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前回に続き「三」、「四」の漢数字が入った「四字熟語」をまとめてみました。
友だちを選ぶことを述べた「益者三友」として「正直」「誠実」「博学」な人を選ぶとはその通りもしれませんね。
出典:三省堂新明解四字熟語辞典
日本大百科全書(文房四宝)
<「三」の入った「四字熟語」>
「孟母三遷(もうぼさんせん)
子供は周囲の影響を受けやすいので、子供の教育には環境を選ぶことが大切であるという教え。▽「孟母」は孟子の母。「遷」は移る、転居すること。
出典:『列女伝(れつじょでん)』鄒孟軻母(すうもうかぼ)
用例:そして、幼いころから幾十回となく、孟母三遷の教えというものを聞かされて、それになみなみならぬ感激を覚えていた。 < 下村湖人・次郎物語 >
類語:慈母三遷(じぼさんせん)
孟母三居(もうぼさんきょ)
故事由来:孟子の母が、わが子の教育に環境の悪い影響が及ぶのを避けるため、墓地のそばから市場のそばへ、さらに学校のそばへと三度住居を移した故事から。
「朝三暮四」(ちょうさんぼし)
目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。転じて、変わりやすく一定しないことや生計の意味でも使われる。▽「暮四朝三(ぼしちょうさん」ともいう。
出典:『列子(れっし)』黄帝(こうてい)
句例:朝三暮四を見抜けない
用例:幕府の頽勢(たいせい)を建直さなければならないが、これも、堀田の意中は、朝三暮四、いつ豹変(ひょうへん)するかしれたものではない。
<
舟橋聖一・花の生涯
>
類語:狙公配事(そこうはいじ)
朝四暮三(ちょうしぼさん)
故事由来:中国宋(そう)の狙公(そこう)が猿を飼っていたが、その猿たちにとちの実を朝三つ晩四つ与えると言ったら猿たちは怒ったが、朝四つ晩三つにすると言ったら喜んだという故事から。
「益者三友」 ( えきしゃさんゆう )
交際してためになる三種の友人のこと。正しいと思うことを直言する正直な人、誠実な人、博識な人のこと。人と付き合うに当たって、友人をどう選ぶかを述べた語。
出典:『論語(ろんご)』季氏(きし)
用例:「益者三友、…直(なおき)を友とし、諒(まこと)を友とし、多聞を友とするは益なり」
対義語:損者三友(そんしゃさんゆう)
※他に「三権分立、「贅沢三昧」、「損者三友」、「三日坊主」など
<「四」の入った「四字熟語」>
「文房四宝(ぶんぼうしほう」
墨、硯 ( すずり ) 、紙の 4 種をいう。中国では古来、文人の書斎を文房とよび、教養を満たす室として尊重したが、やがて文房はそこで用いる道具類をさすようになった。
わが国での文房具に関する記録は『日本書紀』の推古 ( すいこ ) 天皇 18 年( 610 ) 3 月に、高麗 ( こうらい ) の僧曇徴 ( どんちょう ) が絵の具、紙、墨の製法を将来したという記載に始まるが、『正倉院文書』には写経用としておびただしい数の筆、墨、紙が請求された記録があり、文房具の生産・使用の歴史が奈良時代以前にさかのぼることがわかる。
「四百四病」(しひゃくしびょう)
人のかかる病気のすべて。人体は地・水・火・風の四つの元素(四大しだい)から構成されていて、これが不調なとき、それぞれ百一の病気を生ずるとされる。▽仏教語。
用例:四百四病の中に貧ほど憂きものはなしというも、決して過ぎたる言にあらず。
<
福沢諭吉・福翁百話
>
「四十不惑」(しじゅうふわく)
人は、四十歳になると、自分の生きてきた道に自信を持ち、あれこれ迷わなくなるということ。
注記:「四十(しじゅう)にして惑まどわず」と読み下す。孔子こうしが自分の生涯を顧みて、学問に自信を持ち、進むべき道を確信したと言ったことから、四十歳を「不惑(ふわく)」というようになった。
出典:『論語(ろんご)』為政(いせい)
用例:私は「四十にして不惑まどわず」という言葉の裏に四十は惑い易い年齢であるという隠れた意味を認めたい。〈寺田寅彦・厄年と
etc.
〉
類語:五十知命(ごじゅうちめい) 三十而立(さんじゅうじりつ )十五志学(じゅうごしがく )六十耳順(ろくじゅうじじゅん)
※他に「四方八方」、「四面楚歌」、「四分五裂」、「四書五経」など
~あとがき~
四字熟語は故事の由来が面白いですね。気がついたのは、現代でもそのまま通用あてはまりそうだということです。「人間はあまり進歩していない !? 」のかもしれませんね。以上
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