限に抑える方法を見つけるために、チームは研究に膨大な時間を費やした。その結果、V8エンジンが生む空力効率とブリヂストン・ポテンザタイヤのコンビネーションが効率の良いリヤのダウンフォースを生み、これが2007年のチームのカギを握る要素となった。SAF1チームはウインターテストで新しいブリヂストン・ポテンザタイヤの特徴を示す多くのデータを得ており、これにより2006年よりも準備が整った体勢でレースに挑むことができる。2007年シーズンを前にこのような良い一歩を踏み出したSAF1チームは、精鋭のみの戦いが許されるF1の一員として確かな地位を築き上げることを目指す。向上した信頼性とタイヤへの深い理解、そして2007年ルールの下での空力への挑戦がSUPER AGURI F1 TEAMのカギを握る力となるだろう。鈴木亜久里 チーム代表「ウインターテストの期間はSUPER AGURI F1 TEAMにとってとてもいいものだった。SA07の新しいパーツの信頼性の評価など、予定していたことはほとんど終えることができた。時間と予算の関係でできないこともたくさんあったが、それを考えても、ここメルボルンに持ってくることができたマシンにはとても満足している。琢磨は1シーズンをSAF1チームで過ごした経験があり、チームの理念やスタイル、そしてスタッフのことも良く理解している。ニューマシンがあれば、今年はもっと結果を出すことが出来るだろう。アンソニーはHRF1チームで5年間テストドライバーを務めた経験があるので、その豊富な経験を活かしてくれると思う。F1ではまだ3レースしか経験がないが、マシンの技術面を評価する知識と経験を持ったドライバーなので、いいパフォーマンスを見せてくれると思う。去年の今頃は、まだグリッドに2台のマシンを並ばせるために奮闘していた。初めての年で、チームにとってはすべてが新しい経験だった。今年はシーズン前に準備を行うことができ、チームの誰もがスタートを待ちきれない気分でいる。ぼくは琢磨とアンソニーが再び共に働き、SAF1チームで彼らの最高のパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしているし、シーズン開幕戦からポイント獲得を目指す。シーズン末にはグリッドの中程にマシンが並ぶようにしたいというのがぼくの目標であり、これは現実的な目標だと思っている。また、このスタートの段階からファンの皆さんがぼくたちに声援を送ってくれることを願っている」
2007.03.14
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ミハエルはチームマネージメントの仕事に関心を持つかもしれないという、彼のマネージャー、ウィリー・ウエーバーの発言以来、周囲にはそんなウワサが流れている。 もちろんこれは、この15年間でミハエルのいない初めての年となる今シーズンに先駆けて、ウエーバーが彼の“お得意様”を少しでも目立たせようと企んで巻き起こした話かもしれない。しかし、ミハエルの弟、ラルフ・シューマッハーもかつて同様のことを示唆したことがある。 ミュンヘンのアーベントツァイトゥング紙に対しウエーバーが語ったところによれば、ミハエルならチームを自ら作るよりも既存のチームを買収することに興味を示すだろうし、2006年に現役を退いた今、トロロッソを買収して新たな挑戦に取り組もうとしている可能性があるという。トロロッソの共同オーナーであり、レッドブルの創業者であるディートリッヒ・マテシッツがチームへのさらなる資金調達先を探しているのは周知の事実で、トロロッソを売却して第1チームのレッドブル・レーシングのことだけに専念したい考えでいるとのウワサも出ている。トロロッソの株は現在、マテシッツとゲルハルト・ベルガーのふたりが50%ずつ所有している。「億万長者に連絡を取って、第2チーム買収の話をする可能性もないとは言えない」とウエーバー。「推測にしかすぎないけれど、ミハエルがレースチームを買収する姿は想像できるよ」 一方、当のミハエルはCEOジャン・トッドの“スーパー・アシスタント”役に指名されており、今季からフェラーリで新たな船出を迎えるものと見られてきた。最新型マシンのステアリングを握る可能性は将来的にあるかもしれないが、ドライバーとして復帰する可能性はまずない。それだけに、チームマネージャーとしてトラック上での成功を再び築き上げたいと考えていてもおかしくはない。 しかし引退以来、“家族との実りある時間”を楽しんでいるとよく語っているミハエルが、F1という過酷な世界にまた戻りたいと考えているのか、疑問は残る。
2007.03.13
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フォード・モーター・カンパニーは12日、傘下のスポーツカーブランド、アストン・マーチンの売却を正式に発表した。売却先は2008年からF1参戦予定のプロドライブ代表、デイビッド・リチャーズをはじめとした投資集団で、売却額は4億7900万ユーロ(約1087億円)。 これまでフォードがブランドのひとつとして所有してきたアストン・マーチンは、近年アストン・マーチンDBR9によるル・マン24時間などでのモータースポーツ活動(活動を請け負っていたのがリチャーズ率いるプロドライブ社)をはじめ、映画007シリーズでのボンドカーの提供など、再びスポーツカーのトップブランドとして積極的に活動してきていた。 昨日からウワサに上がっていたプロドライブによるアストン・マーチン買収だが、今回発表されたフォードからのリリースによれば、買収を行ったのはプロドライブ代表としてのリチャーズ、そしてアストン・マーチンのコレクターで、アストン・マーチン・レーシングの後援者でもあるジョン・シンダーズ氏、クウェートに本拠を置くアディーム・インベストメントという投資会社の合資集団とのこと。 果たして、今回の突然の買収劇は2008年のF1参戦に向けてプロドライブが動いたものなのか、それとも何か別の動きがあるのだろうか……? いずれにしても今回の動きにより、来年の開幕戦のグリッドに「アストン・マーチンF1」が並ぶ可能性が出てきたと言っても過言ではないだろう。
2007.03.12
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AT&TウイリアムズF1チームは2日、2007年シーズンを戦うニューマシン、FW29をチームのヘッドクォーターで公開した。また、今回の発表に合わせてこれまで噂に上がっていたレノボとのスポンサーシップも発表されている。 新たなタイトルスポンサー、AT&T、また新たにスポンサーとして発表されたレノボのロゴが目立つFW29は、テクニカルディレクターのサム・マイケルによれば「FW28からのゼロキールを引き継ぐもので、サイドポッドの空気導入口の改良、2006年に経験したエンジンおよびエキゾースト周辺の信頼性の向上、デッキの空力の向上などが挙げられる。また、シーズン序盤の3レースでも十分に冷却性能を保つことができるチムニーダクト、より細くなったエンジンカバー部がFW28とは異なる。マシン後部では、より軽量になったピラーがリヤウイングのドラッグを減少させ、また、FIAの耐衝撃基準にも適合している」と解説する。 チームオーナーのフランク・ウイリアムズは、「昨年は我々にとって決して良い年ではなかった。しかし、ウイリアムズF1チームは冬の間ハードワークを重ねてきた。我々は今季、新しいパートナーであるAT&T、レノボ、そして豊富な技術陣とともに新しいスタートを切る」と捲土重来に向けた意気込みを示した。 このFW29を駆るレースドライバーは、ニコ・ロズベルグとアレクサンダー・ブルツだ。また、テストドライバーのナレイン・カーティケヤンと中嶋一貴のうち、カーティケヤンは主にテストブログラムを、中嶋はいくつかのグランプリで金曜日のテスト走行を受け持つということだ。 なお、今回の新車発表に合わせ、ウイリアムズF1チームのホームページアドレスがhttp://www.williamsf1.comからhttp://www.attwilliams.comに変更されている。
2007.02.02
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約半年さぼってました。そして復帰のきっかけをみつけれずにいました。これを気に少しでも更新していければ…今年もいい年でありますように。
2007.01.01
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トヨタモータースポーツ有限会社(以下TMG)とウィリアムズF1(以下ウィリアムズ)は、この度、3年間のエンジン供給に関し、契約を締結したことを発表した。この契約締結で、2007年シーズンから、ウィリアムズは、トヨタ製エンジンを搭載する。 ウィリアムズは、パナソニック・トヨタ・レーシングと同じスペックのエンジンを使用する。両チームは、レースでは切磋琢磨し、レース外では緊密に協力し合うことで、大きな恩恵を受けることになる。岡本一雄:トヨタ自動車(株)取締役副社長「2007年からウィリアムズへエンジン供給出来ること、そして歴史があり、F1スピリットに溢れたチームと一緒に仕事が出来ることを嬉しく思っている」ジョン・ハウエット:TMG社長「ウィリアムズへのエンジン供給社として選ばれたことを喜んでおり、彼らとの関係強化を期待している。両チーム共に、自身の性能を向上させる為に、お互いを比較ベンチマークとして活用し、そして先頭グリッドを獲得すべく競い合えることを楽しみにしている」フランク・ウィリアムズ:ウィリアムズチーム代表「この契約締結は、ウィリアムズのF1挑戦への礎石になる。トヨタは設定した目標を達成することに定評を持った、印象的で注目に値する企業である。我々は、最強の競争力を得る為に努力しており、トヨタの支援が得られることを誇りに思う」
2006.07.27
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元ミナルディのボス、ポール・ストッダートが、2008年のF1世界選手権へのエントリー申請を行ったことが明らかになった。 ミナルディチームはレッドブルに買収され、今年スクーデリア・トロ・ロッソとして参戦している。ストッダートは、2年後に新ルールが導入されれば、“ヨーロピアン・ミナルディF1”の名を復活できるかもしれないと考えている。 ストッダートは、ロイターに対し、F1復帰に対して強い気持ちを持っていることを明かしている。彼は、プロドライブやGP2チームのARTグランプリといった強力なライバルが登場するだろうことは承知しながらも、2008年の最後の1枠を確保したいと考えている。 ミナルディのファクトリーも、2005年型マシンも、レッドブルに売却してしまったものの、ストッダートは自身が所有するヨーロピアン航空のイギリスの本拠でチーム運営を行い、昨年序盤に使用したミナルディマシンをベースにエントリーすることを考えている。「私は、ヨーロピアン・ミナルディF1リミテッドとしてエントリーを提出した」とストッダート。「現在参戦しているF1チーム以外では、我々が最も有利な立場にいる。昨年メルボルンで走らせたマシン(PS04B)があるし、チームも設備もある。今後の展開を見守りたい。実現できないかもしれないが、今、私はどうしようもなくF1が恋しいんだ」
