2005.06.16
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カテゴリ: 留学-学習編
これからは、大学でもプレゼンテーションにはPowerPointとかを使ってできるようにならなくてはいけないようですね。

PowerPointに関しては、自分で資料作った事はないけど会社でメキシコ人の作ったプレゼン資料を日本語訳して日本人の会議に使ったり、日本で作った教育資料をスペイン語訳してこっちの人に渡したりしてたんで、使い方はかなりマスターしました。

で、今日は大学出のメキシコ人の作るプレゼン資料についてちょっと一言。留学生の人にもうなずける部分があるかもしれない

その手の資料を作るのはこちらの工業大学なんかをでてるいわゆるエリートのやつらなんだけど。大学から実習かなんかで来て卒業後ストレートに入社しちゃう人が多い。

こちらも、学歴があると、入社時から給料に差がつけられる。で、日本とかだったら大学出だってまず数年は現場(車の部品工場です)で経験積んで、事務所ってなるんだけど、こっちでは最初から現場3割、事務所で資料作り7割くらいの仕事分担になるケースが多い。

理由は、他にコンピューターを使える人がいないから。

日本人上司も、現場出身の人が多いから、Excelでグラフ作ったり、PowerPointでプレゼン資料作ったりは苦手。だから、「こういう資料を作って欲しい」っていって、メキシコ人に作らせる訳だ。

早い話、彼らは高給取りの秘書である(笑)。

まあ、それでも生産性を高めるのにつながるような立派な資料が作れればいい。


数字渡せばちゃんとグラフになるし、いろいろ動きのある面白いプレゼンも作れるんだけど、日本人上司に言わせると「中身が全然ない。」

資料って言うのは、現場の効率を上げるためにデータを整理して、原因を解明して、じゃあ、ここを重点的に向上させよう、って決断をするために作るもの。

それが、「今月の故障数」だけ棒グラフになってて、どの部品が一番問題が多かった、何が原因だった、見たいなことがぜんぜん分からない。

それを指摘すると、それを3Dの色付き棒グラフにしてくる。故障の種類の割合を知りたかったら、円グラフでしょうが。

で、何回もやり直しを食らって、作り直した資料を上司に見せる。

「で、この資料から、お前はどういう対策を提案する?」

「そんなの…分かりませんがな」

…とは言わないが、何も言えない。

「オレの仕事は資料作りで、対策は現場で考えりゃいいでしょ」

ってな態度がありあり。

メキシコのエリート階級文化(高学歴者は頭脳労働、肉体労働は他がやればいい)も関わってくると思うけど、日本人上司に言わせりゃ「あいつら、大学でコンピュータの使い方しか教わってこなかったんか??」



そりゃ、大学で「プレゼン資料作ってこい」って言われたら、「資料を作ること」自体が目的な訳だから、「数字をいっぱい使う」「表をグラフに変換」「見やすいように色分け」なんて裏ワザはいっぱい習うはずだ。

だけど、自分の作った資料が実際に活用されて、会社の生産性なり、社会の向上なりに貢献するって意識はぜんぜん持ってない。

はっきり言って、完全にソフトに使われてる。ソフトの使い方を学んで、できるようになったワザからプレゼンに取り入れて行ってるだけで、「ソフトで何ができるか」が、発表内容を決める基準になってるんだよね。

実際、上司のほうで「こういう分類のグラフが欲しいんだけど」と頼んだところ、「それ、Excelじゃ出せません」と言って来た。タイプも打てない現場監督が、手書きの表をOHPで見せるデータのほうが、ずっと問題に直結していて、改善につながる。

これって、ソフトが進めば進むほど、学生が陥りやすい穴じゃないだろうか?







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Last updated  2005.06.16 19:18:22
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