フットボール(サッカー)戦術研究

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2019.07.03
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天皇杯2回戦 ヴィッセル神戸vsギラヴァンツ北九州の試合をノエスタで観戦。4-0でヴィッセル神戸の勝利。以下、レポートします。(長文で失礼します。)

【得点】
44分 安井(ヴィッセル神戸)
56分 小川(ヴィッセル神戸)
62分 田中(ヴィッセル神戸)
80分 サンペール(ヴィッセル神戸)

【戦術】
ヴィッセルは、ディフェンスラインとアンカーのサンペールのパス回しからのビルドアップにより、両サイドを基点として、サイドチェンジを交えながら、サイドの連携と縦パスを入れながら崩していく。守備では、4-1-4-1を基本に、1人目が素早くチェックに入った後、複数で囲い込むディフェンスとリトリートを使い分けながら対応していく。
ギラヴァンツは、攻撃では、時に、ボランチの川上がディフェンスラインに入って、藤原を1ボランチにして、両サイドが張って、3-1-4-2システムに変形したうえ、両サイドや前線への縦パスを入れ、または前線からのプレスでボールを奪ってから素早いカウンターを仕掛けていく。守備では、ヴィッセルのセンターバックとサンペールに対し、前線と中盤が連携してプレスをかけ、ボールを奪う。また、自陣に攻められた時にはブロックを作ってリトリート対応する。


(前半)
ヴィッセルは、ディフェンスラインとサンペールとの連携で試合を組み立てようとするが、ギラヴァンツは前線と中盤が渡部、大崎、サンペールにプレスをかけて、ボールを奪ってからのカウンターを仕掛けて、ヴィッセルのパスミスを誘って、序盤から中盤の時間帯にかけてチャンスを作る。13分に、バイタルエリアで茂のスルーパスを受けて倒されたディサロのFKがGK前川の正面を突き、20分には、國分が左サイドから切れ込んで放ったシュートが右に外れ、さらに23分には、新垣からパスを受けた國分がシュートを放つが、ヴィッセルのディフェンスに阻まれる。
これに対し、ヴィッセルはギラヴァンツの前線からのプレスを外すため、両サイドを基点にして、サイドチェンジを交えながらチャンスをうかがう。序盤からギラヴァンツのプレスに苦しみつつ、28分に、左右の横パス交換から安井がバイタルエリアから放ったシュートが惜しくも左隅に外れるが、両サイドを基点にしながら時折入れるバイタルエリアへの縦パスを続けることが功を奏し、前半終了間際にヴィッセルが先制する。
ヴィッセルが左右のサイドチェンジによりバイタルエリアに進出して、横パス交換をながら小川からボールを受けた安井がギラヴァンツのプレスが甘くなったところを見逃さず放ったシュートが右隅に決まり、1-0と先制して前半終了。

(後半)
ヴィッセルは、両サイドをワイドに位置して前半より速いパス回しにより、ギラヴァンツの前線からのプレスをかいくぐり、ギラヴァンツのハーフスペースへの進出に成功し、ギラヴァンツがリトリート対応して引き気味になる場面が多くなる。
ギラヴァンツは流れを変えるため、54分に、川上から井上に代えるが、その直後の56分にペナルティエリア内でのGK高橋とディフェンスとのパス回しを小川が奪ってそのままゴールに流し込み、ヴィッセルが2-0とし、さらに64分に、三田の左CKにゴール前フリーの田中が難なく押し込み、ヴィッセルが3-0とリードを広げる。
ギラヴァンツは64分に川島を、73分に加藤を投入して、井上を左サイドMFに配置してチャンスをうかがうが、ヴィッセルを1人目の厳しいプレスに苦しむ場面が多く、ヴィッセルのカウンターを受けてしまう。
80分に、ボールを奪ったサンペールがドリブルでゴール前まで進出したうえで、ギラヴァンツディフェンス陣を数回交わして左隅に流し込んで4-0とさらにリードを広げる。
ギラヴァンツはディサロがドリブルで仕掛ける場面を作るが、単発な攻めに終わってしまい、ヴィッセルが4-0と勝利。

【システム】

GK 前川
DF 藤谷、渡部、大崎、橋本
アンカー サンペール
MF 三田、安井(69分 三原)
FW 中坂(83分 那須)、田中、小川(61分 古橋)


(ギラヴァンツ北九州)4-4-2(右から)
GK 高橋
DF 茂、岡村、寺岡、新井
ボランチ 藤原、川上(54分 井上)
MF 新垣、國分(73分 加藤)
FW ディサロ、池元(64分 川島)
(守備時は4-4-2または4-5-1)

【勝負の分かれ目】
ヴィッセルがギラヴァンツの前線からのプレスをパス回しにより剥がしてチャンスを作れたこと。いい時間帯で得点できたこと。

【まとめ】
ヴィッセルは、前半、ギラヴァンツのプレスに苦しむつつも、ギラヴァンツのプレスをうまく剥がして、チャンスを多く演出できた。リーグ戦に繋げられるか?
ギラヴァンツは、前半のプレスがはまってチャンスを作ることができたが、プレスが甘くなったところを突かれて、地力の差を見せつけられてしまった。今シーズン継続している前線からのディフェンスは十分に通用したが、攻撃面ではヴィッセルの厳しいチェックに慌てる場面があったため、決定機を作れなかった。今日の試合内容を分析して今後のリーグ戦に活かしていきたい。








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最終更新日  2019.07.04 07:02:19


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