2006.03.29
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独自シリーズ立ち上げをちらつかせてきたグランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション(GPMA)だが、所属する5チームすべてが、2008年のF1世界選手権へのエントリーを申請した。 FIA会長マックス・モズレーが、2008年F1へのエントリー締め切りを3月31日に設定したが、これに先立って、GPMAの5チーム、BMWザウバー、ホンダ、マクラーレン・メルセデス、ルノー、トヨタがエントリーを申請したことが明らかになった。 GPMAは、3月27日付けで次のような声明を出している。「GPMAに所属する5チーム(BMWザウバー、ホンダ・レーシングF1、マクラーレン・メルセデス、ルノーF1、トヨタF1)は、2008年FIA F1世界選手権へのエントリー申請を提出した」「各チームは、FIAが(エントリーを)受理し、2008年レギュレーションの最終決定のためFIAとの間で協議が開始されることを期待している」 先週パリで行われた世界モータースポーツ評議会において、2008年のエントリー受け付けが今月末で締め切られることが決定し、GPMAの対応に注目が集まっていた。 既に2008年以降のF1へ関与する立場を取っていたチームは、フェラーリ、ウイリアムズ、MF1、レッドブル、トロ・ロッソ、スーパーアグリの6チームで、この時点では残りの枠は6チーム分だったが、さらに少なくても2チームが新規参入を目指していると見られている。また、締め切り後のエントリーも認められるが、レギュレーション決定に対しての発言権はなくなると、モズレーが示唆していた。 モズレーは、将来的にコストをさらに厳しくコントロールすることを狙っており、GPMAは徐々に彼の技術面のビジョンに対しては同調する態度を見せてきているようだ。しかし、5チームはF1から得られる収入の増大を望んでおり、新コンコルド協定にサインする条件にはこれが盛り込まれてはいるものの、まだチーム側の要求する条件までには達していない。「GPMAのメンバーは、団結し、今後も全株主の利益のため、このスポーツの向上に寄与していく」と声明には書かれている。「GPMAと商業権所有者との交渉は大きく前進してきているが、協議は今後も続けられる」 メーカー側は、CVCがSLEC買収の意向を発表して以来、F1の将来の商業面についての話し合いは“大きく前進している”とコメントしている。
2006.03.28
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ウイリアムズは、チーフデザイナーのヨルグ・ザンダーが“個人的な理由で”チームを離れると発表した。 元BARのチーフエンジニアだったザンダーは、昨年9月にウイリアムズチームに加入した。その際にチームは、彼が「FW28の開発において下される重要な決断をリードする」と共に、「会社の技術責任者たち全員と連携」して、テクニカルディレクターのサム・マイケルの直属で働くことになる、と述べていた。「これは純粋に個人的な理由によるもので、ほかに裏の意味があるわけではない」。ザンダーの離職について尋ねられたウイリアムズのスポークスパーソンは、ロイター通信にそう語った。「彼は、家族と共にドイツに戻ることを望んだ。サム(マイケル)は、私たちの確立している技術的な組織は強力なので、彼が離脱しても、短期間においては十分耐えられると信じている」
2006.03.27
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富士スピードウェイ株式会社(代表取締役会長:齋藤明彦 以下、富士スピードウェイ)はフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)の開催権利等を管理するフォーミュラ・ワン・アドミニストレーション(会長:バーニー・エクレストン氏 以下、FOA)と、F1日本グランプリを2007年10月に富士スピードウェイで開催することで合意した。 富士スピードウェイは1966年に開業し、世界でも有数の超高速サーキットとして約40年にわたり、スポーツカー、ツーリングカー、フォーミュラカーなどによる数々の国際・国内レースを開催してきた。F1についても、日本初開催となった1976年、翌1977年と2回の開催実績があり、2007年の開催は30年振りとなる。 富士スピードウェイは2005年に施設を全面リニューアルし、世界最新のサーキットとして国際自動車連盟(FIA)が定める、F1開催に必要な「グレード1」ライセンスを既に取得済みである。
2006.03.24
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2006.03.23
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優勝 G.フィジケラ(ルノー)2位 F.アロンソ(ルノー)3位 J.バトン(ホンダ)4位 J-P.モントーヤ(マクラーレン)5位 F.マッサ(フェラーリ)6位 M.シューマッハー(フェラーリ)7位 J.ビルヌーブ(BMWザウバー)8位 R.シューマッハー(トヨタ)9位 J.トゥルーリ(トヨタ)10位 R.バリチェロ(ホンダ)11位 V.リウッツィ(トロ・ロッソ)12位 C.アルバース(ミッドランド)13位 T.モンテイロ(ミッドランド)14位 佐藤琢磨(スーパーアグリ)R N.ハイドフェルド(BMWザウバー)R S.スピード(トロ・ロッソ)R 井出有治(スーパーアグリ)R C.クリエン(レッドブル)R M.ウェーバー(ウイリアムズ)R D.クルサード(レッドブル)R N.ロズベルグ(ウイリアムズ)R K.ライコネン(マクラーレン)
2006.03.19
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2006.03.17
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ここ5年間、何度かピンチヒッターを務めた以外は、レースシートから遠ざかっていたアレックス・ブルツ。もう一度F1でレースをしたいという情熱は、まだ薄れてはおらず、その忍耐がいずれ報われることになるかもしれない。2008年からディレクシブによるチームで走ることになるのではとの憶測が高まっているのだ。 オーストリア出身のブルツは、2006年シーズンにはマクラーレンからウイリアムズへ移籍したが、マクラーレンとのつながりはいまだにある。特に顕著なのは、ディレクシブという共通のスポンサーを持っていることだ。モナコに本拠を置く日本企業のディレクシブは、モータースポーツへの関わりを急速に拡大しており、昨シーズンはGP2のドライバーたちを支援し始めた。マクラーレンの「Bチーム」計画とのつながりをウワサされ続けているが、特にマクラーレンの新車MP4-21のサイドポッドにロゴが入ってからは、ますますその憶測が強まっている。 ブルツにもスポンサードを行っているディレクシブは、モータースポーツへの関わりを、F1やGP2だけでなく、F3やフォーミュラ・ニッポンにも拡大しており、将来は新たにF1チームを率いることになるのではとのウワサがささやかれている。ただし、2008年より前にそれが実現する可能性はまだ低い。トップカテゴリーであるF1を統括しているコンコルド協定があと2年で変更されることになっており、少なくとも表面上は、新興のプライベートチームの参入が今より容易になりそうだからだ。そうなれば、ディレクシブのスポンサードとマクラーレンの援助を受ける新チームが、多数の新規参入チームのひとつとなることも考えられる。たとえばプロドライブも、その時点までエントリーを遅らせることを決めているようだ。 芳賀美里氏が率いるディレクシブでは、元ベネトンのPR担当だったジュリア・ブルツがアドバイザーを務めている。ジュリアは、ベネトン時代にブルツと知り合い、現在は妻となっている。ブルツはもともとドライバー候補になると見られていたが、ジュリアが関わっていることでいっそう、選考の際に筆頭にあげられるのではないかという憶測が強まっている。 2008年のF1シーズンが始まるときには34歳になるブルツだが、彼は非常に有能な開発ドライバーであることを証明してきており、それゆえマクラーレンで長年働き、今年からまたウイリアムズで働くことになった。そして、ファン-パブロ・モントーヤの代役として出場した昨年のイモラで、3位を獲得したことから証明されたように、今でも手堅いレースパフォーマンスを発揮することができる。というわけで、GP2やF3やFニッポンからF1へ飛び込んでくる若手ドライバーと組ませるのに、ブルツは理想的な存在となりそうだ。しかし、ブルツは、そのようなことを考える必要が出てくるのはずっと先のことだと述べている。「(チームがF1参戦を)先延ばしにするのはもっともなことだ」とブルツはオーストリアのクライネ・ツァイトゥング紙に対して語った。「今は、F1チームの運営には3億ドルかかるけれど、2年たてば、たったの1億ドルですむようになる。それだけでも、待つ価値があるだろうと思うよ」
2006.03.16
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本日、佐藤琢磨は日本のアパレルブランド、デサントを新しいパーソナルパートナーとして発表いたしました。 このパートナーシップ提携により、来る2006年秋・冬そして2007年春・夏にかけて行われるスポーツウエアキャンペーンのイメージキャラクターとして佐藤琢磨が起用されることになりました。このキャンペーンはデサントの核となる製品ライン、プロフェッショナル・アスレチックスポーツウエアとトレーニングウエアを焦点に展開されます。 提携発表について佐藤琢磨は「デサントさんのようなすごいメーカーさんと一緒に働けることになってとてもうれしいです。デサントさんは品質と高性能なスポーツ用品に対する大きな評判を得ていますし、それはまさに僕がトレーニングのために必要なことです。今年後半、新しいコレクションのために一緒に働くことを楽しみにしています。」とコメントしました。 また、デサント代表取締役社長 田尻邦夫氏は「世界中でも偉大なF1ドライバーの一人、佐藤琢磨選手とパートナーシップを提携することができとてもうれしいです。私たちは選手に高機能でスマートな製品を供給していきます。また、これらの製品が確実に選手のフィットネストレーニングに有用であり、大きな活躍に貢献することと信じています。今年彼と一緒に働けることをとても楽しみにしておりますし、このシーズンが選手にとって良いF1シーズンとなるよう願っています。」とコメントしました。 この提携は、初回契約期間1年終了後にさらに延長が可能なものです。 佐藤琢磨にとってF1での4回目のシーズンがまさに始まったばかりで、今年はイギリス・リーフィールドを拠点とする誕生したばかりの全日本のチームSuper Aguri F1から参戦しています。(佐藤琢磨プレスリリース)
