文・絵 : イワン・ポモー
訳 : ときありえ
西村書店
… 想像していたのとは、まったく違う内容! 😳
というのが、私の初感想
冒頭
「 1939 年 9 月から 1945 年 5 月 8 日まで戦争がありました」
と始まります
第二次世界大戦は 1939 年に始まり、 1945 年に終わったとわかっているのに、 " 戦争は点ではなく、その間ずっと続いていた線・面なんだ " と改めて気付かされた気がしました
表紙を開けて直ぐに、頭をハンマーで殴られたようでした
" テレビがなかったころ "
よく考えれば、テレビのない時代の方が長いのですよね
日本の例えで悪いけれど、平安時代だって、お江戸の時代だって、言ってみればテレビのない時代
ここで取り上げるのは、テレビというものが存在することを知っていて、それがまだ存在していなかった頃を知っている人が生きた時代
それが第二次世界大戦後のフランス
テレビだけじゃない
冷蔵庫も、暖房器具も、ミシンも何もかもが形も使い方も違っていた時代
そうした " 物 " だけでなく、トイレにはトイレットペーパーはなく、新聞紙を切って使っていたとか、ブリキの缶を片手に牛乳を買いに行っていたとか、すべてが不便な時代でした
この本は 30 代以下の若い方たちと、 40 代後半以上の方たちとでは、ずいぶんと感じ方が違うのではないでしょうか
私は " 懐かしい " と感じました
子どもの頃、テレビはありましたが、カバーをかけていましたし、買い物も籐の重い買い物かごを持って、肉屋や豆腐屋に行ったものでしたから
ほかにもうなづいてしまう場面がいくつも
子どもたちの遊びも似ていて、洋の東西を問わず、おもしろいことだと思いました
ただ、お風呂だけは
" 日本に生まれてよかったー "
と思いましたけれど
今、昭和の時代は “ エモい " と言われていますね
ちょうどその頃に似ているのではないでしょうか
" ノスタルジック " という言葉がぴったりの 1 冊です
それにしても、作者の記憶力には驚かされます
子どもの頃の記憶を言葉のみならず、絵でこんなに細かく描いてしまったのですから
感服致します
こちらの絵本、ボローニャ国際児童図書賞ノンフィクションの部 優秀賞を受賞している作品でした
やはり、みんなの心をグッと掴む 1 冊なのですね
ぜひ、読んでみてください
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テレビがなかったころ [ イヴァン・ポモー ]
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