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幼鳥4羽が誕生し56日目の朝。とうとうすべて林から渡去しました。23日にアブラゼミの捕獲をスタートし、27日には体の大きい2羽が上空を飛翔してきたセミを林の中に追い詰め、体の小さな幼鳥2羽が捕獲するというフォーメーションができるようになっていたので当然といえばそれまでですが、姿を見ないとやはり寂しさがあります。近郊の地区で餌を探して猛スピードで飛翔する姿を目撃する可能性もありますし、日陰で休むのに絶好の幹があるので立ち寄る可能性もあるのでしばらくは立ち寄って様子を見るつもりです。(写真)2024年7月28日撮影
2024.07.31
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幼鳥4羽が誕生し52日が経過しました。23日に林を訪ねた折、幼鳥4羽が営巣木を離れアブラゼミの捕獲をスタート。親鳥が餌を運搬してくる回数が減り、自分たちで狩りをせざるを得なくなりました。観察していると、4羽のフォーメーションが見事です。体の大きい2羽が上空を飛翔してきたセミを林の中に追い詰め、体の小さな幼鳥2羽が捕獲しています。捕獲した光景を見ていると、とったぞと木の幹に止まり誇らしげな表情を見せた後、セミの羽部分を解体し、胴体を食べるという段取りです。たまに失敗して頭だけ食べて地面に落下させてしまうことがあったり、いろいろな光景に遭遇します。アブラゼミはどんな栄養があるのかを調べてみると、脂質量、ミネラル分が多く、ナトリウム、マグネシウム、ケイ素、リン、カリウム、カルシウム、鉄分などを含むことがわかりました。栄養価で一番近いのが桜エビ(脂質4.0%)ですが、脂質は9.05%あるそうで、スナック菓子程度と思っていた私の不勉強さを反省。(写真)一枚目、二枚目2024年7月27日撮影セミを捕獲した光景、三枚目:2020年8月9日、四枚目・五枚目2010年7月25日、六枚目:2022年8月4日いずれも柏市内で撮影、セミの食痕、七枚目2022年7月20日、八枚目2023年7月25日柏市内で撮影
2024.07.27
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幼鳥4羽が誕生し48日が経過しました。今朝は、幼鳥4羽が営巣木を離れ、隣の林の中でキジバト、オナガを追いかけて狩りの真似をしたりアブラゼミの捕獲をスタートしました。先週までは成鳥雌が餌の小鳥を巣に置いて渡去する姿が見られましたが、今週に入りほとんど見かけなくなりました。幼鳥たちに自立を促しているようです。これから一ヶ月弱、狩りの練習をした後、林を渡去するものと思われますが、成長ぶりを観察できる期間に入るので楽しみです。(写真)2024年7月23日撮影アップした画像は、幼羽がそろった個体、羽づくろいをしていた光景、林の枝に止まセミやほかの鳥の動きを凝視していた光景、お腹いっぱいになり幹に腹ばいになって休んでいた光景、アブラゼミを捕獲して林の帰還した時の光景です。
2024.07.23
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幼鳥4羽が誕生し46日が経過しました。林に到着すると営巣木には幼鳥たちの姿はなく、しばらく静寂の時間。日陰で待機していると親鳥が餌を持参し巣に帰還すると幼鳥たちが鳴きながら姿を現しました。一番体の大きい幼鳥が餌をぶらさけて隣の林に移動し日陰のある木の幹に止まり、食べ始めました。順番で餌にありつき、お腹いっぱいになると、幹に腰をおろしウトウトし始めました。なお、成鳥雌はその間も見張り台の枝に止まり凝視をしているのはいつも通りです。(写真)2024年7月20日撮影
2024.07.20
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幼鳥4羽が誕生し42日が経過しました。肩羽の先半部の白色斑の違い、額・頭頂・後頭・後頚に着目すると、暗色部が黒褐色から暗褐色で細かいバク白色や橙褐色の羽縁があるのは成鳥と同じパターンですが、橙褐色の羽先縁だけを持つ個体では頭上全体が黒褐色と淡茶褐色の縦斑に見えたり幼鳥ならではの特徴を垣間見ることができます。また、腹中央の羽毛はクリーム白色で羽軸上に暗褐色のハート形の斑が連続しているのが見えて成長を実感します。まだ餌を独力で捕獲できないので成鳥雌が1日何回か運搬してきますが、嘴でちぎって与えることはなく丸ごと巣に置きすぐ渡去してしまいます。幼鳥は交代で餌をついばみもお腹がいっぱいになると巣に座り込んで昼寝の時間に入ります。幼鳥の飛翔力はかなり高まっており、すぐそばの林に移動するのも普通となってきました。今月終わり頃からセミの姿が多くなると、独力でセミを捕獲し食べる姿を見かけるようになります。(写真)2024年7月17日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。
2024.07.17