2006.03.15
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マクラーレン・メルセデスのロン・デニス代表は、同チームがF1でセカンドチームを運営することもありうると認めた。ただし、既存のマシンやパーツの使用がレギュレーション上、可能になれば、というのが条件のようだ。 2006年シーズンを前に、バーレーンで報道陣に対して語ったデニスは、よそでデザイン・製造されたシャシーの使用を許可するという、FIAが提案している変更が導入されれば、マクラーレンが2チームを運営する可能性をもっと検討できるようになるだろう、と述べた。 現行のルールでは、各チームは他のコンストラクターで製造されたマシンを使用してF1に参戦することは禁止されている。ただしこれは、長いことチーム間で争いの種となってきているルールだ。スクーデリア・トロ・ロッソの新車STR01は、親会社であるレッドブルが2005年にレースで使用したRB1と驚くほどそっくりだ。「既存のマシン全体、もしくは一部を(別のチームが)翌年に走らせることについて、何が許されて何が許されないのか、はっきりしてもらわなくてはならない」とデニスは語る。「それがはっきりすれば、私たちもその方向に動く気になるだろう」「私たちは古いファクトリーを大々的に刷新した。まったく新鮮で、現在F1で戦っているいくつかのチームよりも、多分いい施設に出来上がっている。この投資は、セカンドチームを走らせるという選択肢を可能にするために行われたものだ」 マクラーレンはこれまでに何度も、セカンドチームの運営に乗り出すのではと言われてきた。一番最近では、チームのスポンサーを務めているディレクシブがGP2のデイビッド・プライス・レーシングと契約を結んだ際に、このチームが将来、マクラーレンの“ジュニアチーム”になるのではないか、という憶測が生まれた。チーム・ドバイの名の下にセカンドチームが走るのでは、という説も2004年に取り沙汰されていたが、この計画は実現に至らなかった。
2006.03.14
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ロス・ブラウンは、フェラーリが新しいテスト日数削減案の同意書にサインしたと語った。この合意は、フィオラノでのテストが半日とカウントされることで、使い方によっては他チームの倍のテスト日数を得ることができるという、フェラーリにとっては非常に有利な形の内容となったようだ。 フェラーリは以前より、地元のコースで可能な限り多くテストを行いたいという意向があり、それがテスト回数削減に関する討議の中では最大の障害となっていたが、フェラーリがフィオラノでテストする場合は半日とカウントされることとなった。これはフェラーリにとっては非常に大きな意味を持つ。というのも通常のテストで2台で走らせるよりもむしろ、彼らとしては一度のテストで1台のマシンを走らせたいからである。 今回新しく策定された同意書では、テストの日数を36日と取り決めている。だが、それぞれのチームはホームトラックを指定することができ、そこでテストを行う場合には、テスト日数を半分としてカウントすることができるようになっている。イギリスを拠点とするチームはシルバーストンをホームトラックとして指定、そこで行うテストの回数を半分にすることができるが、実際には彼らはそこでテストを行うことはそう多くは無い。そのため、フィオラノで主にテストを行うフェラーリにとってはその点でも有利である。 フェラーリが同意書に対するスタンスを緩和したもうひとつの理由は、2つの大手チームがブリヂストンユーザーとなり、フェラーリのタイヤ開発に関する負担が減少したことにある。「ご存知のとおり、昨年は我々が唯一のブリヂストンユーザー(タイヤ開発における)であった。そのため同意書に合意することは我々にとって非常に難しいものであった」とブラウン。「だが状況は昨年と変わり、トヨタとウイリアムズがブリヂストンユーザーとなり、タイヤ開発プログラムに貢献してくれている。それにより我々の状況はかなり改善された」「我々にとってはフィオラノの扱いに関して受け入れてもらうことが必須だった。昨年は容認されなかったが今は受け入れてもらえている。我々は常にフィオラノでテストを行っているのでこれだけは譲歩することが出来なかった。解決策は皆無と思えたが、話し合う時間があった。その後、パトリック・ヘッドとニック・フライが代替案を持って我々のもとにやってきた。内容は我々が望んでいた以上のものだった。それで我々も許容することができたのだ」「我々としては日数ではなく、2台トータルの走行距離を制限することが最善の策だと考えていたが、彼らは譲歩案を我々に提案し、またフィオラノは半日としてカウントするということを容認してくれた。我々はフィオラノで走らせるのは1台でよい。もしそれが通常通り1日としてカウントされるのであれば、フィオラノで走るたびにテストの1日を捨てなければならなかっただろう。だから彼らは、フィオラノでのテストを半日としてカウントすることを容認したのだ」「この条件は全てのチームに適用される。もし彼らが1台のマシンで1つのサーキットでテストをするのであれば、それは半日としてカウントされる。フィオラノの扱いを容認してくれたのが、我々が解決策を見出すことができた理由だ。中には我々がフィオラノを使用することをやめるべきだと主張するチームもひとつあったがね。もちろん我々はその意見に賛同するわけはない」 ロスはそのチーム名を直接は明かさなかったが、彼のヒントからすれば、そのチームは明らかにマクラーレンであったようだ。
2006.03.13
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優勝 F.アロンソ(ルノー)2位 M.シューマッハー(フェラーリ)3位 K.ライコネン(マクラーレン)4位 J.バトン(ホンダ)5位 J-P.モントーヤ(マクラーレン)6位 M.ウェーバー(ウイリアムズ)7位 N.ロズベルグ(ウイリアムズ)8位 C.クリエン(レッドブル)9位 F.マッサ(フェラーリ)10位 D.クルサード(レッドブル)11位 V.リウッツィ(トロ・ロッソ)12位 N.ハイドフェルド(BMWザウバー)13位 S.スピード(トロ・ロッソ)14位 R.シューマッハー(トヨタ)15位 R.バリチェロ(ホンダ)16位 J.トゥルーリ(トヨタ)17位 T.モンテイロ(ミッドランド18位 佐藤琢磨(スーパーアグリ)R 井出有治(スーパーアグリ)R J.ビルヌーブ(BMWザウバー)R G.フィジケラ(ルノー)R C.アルバース(ミッドランド)
2006.03.12
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Pos. No. Driver Car Time Lap Tire 1 5 ミハエル・シューマッハー フェラーリ248F1 1'31"431 20 BS 2 6 フェリペ・マッサ フェラーリ248F1 1'31"478 20 BS 3 12 ジェンソン・バトン ホンダRA106 1'31"549 23 MI 4 1 フェルナンド・アロンソ ルノーR26 1'31"702 20 MI 5 4 ファン-パブロ・モントーヤ マクラーレンMP4-21・メルセデス 1'32"164 20 MI 6 11 ルーベンス・バリチェロ ホンダRA106 1'32"579 26 MI 7 9 マーク・ウェーバー ウイリアムズFW28・コスワース 1'33"006 20 BS 8 15 クリスチャン・クリエン レッドブルRB2・フェラーリ 1'33"112 25 MI 9 2 ジャンカルロ・フィジケラ ルノーR26 1'33"496 20 MI 10 16 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーF1.06 1'33"926 24 MI 11 17 ジャック・ビルヌーブ BMWザウバーF1.06 1'32"456 11 MI 12 10 ニコ・ロズベルグ ウイリアムズFW28・コスワース 1'32"620 10 BS 13 14 デイビッド・クルサード レッドブルRB2・フェラーリ 1'32"850 12 MI 14 8 ヤルノ・トゥルーリ トヨタTF106 1'33"066 11 BS 15 20 ビタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソSTR01・コスワース 1'33"416 13 MI 16 21 スコット・スピード トロ・ロッソSTR01・コスワース 1'34"606 10 MI 17 7 ラルフ・シューマッハー トヨタTF106 1'34"702 7 BS 18 19 クリスチャン・アルバース ミッドランドM16・トヨタ 1'35"724 6 BS 19 18 ティアゴ・モンテイロ ミッドランドM16・トヨタ 1'35"900 4 BS 20 22 佐藤琢磨 スーパーアグリSA05・ホンダ 1'37"411 6 BS 21 23 井出有治 スーパーアグリSA05・ホンダ 1'40"270 6 BS 22 3 キミ・ライコネン マクラーレンMP4-21・メルセデス No Time 2 MI 17位~22位までは、第1セッションのタイム11位~16位までは、第2セッションのタイム1位~10位までは、第3セッションのタイム 、周回数は全セッションを通した周回とする。
2006.03.11
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マクラーレンは8日リリースを出し、エミレーツ航空との間でスポンサー契約を結んだことを明らかにした。今週末のバーレーンGPからマシンの前後ウイングにそのロゴが貼られることになる。 この契約は、今週末の開幕戦バーレーンGPから有効となり、マシンのフロントウイングとリヤウイングにエミレーツ航空のロゴが大きく飾られる。また、キミ・ライコネンとファン-パブロ・モントーヤのレーシングスーツにも貼られることになる。 エミレーツ航空会長のシェイク・アハメッド・ビン・ザイード・アルマクトゥーム殿下は次のように述べた。「フォーミュラワンは、世界中の何百万もの人々から支持されており、我々エミレーツのブランドをさらに広く認知できるものである。マクラーレン・メルセデスのような名門チームのパートナーになれたことをうれしく思い、彼らのこれからの成功を願っています」 マクラーレンのロン・デニス代表もこの契約について喜びを語った。「今日の発表は、来たる2006年シーズンのはじまりに向けて我々チームにとって非常に刺激的なものとなった。エミレーツ航空のようなグローバルな企業が、我々とパートナーを組むことにより相互に利益があると認めたことを誇りに思う。これからはじまるシーズンを、良い形でスタートすることができる」 マクラーレンは先日もジョニー・ウォーカーとの間で新たな契約を結んだが、ウエストの抜けた穴は完全に埋めることができなかったと言われていた。しかし、今回のエミレーツ航空とのパートナーシップによりその不足分を補うことができたのかもしれない。エミレーツのロゴは、フロントとリヤのウイングの目立つ部分に大きく飾られることになる。
