奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

2012.01.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類

店主が「君、仕事しているか」と販売員に言うときの仕事は、

通常「命じた仕事、お店のための仕事」をさす。

直接的には「お客様のための仕事」ではない。

「暇を見て、お客様に展示会へのお誘いの電話しよう」

というときの「暇」は、自分の暇のことだ。

人はとかく自分の都合で動き、相手の都合、忙しさを忘れる。

自分たちの仕事の段取りを主軸におくから、

それはお客からみてどうか、という肝心な設問が2の次になる。

そもそもお客を主語にした論議、思考は私が知る限り、

ほとんどの企業に存在していないのである。

マニュアルに忠実であればあるほど、

現場での微妙な変化をとらえようという姿勢は希薄化する。

こうして、とりわけ消費者との接点で得られる定性情報が

希薄化、あるいは疎んじられているために、

最近話題の対話ロボットにも劣る販売員を生んでいるのだ。

いや、そうしたロボット販売員を企業が作っているのである。

自分たちの都合や効率を押さえて、お客の都合や立場を優先する。

これ事業の本質であり、それをなすことで事業は存続できるのである。

このことを経営者自身わかって実践できるかどうかが、

事業存亡の第一のキーになる。

ときどき演繹的に、論理の裏打ちを重んじ、

十分に準備を整え,納得しないと行動に移さない人がいる。

当人は気づいていないかもしれないが、

実はそうやって行動することを先延ばししているのだ。

先延ばしは「やる」か「やらない」かの

二者択一ができないことを意味する。

行動は、単に動き回ることではない。

動きが目的的でなければならないのである。

そのために一定の方向性が伴うという条件が、

付加されて「行動」になる。

この「一定の方向性」がない、すなわち戦略がない人は、

おじおじして決断できないのである。

この「戦略があるかどうか」が、

今後の企業の盛衰を決める第2のキーである。

続く






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Last updated  2012.01.20 08:12:27
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永野さおり@ Re:ママならず(04/07) 100%品質保証!LV、GUCCI、CHANEL直営店 2…
バレンチノ バック@ vjdamn@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
jatsudon @ Re[1]:馬鹿殿養成学校化(03/23) みっくんやさしさん ありがとうございます…
みっくんやさし@ Re:馬鹿殿養成学校化(03/23) 日銀の人事も そういうことなのでしょうか…
jatsudon @ Re[1]:楽ちん経営のために(01/30) 小濱信夫さん ありがとうございます。他…

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