フットボール(サッカー)戦術研究

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2017.07.02
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Jリーグ第17節 セレッソ大阪vsFC東京の試合を観戦。3-1でセレッソ大阪の勝利。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。)

【両チームの戦術】
セレッソはDFラインとボランチのビルドアップから、杉本、山村のポストプレーに中央で柿谷、水沼、ソウザ、山口がパス交換しながら、左右のスペースを使って攻めていく戦術。
一方、FC東京は1トップの永井がセレッソDFラインの裏を狙って走り込んで基点を作りながら、ピーター・ウタカがフォローに入って東、中島、高萩が絡んで攻めていく戦術。

【試合の流れ】
(前半)
序盤はセレッソはボール支配率で優勢に立ち、杉本、山村、柿谷、水沼が絡んで縦パスを狙いながらFC東京のバイタルエリアを崩しにかかるが、FC東京の4-4-2の数的優位を保ったブロックが有効で、セレッソが決定機が作れない中、DFラインを含めて前がかりになったところをFC東京がそれを逃さなかった。
21分に永井がインターセプトして、2対2となってそのままドリブルでゴール前まで駆け上がり、GKキム・ジンヒョンと1対1になったところ、左に走り込んでパスを受けたピーター・ウタカが難なく決めてFC東京が1-0と先制。
その後、FC東京はピーター・ウタカ、高萩、橋本を基点にサイドチェンジから左右のスペースを使って攻めるが、セレッソDFラインが適正に対応して決定機を作らせず、またセレッソもFC東京のバイタルエリアを固めた適正なディフェンスが功を奏して決定機を作れずに、前半はFC東京リードで終了。ボール支配率はセレッソがわずかに上回ったか?


セレッソは後半開始からFC東京の4-4-2のブロックの両サイドの空いたスペースを積極的に狙って両サイドバックと中盤の連携とサイドチェンジを多用してチャンスを作り、まず56分に右へのサイドチェンジを基点に水沼からのクロスに杉本が頭で合わせて1-1に追いつき、さらに63分にカウンターからソウザ→水沼からのスルーパスに右から走り込んだ松田が決めて2-1と逆転する。
その間、FC東京も、59分にカウンターから橋本のスルーパスに永井がGKと1対1の決定機を、62分に高萩からのスルーパスにピーター・ウタカが1対1の決定機を作るが、ことごとくチャンスを逃す。
セレッソは逆転後に山村をDFラインに入れて5バック(5-4-1システム)にして対応する一方、FC東京も66分に中島を阿部に代えて、3バックにして3-4-3システムに代え、さらに77分に前田を投入して4-3-3システムに代えて反撃をうかがう。
その後もセレッソがFC東京を押し込んで優勢に試合を運ぶ中、82分に跳ね返りのボールを松田が拾い、パスを受けたソウザのミドルシュートが決まり、3-1になり終了。

【システム】
(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF 松田、 ヨニッチ、山下、丸橋
ボランチ 山口、ソウザ
MF 水沼(88分 酒本)、山村、柿谷(83分 関口)
FW 杉本(80分 澤上)


(FC東京)4-2-3-1(右から)
GK 林
DF 室屋、吉本、森重(45分 丸山)、太田
ボランチ 高萩、橋本
MF 東(77分 前田)、ピーター・ウタカ、中島(66分 阿部)

(守備時4-4-2)

【勝負の分かれ目】
セレッソが後半の戦術修正によりFC東京のディフェンスの穴(サイドのスペース)をうまく突けたことと、決定機を確実にモノにしたこと。

【まとめ】
セレッソは前半、中央の攻めに偏っていたのを、後半にうまく修正してFC東京のバランスのとれた4-4-2ディフェンスを外のスペースから崩すことができた。まさしく戦術的勝利。これからは上位対戦が続き、真価が問われる。
FC東京は前半ディフェンスシステムが機能し、後半もいくつか決定機があったので、もし決めていれば試合の流れが変わっていたかもしれない。今日の試合内容は点差ほどなく、決定力の差が明暗を分けてしまった。

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最終更新日  2017.07.02 23:24:09


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