2006.03.08
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今シーズン末にレッドブル・レーシングとの現行の契約が切れるデイビッド・クルサードが、来季の残留を強く希望している。来季はエイドリアン・ニューエイが一から携わったマシンを走らせることになるからだ。 クルサードは、マクラーレンを離れて2005年シーズンからレッドブル・レーシングに加入した。昨年レッドブルは、その前年度に総合2位に輝いたBARホンダに、わずか4ポイント差のコンストラクターズ選手権7位と健闘している。 レッドブルでの2年目のシーズンを目前にクルサードは、1月にマクラーレンから同チームへの移籍を果たしたトップデザイナー、ニューエイによってアドバンテージがもたらされるのを見たいという。 ニューエイは、フェラーリ・エンジン搭載の新車RB2の初期設計に携わることはできなかったが、マクラーレンとウイリアムズの両チームで優勝マシンを創出してきた彼なら、この一年の間にもレッドブルの競争力アップに貢献してくれるものと期待がかかっている。クルサードは、ニューエイが新車の製作を監督する2007年にぜひチームにとどまっていたいという。「エイドリアンはさまざまなF1優勝車の製作に携わっており、そのマシンの合計優勝回数は100回を超える」とクルサードは、BBCスポーツの取材に対して答えた。「だから、必要な材料と支援さえ差し出せば、彼は競争力あるパッケージを作り出してくれるはずだ」「2007年、エイドリアンの影響力が強く及んだレッドブルに残れることを願っている。もちろんエイドリアンが仕事をしてきた諸チームのすべての成功が彼のおかげだったわけではないが、その車の設計は彼によるものだ。しかしそれは一人の努力では叶わない。周りを固めてくれる仲間がいてこそだった」「しかし僕はそこに現状改善を期待せずにはいられない。それこそが投資の裏にある論理だ。2~3カ月のうちに僕らはその影響力を感じ始めるだろうが、もちろん来年が最大のステップの年になるのだろう。彼が完全に設計するパッケージが導入されるわけだからね」
2006.03.07
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ディレクシブは3月5日、鈴鹿サーキットにおいて、今年のモータースポーツ活動を正式に発表した。今年は昨年に引き続きスーパーGT、GP2に継続参戦。さらにフォーミュラ・ニッポンにも新規参戦することになった。 また、イギリスのデビッド・プライス・レーシング(DPR)とパートナーシップを組み、GP2、フォーミュラ・ニッポンに「DPR Direxive」として参戦。ディレクシブドライバープログラムは、F1のマクラーレンとパートナーシップを組み、若手ドライバーの育成を行う。さらに元F1、現DTMのドライバーであるジャン・アレジをシニアエグゼクティブディレクターとして迎えた。 アレジは「マクラーレンのロン・デニスとは以前よりずっと知り合いだし簡単に紹介できました。最初のステップとして、マクラーレンのF1カーにディレクシブのロゴを入れました。そして若いドライバーはマクラーレンテクノロジーセンターに入れますので、フィットネスやデータなどにアクセスが可能になります。素晴らしいパートナーシップだと思います」とあいさつ。DTMにはフル参戦する傍ら数回の来日を予定している。 80年代のニッサンのCカープロジェクトや90年代のマクラーレンF1 GTRなどに携わってきたプライスも「日本とヨーロッパの技術の交換ができればいい。2つのシリーズで勝てるようになる面白いチャレンジだ」と抱負を語った。基本的にはGP2を戦い、フォーミュラ・ニッポンではコンサルタントを担当する。 またマクラーレンのBチームへの関わりについては「発表ができる時期がきたときに、きちんと話をします」(芳賀美里代表)と今回は明言を避けた。 会場にはフォーミュラ・ニッポンとスーパーGTに参加する蜜山祥吾、スーパーGTに参加する谷口信輝も参加した。 発表会後、アレジはフォーミュラ・ニッポン車両をドライブ。F1引退後、久しぶりのフォーミュラカーだったが、ファンの大きな声援を受けながらドライビングを披露した。
2006.03.06
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今季F1に11番目のチームとして新規参戦を果たす、スーパーアグリフォーミュラワン。その記者発表会が4日、都内で開かれ、今季のチーム体制を発表した。会場には、ドライバーの佐藤琢磨と井出有治も登場、今季の抱負を語った。 大きな拍手に迎えられ挨拶に立った鈴木亜久里チーム代表。「間違いなくウチのクルマはバーレーンのグリッドに並ぶ、間違いなく日本のチームがF1に参戦します」と力強く語った。やるべきことはすべてやったという気持ちから、今回の発表を楽しみにしていたと話す亜久里代表は、終始笑顔を絶やさなかった。「かなりきついレースになる」と語る今季序盤戦については、レースはもちろん、まずはF1チームとして機能させることが第一。ニューマシンSA06がデビューしてからが、スーパーアグリの本当のF1レースになるようだ。 新しいチームシャツを着たドライバーのふたりが登場すると会場はフラッシュの嵐。 はじめに琢磨は「この短い期間でここまでこれたことは、本当に大変なことだということをみなさんに伝えたい」とコメント。「亜久里さんとタッグを組んで新しくやることは僕自身チャレンジング」と今の素直な気持ちを語った。ハードなスタートになることは亜久里代表からも告げられており、琢磨自身も覚悟のよう。それでも自身の経験でチームをサポート、共に一歩ずつ進んでいきたいと述べた。 井出は「テレビで見た亜久里さんに憧れてレースを始めた。ここまで一生懸命やってきて、その亜久里さんのF1チームで走れることがうれしい」と今の心境を語った。「大きなチャンスをくれた亜久里代表、みなさんのためにも一生懸命がんばって期待に応えたい」とデビュー戦に向けた豊富を語った。 発表会では、SAF1運営事務局長の秋田史氏が今季のチーム体制を発表。スポンサー、マシンカラーリングもお披露目された。また、会場にはマネージングディレクターのダニエル・オーデットも姿を見せた。 スーパーアグリのマシンは、今日イギリスから開幕戦の地バーレーンへ向けて出発した。■パートナー本田技研工業株式会社株式会社ブリヂストン株式会社ライフ新日本石油株式会社アサヒ飲料株式会社日本特殊陶業株式会社全日本空輸株式会社株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドモバイルキャスト株式会社株式会社オートバックスセブングリーンスター ホンコン リミテッドセイコーウォッチ株式会社タカタ株式会社
2006.03.05
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予想に反して、マルクス・ビンケルホックが、開幕戦バーレーンでミッドランドMF1のリザーブドライバーを務めることになった。第2戦マレーシアでは、ジョルジョ・モンディーニに交代する スイス人のモンディーニは、今季少なくとも半分のグランプリで第3ドライバーを務めると言われており、開幕戦でもドライブすると予想されていた。しかしチームの発表によると、最初にチームと契約したビンケルホックが、開幕戦でレギュラードライバーのクリスチャン・アルバースとティアゴ・モンテイロのリザーブを務めることになったという。 25歳のドイツ人、ビンケルホックは、昨シーズン、フォーミュラ・ルノー・ワールドシリーズで3位となったドライバーだ。プレシーズンテストでは、旧型EJ15の方を使うことが多かったが、いい走りを見せていた。「私たちは、これほど有望な若手ドライバー2人に、テストドライバーを務めてもらえて幸運だ」とミッドランドのマネージングディレクター、コリン・コレスは語った。「ふたりとも、非常に才能があり、有益なフィードバックができるドライバーだ。開幕に向けて、マシンを最大限に開発するのを、彼らが手助けしてくれると確信している」
2006.03.04
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1日にもF1参戦計画を明らかにするのではとウワサされたプロドライブが発表を行ったが、その内容は予想されたF1参戦についてのものではなく、英ウォリックの所有地にハイテク施設を建設予定であるというものだった。しかし、その施設が将来F1チームの拠点となる可能性については否定していない。 この日の発表では、2008年からF1への参戦を希望するといった展望は一切出なかった。プロドライブのスタッフが現地メディアに計画の概要を話したところによると、ウォリックの200エーカー(1エーカー=約1,224坪)に及ぶ敷地内に建設予定の施設は、自動車業界またはモータースポーツ業界のための主要な研究開発センターとして使用されることになるだろうという。その施設はすでに自動車の性能試験場を擁し、いくつかのテクノロジー企業――プロドライブ、マルコス、TRWの拠点として使われている。 ケニルワース近郊のその施設が完成すれば、新しいオフィス、デザインスタジオ、研究開発室、会議場が1カ所に集められることになる。最終的にそこで千人以上のスタッフが働くとなれば、現地での雇用機会にもつながるだろう。プロドライブは、その施設がイギリスの新しいF1チームの拠点となる可能性は認める一方で、彼ら自身がその新チームの中心部を成すといった点については、言及を避けている。「今回のことは伝言ゲームの典型だよ。ただ、その根拠となるものはあるがね」。プロドライブのスポークスマンは、英クラッシュネットの取材に対し、このように述べている。「少数の人々が2と2を足して10にしてしまったという感じだろう。今回の発表は、プロドライブがF1に参戦するといった裏づけではない」 現地の開発整備はその企画立案が承認されることを前提としているが、仮に認められたならば、施設はフルクラムとして知られるようになるだろう。建設は2007年初めに始まり、フルクラムの見事なオフィスビルが、そのさきがけとして最初に整備される。そこはオフィスと会議場のある複合施設となり、イギリスの自動車およびモータースポーツ産業を支える様々な団体の拠点として活用されることになりそうだ。隣接する会議場には250席の観客席が入る予定で、国際的な自動車産業のイベントを開催するのに理想的な施設となっている。 フルクラムのための計画は、敷地内にモータースポーツの複合施設を建設し、それが最終的に新しいイギリスのF1チームの拠点となる可能性を含んでいるのかもしれないが、地元の建築許可を得るには、テストコースを走るクルマが騒音を出さないことが条件となるだろう。 メディア向けの発表の中で、リチャーズは次のようにコメントしている。「イギリスの自動車およびモータースポーツ産業は、海外との競争によって、プレッシャーが増大してきている」「フルクラムが発展することにより、国内の自動車産業やモータースポーツチームが成功を収められるようなハイレベルな技術スキルとリソースを、我々が提供できるようになる。と同時に、ウェストミッドランド州への地域内投資をさらに活性化できることだろう」
