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2026.09.06
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テーマ: 実録エッセイ(2)
カテゴリ: 実録エッセイ



プライバシー保護のため、登場人物の名前は「アニー(仮名)」として記載しています。個人を特定できる情報についても、一部変更・非公開としています。

きっかけは、XのDMだった

8月23日。

その頃の私は、Xを始めたばかりだった。

ブログの記事を紹介したり、IPOや投資について投稿したり。

まだXの使い方にも慣れておらず、DMが来ても、

「これは普通なのか?」

「みんなこんな感じで話しかけてくるのか?」

そんなレベルだった。

そこに一人の女性からDMが届いた。

彼女の名前を、ここではアニーとする。

台湾に住む35歳の女性。

そして仕事は――

暗号資産アナリスト。

今思えば、なかなか強いプロフィールである(笑)。

私も投資をしていた

ただ、私はこの時点で彼女を疑っていたわけではない。

私自身、IPOを中心に投資をしている。

だから、

「暗号資産の仕事をしている人なら、仲良くなれば何か面白い投資の話でも聞けるかもしれない」

そんな下心が少しあったのも事実だ(笑)。

もちろん、いきなり投資を教えてもらおうと思っていたわけではない。

普通に話してみたら面白そう。

最初は、その程度だった。

「LINEで友達にならない?」

Xで何度かやり取りしたあと、アニーから言われた。

「LINEで繋がって友達にならない?」

ここで私は少し考えた。

普段使っているLINEには、家族もいる。

友人もいる。

仕事関係の人もいる。

ネットで知り合ったばかりの人に、それを使うのはちょっと嫌だった。

そこで私は――

アニーと話すためだけに、別のLINEアカウントを用意した。

友だち人数、

1人。

アニーだけ(笑)。

さらに念のため、私は本名も使わなかった。

今振り返ると、この時点で私は彼女を信用したかった一方で、ちゃんと警戒もしていたのだと思う。

ところが、会話は普通だった

LINEを始めると、投資の話ばかりになるのかと思った。

でも実際は違った。

コーヒー。

食べ物。

家族。

アニメ。

テニス。

ゴルフ。

本当に普通の雑談が続いた。

気がつけば、3時間近く話していた日もあった。

「海外の知らない女性とLINEしている」

文字にすると怪しさ満点なのだが(笑)、実際に話していると、それほど違和感がなかった。

写真も送られてきた

やがてアニーは、日常の写真を送ってくるようになった。

食事の写真。

スポーツをしている時の写真。

そして、自撮りの写真。

ここで私の警戒心は少し下がった。

よくある怪しいアカウントのような、「あまりにも完璧に作られた写真」という印象を、当時の私は受けなかったからだ。

普通の日常の中で撮ったように見える写真。

それが逆に、

「本当に普通の人なのかもしれない」

と思わせた。

もちろん、今考えれば写真だけで本人確認なんてできない。

でも、その時の私はそう感じた。

私の写真も欲しいと言われた

当然というべきか、今度はアニーから私の写真も見たいと言われた。

でも、私は送らなかった。

本物の写真は送りたくない。

だからといって、ネットで拾った誰かの写真を「自分です」と送るのも違うと思った。

この時点では、アニーが嘘をついていると決めつけていたわけではない。

もし本当に普通の人だったら、こちらが嘘の写真を送るのも失礼だ。

だから、

本物も送らない。

偽物も送らない。

警戒はする。

でも、できれば信用したい。

この距離感で、私はアニーとの会話を続けることにした。

3か月後、日本に来るという

アニーには、日本に住んでいる姉妹がいるという。

そして約3か月後、日本へ遊びに来る予定だと話していた。

アニメも好きらしい。

好きなのは「ONE PIECE」やジブリ。

ところが、ここで私は一つ小さなことに気づいた。

彼女のXを見返してみると――

エヴァンゲリオン関連の投稿がかなり多かった。

綾波レイ。

エヴァのフィギュア。

ぬいぐるみ。

私はてっきり、

「かなりのエヴァ好きなのかな?」

と思っていた。

ところがLINEでは、ONE PIECEやジブリの話が中心だった。

もちろん、複数のアニメが好きな人なんていくらでもいる。

これだけなら、何もおかしくない。

実際、アニーに聞くと、

「エヴァも見たことあるよ」

という答えだった。

だから、この時は深く考えなかった。

信用したい。でも、確認はしてみたい

LINEで話しているアニーは自然だった。

会話も続く。

写真も送ってくる。

台湾での生活の話も具体的だ。

だったら――

この人は、本当に台湾にいるのだろうか?

疑って嘘を暴きたいわけではなかった。

むしろ私は、

「ちゃんと台湾にいる。本当に普通の人だった」

という材料を見つけたかったのだと思う。

ちょうどその頃から、アニーが送ってくる写真が増えていった。

母親が作ったという料理。

台湾の店。

街の風景。

テニスコート。

ゴルフ。

そしてボランティア。

私は、その写真を一つずつ見ていくことにした。

すると――

意外なことに、

「信用してもいいのかもしれない」

と思える材料の方が増えていった。

ただ、この時の私はまだ知らなかった。

やがて会話の中に、

私とはまったく違う名前が登場することを。

しかも――

一度では終わらなかった。

つづきはコチラ👇️

【実録 第2話】この人、本当に台湾にいる?送られてきた写真を調べてみたはコチラ






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最終更新日  2026.09.07 21:06:48
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