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ヒナ4羽が誕生し40日が経過しました。すべてのヒナが幼羽となっており、今回のリポートから幼鳥と表現することとします。雨上がりは、成鳥雌は巣が見える高い木の枝の見張り台の枝にとまり、日光浴。幼鳥は3羽が営巣木に残っており、翼を広げて羽づくろいしたり時折母さんツミが運んできた餌(小鳥)をついばんでみたり、いろいろな動きを披露しています。昨日、今朝と困った事態が起こっています。営巣木の真下に入り込み望遠レンズを幼鳥たちに向けるシニアの方が存在していることです。双眼鏡ももたず、望遠レンズを望遠鏡がわりにして覗き込む姿を何回も目撃。その姿を見張り台の成鳥雌が見過ごすわけがありません。何度もキィキィキィと警戒する鳴き声をあげています。餌を巣に運搬するときに止まる枝でも母さんツミが運搬前に鳴き声をあげ、若鳥が鳴き声で呼応してから運搬をしている状況です。まだ、成鳥雌が撮影者をめがけて威嚇する行動は見せていませんが、危険な状況です。(写真)2024年7月14日、15日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。
2024.07.15
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ヒナ4羽が誕生し5週目に入りました。林に立寄ってみると、巣の中には一番後に誕生した幼鳥1羽のみ。ブラインドの中で待機していると営巣木の近くで鳴き声が聞こえ、巣を離れるいわゆる巣立ちの朝となりました。しかし、成鳥雌はいつものように見張り台の枝にとまり、巣の方向を凝視。複数のカラス、オナガが巣に接近するやいなや鋭い鳴き声を出しながら猛スピードで追い払っていました。巣にいるジュニアと巣立ったとはいえ自己防衛は十分できない幼鳥たちを守る母さんの強さを垣間見ました。その後、成鳥雌が餌の小鳥を捕獲し巣に帰還すると、営巣木の近くにいたジュニアたちは集合し餌をねだっていました。(写真)2024年7月9日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。(第一綿羽、第二綿羽、幼羽について)第一綿羽の個体は一週間ほどで第ニ綿羽に生え変わり、頭頂、背、翼など上面がややバフ色を帯びるとされています。幼鳥は、孵化後2週間程度で幼羽が生え始め約4週齢で生え揃います。その後、第2暦年の3月ごろに換羽が始まる間、完全な幼鳥の羽衣となります。6月5日が孵化日と推定されていますので、7月1週には幼羽が揃うと予想していましたが、その通りとなりました。
2024.07.09
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明日でヒナが誕生して一か月を迎えます。先週から今週にかけては、ヒナが成長期を迎えて体の大きさはもちろん、羽毛も大きく変化しています。4羽のうち、2羽は上面に褐色の幼羽がかなりの割合を占めるようになり、胸に縦斑、腹にハート型の斑が現れていました。また、1羽の虹彩は幼鳥の特徴である緑がかった色に変化していました。食欲も旺盛で、現地に到着した時も成鳥雌が巣に餌を運搬してきましたが、あっという間にたいらげるようになりました。(写真)2024年7月4日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。ご容赦ください。(第一綿羽、第二綿羽、幼羽について)第一綿羽の個体は一週間ほどで第ニ綿羽に生え変わり、頭頂、背、翼など上面がややバフ色を帯びるとされています。幼鳥は、孵化後2週間程度で幼羽が生え始め約4週齢で生え揃います。その後、第2暦年の3月ごろに換羽が始まる間、完全な幼鳥の羽衣となります。また、幼鳥の虹彩は緑灰褐色になるとされています。
2024.07.04
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ヒナ4羽が誕生し4週目に入りました。羽の変化や体の大きさを観察していると日毎に成長しているのがわかります。最も体の大きい個体と最も小さな個体では頭の大きさ、頭頂にバフ色が見られない個体、翼に褐色の幼羽が現れた個体とじつにいろいろです。成長してくると、成鳥雌が餌を朝一番に運搬しちぎってヒナに与えた後、巣の滞在することはなくなりました。しかし、営巣木のそばの低木にオナガが飛来すると見張り台の枝を飛び立ち、鋭い鳴き声とともに襲いかかっていました。外敵の姿がなくなると、雌は見張り台に戻り警戒モードに。一番体の大きい個体に幼羽が見られるようになりましたので、来週以降餌の運搬が頻繁となり、外敵、巣の直下に接近する人間を鋭い声とともに追い払う行動をとるようになるものと思います。不ラインドからの観察・撮影にくわえて、今まで以上に親鳥と視線があった場合、一旦撮影・観察を中断し、成鳥が落ち着くまで待機するようにして見守りを続けます。(写真)2024年6月25日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。ご容赦ください。(第一綿羽、第二綿羽、幼羽について)第一綿羽の個体は一週間ほどで第ニ綿羽に生え変わり、頭頂、背、翼など上面がややバフ色を帯びるとされています。幼鳥は、孵化後2週間程度で幼羽が生え始め約4週齢で生え揃います。その後、第2暦年の3月ごろに換羽が始まる間、完全な幼鳥の羽衣となります。6月5日が孵化日と推定されていますので、7月1週には幼羽が揃うものと思います。
2024.06.29