2006.03.03
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ホンダレーシング・F1チームは、大手時計メーカーのセイコーと2007年までの契約延長に合意したことを発表した。また、新たにジェンソン・バトンとの間に個人契約を締結、バトンはセイコーブランドのプロモーションアップのための役割を担うことになった。 セイコーは、BAR時代の2005年からチームのパートナーに加入。今回の合意は、セイコーの新ブランドがマーケティング面において成功を得たことで、今後もセイコー製品の販売促進に向けてチームとの合意に至ったものだ。 今回の契約で、同社のロゴがドライバーのレーシングスーツに貼られることになり、今季レース中のピットストップ時のロリポップにもそのロゴが見られることになる。また、バトンのヘルメットにもそのロゴが貼られる。 ホンダレーシング・F1チームのニック・フライ代表は「私は、さらに2年間の契約更新を結んだセイコーとの関係を誇りに思う。我々は、新ブランドの新しいデザインについてもセイコーとともに取り組んでいる。ジェンソンとの関係も、同社にとって非常に価値あるものとなるだろう。今年、セイコーとともにレースで活躍することが楽しみだ」と語った。 セイコーの社長兼CEOの服部信司氏も、この契約について次のように語った。「ホンダレーシング・F1チームと再度契約を結べたことを、大変うれしく思います。私たちは、エンジニアリングに対する情熱を共有しており、マーケティングプログラムを通して強力関係をさらに築くことを楽しみにしています。私たちは、2006年のチームとジェンソン・バトンの成功を祈っています」
2006.03.02
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スーパーアグリ・フォーミュラワンは1日、短いリリースを発表し、昨年までルノーのテストドライバーを務めていたフランク・モンタニーと開幕2戦のリザーブドライバー契約を結んだことを発表した。 ここ数日、スーパーアグリのテストドライバーとして噂にあがっていたモンタニーだが、正式に発表された内容は「開幕戦から2戦に限り、リザーブドライバーとして契約を締結した」という内容だった。 リリースの中で「フランクは貴重なF1の経験と技術的な知識をチームに提供すべくサーキットでスタンバイすることになる」とモンタニーに期待を寄せるコメントが記載されているが、開幕2戦のみの契約に関する記述は一切なく、その後モンタニーに代わるドライバーが出現するのか、モンタニーがそのまま1年間テストドライバーを務めるかなどは不明のままだ。 また、金曜フリー走行でモンタニーが3台目のSA05を走らせるかどうかも不明だが、現状SA05が2台しか開幕戦に間に合いそうにないことを考えると、バーレーンとマレーシアでは純粋に「リザーブ」としての役割を務めることになりそうだ。
2006.03.01
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MF1レーシングは、3日、シルバーストンにて、2006年を戦うニューマシン、MF1・トヨタ M16を発表した。MF1はロシアのモータースポーツライセンスの下でF1にエントリーしており、F1の歴史上初めて、ロシア国籍のマシンが登場したことになる。 ミッドランド・グループは、2005年シーズンを前にジョーダンチームを買収したが、昨年はジョーダンの名前で、ジョーダンのマシンを使用してF1に参戦した。そして今年、チームはMF1レーシングの名の下で、グレイ、レッド、ホワイトに彩られたこの全くのニューマシンを走らせる。 新車発表に際し、チームのマネージングディレクター、コリン・コレスはこう語っている。「このプランを立ち上げ、予定より1年早くF1に参戦して以来、時には大変なこともあり、非常にエキサイティングな時期を過ごしてきた。しかし、こういったアップダウンを経験しながらも、我々は目標をはっきりと見定め、一歩一歩前に進み、そうしてここまでたどり着いた」「M16は、100パーセント、MF1レーシングの作品であり、我々の確固たる意志を表している。全くの新車を作り上げるために莫大な投資を行ってはきたが、世界的な自動車メーカーに対してプライベーターが挑む、そのチャレンジがどれほど大変であるか、現実的に考えてはいる」「開発の現段階において、我々は、将来F1を担うであろう若い人たちにチャンスを提供することができ、非常に喜んでいる。テクニカルディレクターのジェイムス・キーと彼のエンジニアチームがM16をデザインし、作り上げた。彼らのマシンは、今後の基礎となるものであり、引き続き開発作業は続けられる。2006年の目標は、ライバルたちと比べて、安定して、目に見える進歩を遂げていき、同時に2005年に発揮した記録的な信頼性も維持するということだ。テクニカルパートナーである、トヨタ、ブリヂストンが、変わらぬサポートを提供してくれたことで、ここまでくることができた。彼らには心から感謝したい」 今季のドライバーラインナップは、レースドライバーはティアゴ・モンテイロとクリスチャン・アルバース、テストドライバーには、マルクス・ビンケルホック、ジョルジョ・モンディーニ、アドリアン・サティル、ローマン・ルシノフが採用された。「ティアゴとクリスチャンは2005年のルーキーイヤーに素晴らしい活躍をした」とコレス。「このふたりは強力でコンペティティブなペアとなり、MF1レーシングとしてのデビューイヤーに貢献してくれるだろう。テストドライバーたちは、フォーミュラカテゴリーで成功を収めてきた者ばかりであり、彼らは立派なF1ドライバーに成長していくものと確信している」 テクニカルディレクターのジェイムス・キーはニューマシンについて、こう語っている。「M16は完全に新しいマシンだ。EJ15Bを開発して得た情報がM16の設計に役立ったのは確かだが、非常に多くの点において大きく進化したマシンだ。メカニカル面でも、空力面でも、パッケージにおいてもだ。今後の改良についても非常に自信を持っている」「我々は、あらゆる点において飛躍的に前進させ、M16を作り上げた」と語るのは、チームオーナーであるアレックス・シュナイダー。「我々のスタッフおよびパートナーたちの情熱と手腕を、非常に誇りに思う。彼らはチームの生命線である。全員がこのマシンを完成させるために必死に働いていた。これだけのやる気を維持していけるなら、来年以降は、幾度となく、さらに大きい飛躍を遂げることができるものと確信している」 M16は4日、シルバーストンにてシェイクダウンが行われ、7日からヘレスに場所を移して本格的なテストが開始される。
2006.02.03
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ルノーF1のパトリック・フォールは、今年末でタイトルスポンサーのマイルドセブンが撤退し、その後は複数の小規模スポンサーで穴埋めをするしかないだろうとの見通しを述べた。 ルノーは前身のベネトン時代から長年にわたって日本たばこ産業の支援を受けており、今シーズンでその関係は13年目を迎える。近年のF1チームスポンサーの中で、これほど長い間、同じチームのタイトルスポンサーを務めた企業は他に例がない。「2007年にタバコのスポンサーが禁止された後、その穴埋めをするのは容易ではない」と、火曜日に行われた新車発表会の後、フォールはロイター通信に対して語った。「彼らは予算のかなりの部分を賄ってくれていた。ひとつのスポンサーが簡単に彼らに取って代われるとは思えない。ただ、彼らがクルマの上で占めていたスペースを共有する形で、2つか3つの小規模なスポンサーを見つけることは可能だと思う」「基本的には、マイルドセブンに代わるビッグスポンサーを探すのは難しいだろうが、私たちが今年もいい成績を収め、2つか3つのスポンサーの相乗りを受け入れれば、スポンサーの確保は不可能ではないだろう」 伝統的にタバコ会社のスポンサーシップに依存してきたF1は、続々と新しいブランドへの移行を始めている。すでにマクラーレンは昨年でウエストとの契約を終了し、ホンダも今シーズン限りでラッキーストライクのロゴを外すことになっている。唯一の例外はフェラーリで、彼らはマールボロ・ブランドを所有するフィリップ・モリス社と2011年までの契約を更新した。
2006.02.02
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31日、ルノーF1チームは、モナコにて2006年型マシンR26を正式に発表した。ルノーはこのマシンでダブルタイトル防衛を目指す。 すでにR26は今月10日にヘレスでコースデビューを果たし、その後もテストが進められているが、この日ようやく正式発表の日を迎え、世界中から集まったメディアの前でお披露目された。 ルノーF1のチーム代表、パトリック・フォールは、R26の発表に際し、次のようにコメントした。「ルノーF1チームにとって、2006年のテーマは“継続”である。今年は、マネージメント陣にも、ドライバーラインナップにも、テクニカルチームにも変更はない。ビリー-シャティヨンとエンストンの両スタッフは、2006年にも安定したパフォーマンスを発揮できるよう、全力を尽くしてきた。パフォーマンス上の目標はただひとつ。シーズン終盤に世界選手権を争うポジションにいることだ」「グリッドにつくどのチームもそうだが、2006年も(昨年同様)、成功できるかどうかは、どれだけうまく変化に適応できるかにかかってくる。新たなV8エンジンの導入によって、信頼性とパフォーマンスの微妙なバランスを見つけることが、より重要となってくる。2005年は、この点については我がチームはうまくやれたわけだが、これについてはテクニカルパートナーのエルフと共に取り組み、ここまでのところ、RS26の出来には非常に満足している。タイヤレギュレーションが再び改正されたために、ミシュランもまた新たなチャレンジに直面している。今年はミシュランにとってF1での最後の年となるわけだが、我々のテクニカルチームとより一層緊密な作業を行うことにより、勝利の年にすることができると確信している」 今季、レースドライバーは、昨年のチャンピオン、フェルナンド・アロンソとジャンカルロ・フィジケラのラインナップを継続、サードドライバーにはヘイキ・コバライネンを起用している。アロンソはすでに2007年のマクラーレン移籍を決めており、ルノー最後の年となる今シーズン、タイトル連覇を狙う。
