フットボール(サッカー)戦術研究

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2019.06.26
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ルヴァンカップ・プレイオフステージ第2戦 セレッソ大阪vsFC東京の試合をヤンマースタジアムで観戦。1-1のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)

【得点】
62分 Bメンデス(セレッソ大阪)
75分 矢島(FC東京)

【戦術】
セレッソは、攻撃では、時にボランチ1人をディフェンスラインに入れながらビルドアップを行い、両サイドバックを高い位置に張らしたうえ、両サイドを使いながら、FW、MFのポジションチェンジを積極的に図りながら攻めていく。守備では4-4-2のブロックを基本にして時にリトリート対応しつつ、数的優位を作ってボールを奪いにいく。
FC東京は、ディフェンスラインとボランチのパス交換によるビルドアップから両サイドを基点に、また矢島のポストプレーを利用しながら攻めていく。守備は、4-4-2のコンパクトなブロックを基本に、バイタルエリアを空けない。数的優位を保ちながらボールを奪ってカウンターにつなげていく。

【試合の流れ】
(前半)

セレッソは両サイドを基点に柿谷、高木ら攻撃陣が頻繁にポジションチェンジして有効なボールを引き出そうとするが、FC東京はAシルバを中心に数的優位を作ってボールを奪ってカウンターを仕掛け、そのカウンターもセレッソがサイドに押し込むディフェンスでFC東京に決定機を与えない。
セレッソは、25分にゴールから25M付近から高木のFKがGK林のセーブを阻まれ、34分に、右サイドで松田からのパスを受けた高木のクロスに柿谷が頭で合わせるもバーを超えて得点には至らず。
これに対し、FCはセレッソにボール支配で優位に立たれ、有効なカウンターができない中、37分に、右サイドでの大森、平川のパス交換から小川がディフェンスの右裏のスペースでスルーパスを受けて放ったシュートがバーを超えて同じく得点には至らず。
前半は両チームとも決定機を作れずに、0-0で終了。

(後半)
まずセレッソが選手交代で動き、54分に田中からBメンデスに代えてFWに配置し、60分に水沼から清武に代えて、前半から継続したサイドからの攻撃が実を結ぶ。
62分に、左サイドで右クロスの流れ球を拾った清武が柿谷にディフェンスラインの裏を突くスルーパスを出して、柿谷がそのままゴール前に送ったグラウンダーのクロスをBメンデスが難なく押し込み、セレッソが1-0と先制する。
これに対し、FC東京は、失点後すぐさま63分に高萩をボランチに投入して、ボランチの安倍をトップ下に、大森を右サイドに、ユ・インスを左サイドに配置した4-2-3-1システムに変更して、両サイドを基点に反撃のチャンスをうかがい、さらに71分に大森から内田に代えて右MFに配置する。これが実を結ぶ。
75分に、FC東京がバイタルエリア付近で高木のボールをディフェンス陣が奪ってすぐさまボールを受けた内田がそのままゴール前右エリア付近までドリブルで進出してセレッソディフェンス陣3人を引きつけて中央を走り込んでいた安倍にパスを出し、さらに安倍が左サイドから走り込んだフリーの矢島にパスを出し、矢島がGK圍と1対1になって冷静に右隅に流し込み、FC東京が1-1に追い付く。
その後、セレッソは80分に奧埜を投入して両サイドからのクロスを多用して反撃する。
88分に、奧埜が得たFKに柿谷が右隅を狙うも林がセーブしてポストに当たって得点には至らず。その後、セレッソは両サイドからのクロスを多用するも、FC東京の粘り強いディフェンスに阻まれ、1-1で試合終了。


(セレッソ大阪)4-4-2(右から)
GK 圍
DF 松田、瀬古、山下、舩木
ボランチ デサバト、藤田(80分 奥埜)
MF 水沼(60分 清武)、田中(54分 Bメンデス)

(守備時も4-4-2)

(FC東京)4-4-1-1(右から)
GK 林
DF 小川、渡辺、岡崎、太田
ボランチ 安部、Aシルバ
MF 平川(63分 高萩)、ユ・インス
トップ下 大森(71分 内田)
FW 矢島(Dオリヴェイラ)
(後半途中から4-2-3-1。守備時は4-4-2)

【まとめ】
FC東京は、システム変更と選手交代という長谷川監督の采配がズバリ的中したうえ、バイタルエリアを空けない4-4-2ブロックを崩さなかったことにより、言い換えれば、セレッソの攻撃をサイドに誘導したことにより、狙い通りのバイタルエリアをボールを奪って有効なカウンターに繋げられた。第1戦のアドバンテージをフルに生かした。現在、リーグ戦では調子を落としているが、攻撃面での精度を高められるが今後の出来を握る。
セレッソは、サイドではボールを保持することができたが、FC東京の4-4-2ブロックの網にかかってしまい、多くの決定機を作れなかった。両サイドバックを高めに張らせてプレッシャーをかけ、また攻撃陣がFC東京の裏のスペースを狙うなど工夫したが、FC東京のディフェンスがうまく対応されてしまった。上位に浮上するためには、ゴールまでの崩しのバリエーションを増やし、かつ精度を高めることが必須。








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最終更新日  2019.06.26 23:10:58


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