2006.02.01
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30日、ブリヂストンの2006年モータースポーツサポート計画発表会の中で、F1へのサポート体制が発表された。今季ブリヂストンがタイヤを供給する5チームが正式に発表され、注目のスーパアグリF1も晴れてタイヤ供給を受けることとなった。 スーパーアグリF1は、昨年の11月1日の参戦記者発表の際に、チーム代表の亜久里が、タイヤはブリヂストンにお願いしたいと語っていたが、先日FIAから正式にエントリーが認められ、今回BS側からも正式に供給が発表されたことで、ようやくオールジャパン体制の足場が固まった。 スーパーアグリのほかには、フェラーリ、トヨタ、ウイリアムズ、ミッドランドが供給を受ける。ブリヂストンにとっても今回の発表は大きな意味があるようで、ウイリアムズとトヨタが加わったことでトップチームが3チームとなる。タイヤ開発の面でも「データ量は当然3倍になったが、質は3倍以上になっている」とブリヂストンタイヤ開発総括責任者の浜島裕英氏。 昨年は実質フェラーリだけがタイヤ開発を行う状況で、フェラーリともどもタイトルを失ってしまったが、今季はこの5チームとともにタイトル奪還を目指すことになる。
2006.01.31
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27日、イギリス オックスフォードのチーム本拠で、ウイリアムズF1が2006年型マシンFW28の発表を行った。 ブルーとホワイトのカラーリングのマシンと共に、レースドライバーのマーク・ウエーバーとニコ・ロズベルグ、テストドライバーのアレックス・ブルツと契約を発表されたばかりのナレイン・カーティケヤンの4人が、この日初めて揃って紹介された。 FW28は、サム・マイケル、チーフエアロダイナミシストのロイック・ビゴワ、チーフデザイナーのヨルグ・ザンダーという新たなデザインチームによる初めての作品である。マシン製作の上で大きなポイントとなったのは、今季からエンジンはコスワース、タイヤはブリヂストンというニューパートナーと手を結んだこと、そして新たなテクニカルレギュレーションが導入されたことの2点。最大の変化は、エンジンが2.4リッターV8に変更されたことであり、パワーの低下を埋め合わせるべく、空力の効率性を高めることを、FW28の基本デザインの条件とした。また、予選が3つのパートに分けて行われる方式に変更になったこととタイヤ変更の復活も、デザインのアプローチ上で重要な意味を持った。 チームのテクニカルディレクター、サム・マイケルは次のように語った。「FW28は以前のウイリアムズのデザインから、大きくかけ離れたものとなった。それは、空力効率の向上を目指したこと、ブリヂストンタイヤ、そしてコスワースV8エンジンへの変更によるメカニカルなチャレンジによるものだ。このマシンをデザインするのは非常に興味深かった。今後2006年に行われる開発作業でもそれは変わらないだろう」 コスワースのCEO、ティム・ルーティスは今季への期待をこう語っている。「エンジンレギュレーションの大幅な変更が決定して以来、慎重な楽観論を持ちつつ、非常にエキサイティングになるであろう2006年のF1シーズンに向け準備を進めてきた」「CA2006 V8は、昨年11月に初めてウイリアムズFW27Cに搭載され、以来、7000kmを超える距離を走行してきた。ウイリアムズとコスワースは共にここまで進歩を遂げてきており、我々のパートナーシップは、今シーズンの競争力へとつながるものと期待している」 チームは発表会に先立ち、カーティケヤンのテストドライバー契約、飲料メーカーのバッテリー、インドのTATA、日本のモバイルキャストといったスポンサー契約も発表している。 チーム代表のフランク・ウイリアムズはこう語る。「いかなる基準から見ても、今年のスタートは強力な形で切れたといえるだろう。FW28には我々の全力が注がれており、ドライバーラインナップも活性化させ、強化した。幸運にも、多数の新たなパートナーを迎え入れることもできた。パートナー各社は、今年我々がライバルたちと積極的に戦っていけるという信頼を置いてくれている」 FW28は31日、バレンシアにて本格的なテストが開始される。
2006.01.30
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27日、モバイルキャストがウィリアムズF1チームのスポンサーにつくことが発表された。 ウイリアムズF1チームは2006年の新車発表会を前に、新たなスポンサーとして日本のモバイルキャスト社がついたことを発表した。(写真:モバイルキャスト社長の赤池英二氏) 東京に本社を置くモバイルキャスト社は、ブルートゥースなどの先進技術をビジネスとしており、多くの顧客を抱えているが、その技術とブランドを世界に発信するためのプラットフォームとしてウイリアムズを選ぶことになった。今後、同社のロゴがウイリアムズのマシンFW28のリヤウイングやノーズコーンに見られるようになり、またこの提携によって、同社の製品がウィリアムズブランドで発売されることになる。 モバイルキャスト社は、F1チームへのスポンサーによりマーケティング面で利益を得ることになり、さらにチームの無線システムに同社のワイヤレス技術が生かされることになる。 モバイルキャスト社は井出有治のマネージメントによりスーパーアグリF1となんらかの形で結びつくものと予想されたが、ファンにとって今回の発表はその噂をさらに複雑なものにした。同じ日に正式エントリーを認められたスーパーアグリF1だが、ドライバーは近日中に発表されるとしており、今回の契約でF1との関係を強めた同社の動きは今後も気になるところ。 なお、本日現地時間で午後よりウイリアムズF1チームの新車発表会が行われることになっている。
2006.01.29
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ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を希望していたヤクルトの石井弘寿投手(28)が28日、神宮球場のクラブハウスで今季の米球界移籍を断念し、ヤクルトに残留することを表明した。 石井弘は27日に多菊善和球団社長と話し合ったことを明らかにし、「『申し訳ない。次は絶対に行かせる』と言っていただき、1年ヤクルトでお世話になることにした」と語り、来季の移籍を目指す意向を示した。契約更改は済ませておらず、春季キャンプは自費参加となる。 石井弘は一昨年オフに同社長が1年後の移籍を認める約束をしたことから、昨季終了後に移籍容認を要求。球団側は古田敦也監督就任によるチーム事情の変化を理由に拒み、石井弘は約束違反として法的手段を検討するとしていた。
2006.01.28
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スーパーアグリF1のエントリーを正式に認めたことがFIAから発表された。これにより、チームが2006シーズンのF1に参戦できることとなった。 日本のファン、そして鈴木亜久里にとって、待ちに待った瞬間がやっと来た――。FIAは1月26日付けで「保証金の支払いが完了し、各チームからの参戦への了承も得られたことでFIAは、スーパーアグリの06シーズンへのエントリーを認める」と発表。ようやく鈴木亜久里による日本チームが発進することとなった。 FIAの発表にも「金額の支払いが確認され」とあるようにスーパーアグリが当初エントリーリストに載っていなかったのは、保証金の支払いが間に合わなかったためと言われている。エントリーが受理されなかった直後からチームはレイトエントリー申請をすることを表明し、各チームへの了承および資金確保を行なうとしていた。 現在F1に参戦中の全チームから参戦への了承が得られたのは05年の12月下旬。それから保証金の支払いが完了したことをチーム側が明らかにしたのは06年1月の中旬で、「FIAからの発表が13~15日の間にあるかと思っていた」としていることから、それよりも前の10日前後には払い込みが完了していたと見られる。 スーパーアグリはホンダのV8エンジン、旧アロウズのシャシーを現在の規定に合致するように改良したものをオリジナルマシンが完了するまでは使用すると言われているが、開幕のバーレーンまでには問題なく準備が整うと亜久里は言っている。「各チームの了承が得られたことに感謝してる。近々、顔を合わせることになるけど、いまから楽しみ。今チームは全力をつくしてバーレーンのグリッドにつけるように準備をしている」。 気になるドライバーに関しての発表はまだないが、佐藤琢磨が第1ドライバーとなるのは濃厚で、これまで井出有治、松浦孝亮、山本左近、アンソニー・デイビッドソンの名が上がっていた。 しかし、松浦はスーパーアグリのIRLプロジェクトでのドライバー継続が発表され、デイビッドソンもホンダの第3ドライバーとなることを発表。現状では、イギリスのファクトリーでシート合わせをしたと伝えられる井出有治が有力と見られる。
2006.01.27
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一部でウワサされていたとおり、ミッドランドF1レーシングはマルクス・ビンケルホックが2006年シーズンを通じて同チームのテストドライバーを務めることを明らかにした。 F1とスポーツカーで活躍した亡きマンフレート・ビンケルホックの息子マルクスは、12月にヘレスでMF1レーシングのテストに参加し、チームのマネージングディレクター、コリン・コレスとチームクルーに強い印象を与えた。ただ、その時点ではニッキー・パストレリがサードドライバーに決まっていたため、ビンケルホックのみならず、テストに参加した他のドライバーにも、意味のあるポジションに納まれる可能性はほとんどないと思われていた。 ところが、ここへ来てビンケルホックが2人のレースドライバー(12月の‘公式’エントリーリストに名前が載っていたクリスチャン・アルバースとティアゴ・モンテイロになるものと思われる)と共にテストの仕事をシェアし、いくつかのGPでは金曜のプラクティスにも参加することが明らかにされた。チームによれば、完全な詳細は後日発表されるという。「クリスマス前のテストで、マルクスは優れた能力を発揮した」と、コレスは述べている。「彼はF1マシンをすぐに乗りこなして見せたし、今年の私たちの開発プログラムに大いに貢献してくれるだろう」 ビンケルホックとパストレリの2人がミッドランドのプログラムにどのように組み込まれていくのかは不明だが、ビンケルホックが「いくつかのGPで」金曜のセッションに参加すると明言されたことから、パストレリにもまだいくらか可能性が残っているのは間違いないようだ。報道によれば、パストレリはスポンサーシップに関して何らかの問題に直面しているらしい。
2006.01.26
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Honda Racing F1 Teamは、2006年F1世界選手権にジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロの新しいドライバー・ラインアップで戦う参戦マシンを今朝、スペインで発表した。Hondaチームとして、1968年以来の発表であり、Hondaのモータースポーツ史に新たな歴史が刻まれることになった。 Hondaの新しいチャレンジとレースチーム運営の強化を示すように、チームはバリチェロとバトンの2台の新車RA106を揃え、2人が同時にテストを行うことを可能にした。イギリス ブラックリーを拠点としたオペレーションセンター、イギリス ブラックネルにあるホンダ・レーシング・ディベロップメント、日本にある本田技術研究所のリソースがひとつとなり新型RA806Eエンジンを搭載したRA106は誕生した。 RA106の車体カラーは Hondaが1964年にF1デビューを果たして以来受け継がれているHondaレーシングホワイトを基調としたカラーリングとなっている。また、車体には、2006年シーズンもタイトルスポンサーを継続するLucky Strikeブランドが施されている。
2006.01.25
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フェラーリは、24日、ムジェロにて、2006年型マシンの発表会を行った。ニューマシンの名称は“248 F1”だ。 このマシンは、今月16日にすでに、ミハエル・シューマッハーの手によりシェイクダウンされている。この際はスポンサーロゴのついていないプレーンな赤のカラーリングだったが、今回公開されたマシンにはスポンサーロゴが入れられている。 だが、カラーリングに驚かされるような点は特になく、今シーズン限りでフェラーリを去るボーダフォンのロゴがサイドポッドに飾られ、最近発表されたスポンサー、マルティニ&ロッシのロゴが新たに加わっている。メインスポンサーのマールボロのロゴもペイントされているが、もちろんタバコ広告規制のあるレースではこのロゴを飾ることはできない。 発表会当日は、ジャン・トッド、ロス・ブラウン、パオロ・マルティネッリなどが記者会見を行うと共に、シューマッハーがナンバー5のついたマシンをドライブした。
2006.01.24
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今季ウイナーズサークルへの復帰を目指すフェラーリが、アルコール飲料メーカーのマルティニ&ロッシ社とスポンサー契約を結んだ。 マルティニブランドの赤、白、ブルーのカラーは、かつてテクノ、ブラバム、そして短期間ではあるがロータスのF1マシンを飾ったことがある。また、マルティニはパワーボート、スポーツカー、ラリープログラムのスポンサーとしても知られ、4輪レースでは70年代にはポルシェ、80年代にはランチアを支援した。その後、同ブランドの特徴的なストライプはアルファロメオのツーリングカーやフォードのラリーカーでも見られたが、シングルシーターレースの頂点への復帰は1979年以来となる。 クリスマス前にボーダフォンとの離別が発表されて以来、フェラーリに関しては数多くの一流ブランドとのスポンサー契約がウワサされており、マルティニとの契約はそれが実現した最初のケースとなる。マルティニ&ロッシはチームのメインスポンサーであるフィリップモリス社からマシンの広告スペースを“賃借”する形になる(ボーダフォンも同様の形態だったようだ)と考えられるが、その独特のカラーがニューマシンのF2006にどのような形で取り入れられるかについては、今のところ明らかにされていない。「マルティニ・レーシングはトップレベルのモータースポーツにおいて35年以上の経験を有している。そして、その経験がアルコール飲料メーカーとモーターレーシングの難しい関係についての総合的な理解をもたらしてきた」と、マルティニ・レーシングのディレクター、ロバーロ・ファーニス‐ローは述べた。「フェラーリは歴史上最も印象的で名高いレーシングカーをいくつも作ってきた。F1において彼ら以上にマルティニの個性とキャラクターをよく反映しているチームは他にはない」
2006.01.23
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マクラーレン-メルセデスの2006年型マシンMP4-21が、23日、バルセロナにて初めて姿を現した。ステアリングを握ったのは、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサだ。 デ・ラ・ロサは午前9時15分、ガレージを離れ、MP4-21のインスタレーションラップを行った。2台目の新車が登場するのは、2月13日からスタートするバレンシアテストになる見込みで、それまでは暫定型MP4-20も併用してテストを行う。23日はデ・ラ・ロサとゲイリー・パフェットがテストを担当、ファン-パブロ・モントーヤは火曜と水曜、キミ・ライコネンは木曜と金曜に登場する予定だ。「今日MP4-21のステアリングを握れてとても嬉しい」とデ・ラ・ロサは語った。「マシンの最初のフィーリングはよかったが、もちろん、ポテンシャルを判断するにはまだ早い。もっと走りこむ必要があるね。3月3日からスタートする開幕戦バーレーンにマシンをデビューさせるまで、20日ほどテストを予定している。今日は最初のシェイクダウンなので、MP4-21とメルセデス-ベンツFO 108S V8エンジンになじむところから始める。それから、新車に必要な、さまざまなシステムチェックを行うよ」
2006.01.22
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フェラーリ・チームは21日、インフォメーション・テクノロジー企業であるエイサー社との契約を延長し、3年契約を締結したことを発表した。同社は今後も技術面、コマーシャル面でフェラーリを支援していく。 1976年に設立されたエイサー社は、パーソナル・コンピュータ・メーカーとしてトップ5に位置する企業。従業員は5千人以上で、2004年には収益が70億ドル(およそ8千億円)に達した。 エイサー社は、2003年からフェラーリのオフィシャル・パートナーを務め、2001年にはプロスト・チームのシャシーに搭載していたフェラーリ・エンジンに“エイサー”の名称が用いられていた。
2006.01.21
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米大リーグ、メッツを自由契約になった石井一久投手(32)が古巣ヤクルトに復帰することが20日、決まった。この日、東京・新橋の球団事務所で2度目の入団交渉に臨み、条件面で合意に達した。日本球界でのプレーは5年ぶりとなる。 石井一は東京都内のホテルで記者会見し「どのチームが一番力を発揮できるかを考えた。個人的な目標はないが、優勝できるように頑張りたい」と抱負を述べた。 出来高を含め総額6億円の2年契約で、背番号は未定。国内では日本ハムと楽天も獲得を目指していたが、古巣であることに加え、環境面で優位に立つヤクルトが争奪戦を制した。(金額は推定)
2006.01.20
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ジャック・ビルヌーブが‘既存の契約’と主張していた契約をなかなか正式に発表しなかったBMWだが、3月にバーレーンで新シーズンが始まるときには、ビルヌーブにもチームメイトと同等のマシンを用意することを約束した。 元ウイリアムズBMWのドライバー、ニック・ハイドフェルドが2005年シーズン終了前にBMWワークス入りを決めていたのに対し、ビルヌーブはザウバーと2年間の契約を交わしていながら、BMWが彼をハイドフェルドのパートナーとして正式に発表するまでずいぶん待たされたという経緯がある。多くの人は、そうして発表を遅らせること自体が‘冷遇’であると感じ、ビルヌーブは正当な扱いを受けないまま、契約が終了するまで飼い殺しにされるだろうと予想していたが、BMWのマリオ・タイセンはこうした見方を完全に否定した。「2人は対等に扱われ、対等な機会を与えられる」と、火曜日に行われたF1.06の発表会でタイセンはロイター通信の記者に語った。「2人ともナンバーワンドライバーだ。私たちは当面2006年のことだけを考えており、可能な限り最良の結果を残す必要がある。そのためにも2人のドライバーには対等な機会を与え、2人が揃って結果を出してくれることを期待している。まだその先の話をする段階ではない」 しかし、タイセンが言うように、今シーズンは勝利のために戦うのではなく、経験を重ねる時期だとチームが考えているのだとすれば、若いチームメイトと同等に戦えることを証明してみせるのは難しいかもしれないとビルヌーブは言う。「ドライバーはいつでも紙の上に残る最終結果だけでチームメイトと比較され、評価される。だが、それが常にそのシーズンの内容を正確に反映しているとは限らない。レースに勝てるクルマに乗っているのなら、(結果だけを見ても)チームメイトとの正当な比較が可能だろう。だけど、中団グループやグリッド後方にいる場合は、たった一度のラッキーなレースで、チームメイトが絶対に追い付けないような大きなポイントを稼いでしまうことがある。本当はシーズンを通じてチームメイトの方がずっといいレースをしていたとしてもね。とにかく重要なのは、チームを進歩させるために互いに協力し合うことだよ」
2006.01.19
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ウイリアムズF1とMF1レーシングが、それぞれ2006年シーズンのスポンサーを発表した。前者はテクノロジー企業QinetiQ社と、後者はガルシア・ジーンズウエア社と契約を締結している。 ウイリアムズとディフェンス&テクノロジー・ソリューション企業QinetiQとの協力関係は、昨年5月に“革新的な”アイデアを同チームのマシンデザインおよびマシン開発に取り入れることを意図として始まり、今年で2年目に入る。年間を通して、チームは特に空力予測や物質科学の分野で、またテスト時のデータ収集を目的としたGPS技術を利用することで、その恩恵を得ている。 一方のMF1は、ヨーロッパで成功を収めているカジュアルウエア・ブランドのガルシア・ジーンズウエア社とのスポンサー契約を発表した。同社との関係はクリスチャン・アルバースの移籍によってミナルディから引き継がれたもので、そのロゴがチームのマシンやトランスポーターにペイントされる予定だ。
2006.01.18
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BMWザウバーF1チームが、17日朝、バレンシアにて、2006年を戦うニューマシン、BMWザウバーF1.06を正式に発表した。 今シーズンからBMWのワークスチームとしてスタートを切る同チームの第1歩を見守るべく集まった500人以上のメディアやゲストの前で、ニューマシンが公開された。 ホワイトとダークブルーを基調にしたニューシャシー、BMWザウバーF1.06は、V8エンジンの採用に合わせて、全くのニューコンセプトの下、製作された。デザイン上最も考慮されたのは空力面で、最適なダウンフォースと高い空力効率を目指して、構造、配置、サブアセンブリーやコンポーネントのデザインが定められた。新レギュレーションにより採用された新V8エンジン、BMWP86は、重量は増えたものの小型化し、排気量は600cc削減されている。 BMWは昨年6月、ザウバーを買収しワークスチームとして2006年からF1に参戦することを発表、以来、9月にはニック・ハイドフェルドとの3年契約を明らかにし、12月にはジャック・ビルヌーブの続投と、テストドライバーとしてロバート・クビカの起用を発表している。さらにクレディスイス、ペトロナス、インテル、O2といったスポンサーとの契約も締結した。 BMWモータースポーツディレクター、マリオ・タイセンは、今年を「移行の年」と表現し、次のようにコメントしている。「初年度は経験を積むことに重点を置いていく。2005年、ザウバーはコンストラクターズ8位だったので、ここをスターティングポイントとして、できるだけ早く上位に浮上できるよう、努力していく」 この日の午後には新車のコース初走行を行い、19日までテストが続けられる。
2006.01.17
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元BARチーム代表のデイビッド・リチャーズが、プロドライブを率いてのF1復帰を再びほのめかした。2008年のルール改正でプライベート・チームへの便宜が図られるならば、積極的に考えていくつもりだという。 リチャーズは、プロドライブ初のロードカー、P2が出展されていたオートスポーツ・インターナショナルショーにおいて、英クラッシュネットに対し、この件について語った。彼は、F1の現行システムがマニュファクチャラーの支援を受けていないチームを救済するような形に変更されるならば、この先2、3年後にはグリッド上にカムバックするかもしれない、と明かした。「私には現在、やるべきことが山ほどある。しかし競争が激しくて、自分たちでも成功を収められるようなモータースポーツは、何でもやってみたいんだよ」とリチャーズは言う。「はっきりしているのは、F1の現行システムはプライベート・チームの成功を促すものではないということだ」「どれだけの資金を注ぎ込むことができるかが重要であり、そういった状況では大手企業が主導権を握るだろう。こういった現実から逃れることはできない。もし2008年にルールがその(プライベーターを受け入れるという)目標どおりに改正されれば、環境がプロドライブのようなチームに適したものとなるはずなので、その過程を今後も注意深く見守っていくつもりだ」 リチャーズがBAR代表の地位を追われたのは、2004年、ホンダがBAR株の大半を買収した時のことだ。しかし、彼には90年代後半にもベネトンを指揮した経歴があり、もしF1の現場に復帰すれば、それが3度目の挑戦となる。 リチャーズは、どこかプライベート・チームが参戦するならば、プロドライブが最もその可能性にあふれたチームのひとつであると主張しているが、この自信はこれまでの経験があればこそのものだろう。「我々よりもこの分野で結果の出せるチームというのは、世界中でも皆無に等しいんじゃないかと思うね」
2006.01.16
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ホンダの公式第3ドライバー、アンソニー・デイビッドソンは、先週ヘレスで初めてルーベンス・バリチェロと一緒にテストを行い、彼のチーム加入を歓迎するコメントを出した。 デイビッドソンは、元フェラーリドライバーのバリチェロがたくさんの新鮮なアイデアを持っており、チームが2006年にF1初勝利を目指すうえで、そのアイデアが非常に役立つはずだと語った。「ルーベンスを初めてここに迎えて一緒に仕事をして、違った見方やアイデアを聞けたのはよかった。本当に楽しかったよ」とデイビッドソンは述べた。「互いに知り合えて、いい1週間だった。すでに、仕事を進める上で強い絆ができていると感じられるので、それはとても嬉しいし、これからの1年に向けてポジティブなことだと思う」 ホンダのチーフ・テストエンジニアのマーク・エリスも、バリチェロを大いに賞賛した。「ルーベンスをチームに迎えられてよかった」とエリスは付け加えた。「彼は新しいエンジンとタイヤに慣れるために2日ほど費やし、素晴らしいフィードバックを与えてくれたよ――私たちが予想していたとおりにね」
2006.01.15
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トヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)は1月14日(土)、フランス・バランシエンヌのToyota MotorManufacturing France S.A.S(TMMF)のヤリス(日本名ヴィッツ)生産工場で報道向け発表会を行い、同時に、インテルとのスポンサー契約を継続し、その協力体制を強化することを発表した。インテルは2004年1月からパナソニック・トヨタ・レーシングの公式パートナーとして、チームのF1カー開発において不可欠な存在であったが、2006年からは、より望ましい技術スポンサーとして、関係を継続することになった。この協力体制の拡大は、インテルが“Itanium2”プロセッサと“Centrino”モバイルテクノロジーを基盤とした、高速かつ低コストな企業内及びモバイルでのシステムをチームに提供することで実現される。このパートナーシップの拡大は、新しいインテルの企業ロゴが、パナソニック・トヨタ・レーシングの“TF106”及び、その進化型となる“TF106B”のリアウィングとノーズコーンに貼られることで明らかになる。協力体制がちょうど2年前に始まって以来、パナソニック・トヨタ・レーシングは“Itanium2”をベースとした高性能なコンピュータの集合体によって、計算能力を4倍に高速化。これによって開発サイクルの劇的な向上という益を受けてきた。そしてチームのエンジニアは、F1カーデザインのより正確かつ効率アップへと契約延長を熱望していた。「インテルとお互いに有益なパートナーシップを継続出来ることを誇らしく思う」とTMG社長ジョン・ハウエットは語り、「このような世界中で知られ、成功したブランドと共に戦えることは喜ばしい。我々の協力体制は、当初IT面に焦点を当て、トヨタとインテルという2つのリーディングブランドが、F1の世界的な舞台で最大限の利益を得られるようにお互い努力を続けていく」と続けた。「インテルの技術は、2005年シーズンにおける我々の成功の鍵でもあった」とジョン・ハウエットは続け、「我々の“Itanium2”をベースとしたサーバは、シミュレーションの速度を飛躍的に高めるとともに、その精度も改善することになった。パナソニック・トヨタ・レーシングがF1の世界の高度な競争で限界への開発を進めて行く上で、インテルとの協力体制は、今後もアドバンテージになるだろう」と結んだ。 (トヨタ自動車 プレスリリース)
2006.01.14
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BMWザウバーF1チームが、53歳のウィレム・トートと契約を結んだことを発表、3月中旬以降、同チームの空力部門が強化されることになるとコメントした。 これまで空力専門家としてホンダ・レーシングF1チームの前身であるBARに所属していたトートは、スイス・ヒンウィルにあるBMWザウバーの本部で空力部門を統括していく。 BMWモータースポーツディレクターのマリオ・タイセンは次のように述べた。「ウィレム・トートとの契約は、ヒンウィルにあるBMWザウバーF1チームの空力部門拡張において、重要なステップとなる」「ウィレム・トートは、F1の空力において20年以上もの経験がある。ヒンウィルには最高の風洞と最高のコンピュータシステムがある。トートは、今後増員を考えている空力部門のスタッフたちとともに私たちをサポートし、2007年シーズン用のマシンデザインについて素晴らしい知恵を貸してくれるだろう」 トートは1985年、トールマンチームのスタッフとしてF1界入りし、1994年には空力部門のチーフとしてフェラーリに加入した。いまは、新しいチームでの仕事に意気込みを見せている。「新しい環境での仕事を心から楽しみにしている」とトート。「一歩一歩発展していくには、かなり集約的な作業が必要であるし、一歩進むたびに多くのチャンスに恵まれる。BMWザウバーF1チームを成功へ導くために、全力を尽くしてサポートしていきたい」
2006.01.13
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12月にインテルとの契約を発表したBMWザウバーF1チームが、このほど携帯電話会社02ジャーマニーと、2006年のスポンサー契約を結んだことを明らかにした。 02は、BMWとの既存の関係を継続しこれまでのF1への参画を延長する形となる。ミュンヘンを拠点とするネットワークプロバイダーである同社は、従来のスポンサードを超え、各店舗でのチームグッズ販売や、WAP、MMS、SMSによる幅広いモータースポーツ関連の情報サービスを計画する。チームは、02を通して携帯電話を利用することになる。 両社の間には歴史があり、昨シーズンまで02はBMWウイリアムズF1チームの公式サプライヤーだった。また、1-2フィニッシュを飾った2005年ニュルブルクリンク24時間でのBMWモータースポーツのチームパートナーでもあった。02ジャーマニーは02plcの子会社。「自社製品に同様の高い基準をおくパートナーを持つことは、我々には重要なこと」と、契約について語るBMWのマリオ・タイセン。「02は、品質と革新的ソリューション、またユーザーの使いやすさを大切にする会社。共にやっていけることを楽しみにしている」 規模はかなり違うが同じ市場を争うボーダフォンは、近年フェラーリと手を結んで成功を収め、また2007年はマクラーレン・チームのメインスポンサーとなることが決まっている。旧来のタバコ会社とのパートナーシップはいまや終わりを迎え、モータースポーツがテクノロジースポンサーに向けて移行していることが、02とBMWザウバーとの提携により一層明確になったといえる。
2006.01.12
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