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20日にヒナの頭部を観察できましたが、その後の様子を見に出かけました。巣から離れた見張り台の枝に雌雄の存在を確認するのが、いつもの手順です。雄が見張り台に姿がある場合は雌に餌を渡して雌がヒナに与えていることがほとんど。雌の姿がある場合は、ヒナたちだけで餌を食べているか、休んでいることがほとんどです。それを確認してからブラインドをセットし観察と撮影に入ります。今朝は見張り台に成鳥雌の姿があり、巣の方向とは違う方向のカラスの動向を凝視していました。観察をスタートすると、巣から一羽のヒナが顔を出し、大きなあくびを披露。その後、成鳥雄のクゥクゥと鳴き声がしたと思ったら雌が餌の受け渡しポイントに移動し、受領すると真っ先に巣に帰還。餌を小さくちぎってヒナに与え始めました。ヒナは合計4羽いるのが判明しました。その後、成鳥雌と4羽のヒナでしばらく休んだ後、雌は見張り台の枝に移動しました。巣とその周辺エリアに人間やカラスなどが接近すると凝視するそぶりを見せていました。アップした写真はツミのほか、巣の近くの草むらで翼を広げて日光浴をしていたムクドリ、ツミのペアの餌を受け渡すポイントのある林で誕生したオナガのヒナの姿です。(写真)2024年6月25日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。ご容赦ください。
2024.06.25
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ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。到着直後は、巣には雌が座っていましたが、雄が巣に獲物を運搬してきて雌が受け取った後に嘴で小さくちぎった後にヒナに餌を与える仕草が見られました。その後、2度にわたり第1綿羽をまとっているヒナの頭部が目撃できました。森岡ほか(1995)が述べているように、ツミ幼鳥の第一綿羽は孵化後2週間ほどで生え始め約4週齢ごろに生え揃いますので、逆算すれば、誕生は6月5日前後ではないかと推察されます。観察記録を見返すと、産卵でずっと座っていた雌が巣の中で立ち上がったのを最初に観察したのが6月5日でしたのでほぼ間違いないと思っています。なお、ブラインドからの観察・撮影のため、枝が被ってしまったり、思うようになりませんが、ご理解ください。(写真)2024年6月20日撮影
2024.06.20
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ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。今朝は、雌雄それぞれが巣に座っていたほか、巣の外に姿を現しました。雄は巣の近くにカラスが接近してきたので見張り台の木の枝にとまり巣の方向を凝視。雌は、雄が巣に入ってきたりのと同時に巣の外に出て日陰のある木の枝に移動。地面を移動する小動物を捕獲したと思つたら渡去する光景を観察しました。その後は、雌が巣に入っている時間がほとんどでした。8日にも立ち上がる光景を目撃しましたが、今朝も立ち上がるポーズと巣に中で羽づくろいをする姿がありました。ヒナが誕生しているかどうかは確認できませんが、落ち着いている状態が続いています。なお、ブラインドからの観察・撮影のため、枝が被ってしまったり、思うようになりませんが、ご理解ください。(写真)2024年6月14日撮影
2024.06.14
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ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。昨日、変化が見られました。雌が巣の中で立ち上がる光景を目撃しました。しかも、腹周辺をさかんに気にしている様子でした。このため、短時間で現地をあとにしました。あらためて今朝、林に立ち寄り、ブランドからペアの様子を観察。到着直後は雌が巣に腰をおろしていたのが、ほとんど鳴き声を出さずに巣に垂直方向から瞬時に入り雄に交代しました。雄も体の向きをゆっくりと変えたり、腰を浮かしたりしていました。ヒナが誕生した可能性が高いと思われます。どの程度の時間で抱卵(育雛?)を担当しているのか確認したかったのですが、蒸し暑い気温の影響で脱水症状を発声しそうなので退散しました。産卵したと思われたのが5月10日でしたから、25日程度の抱卵での誕生となりました。今年のペアはこれまで観察した中でも雄が抱卵している時間が長く、雌が林の外に出かける時間も多いのが特徴です。なお、ブラインドからの撮影のため、枝が被ってしまったり様子が十分確認できないことが予想されますが了承ください。(写真)1枚目:2024年6月5日、2枚目、3枚目:2024年6月8日、4枚目、5枚目:2024年6月7日撮影
2024.06.08
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昨日の雨がうそのように青空が広がる朝となりました。ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。雌は巣の中で抱卵しておりに巣の外観にも異常は認められませんでした。雄は、営巣木の近くの木の枝にとまり、日光浴と羽づくろいをしている最中でした。それでも巣にカラスが接近した折には、すぐに枝から飛び立ちカラスを追尾。そのスピードはすさまじいものがあります。羽つくろいは、扇子のように尾羽を広げた後、翼を広げて内側・外側の順でメンテナンスをしていました。前日が雨で朝から晴れとなり、雌への餌のプレゼント後に羽づくろいを見ることができます。いつ外敵が襲来してもフルスピードで飛翔できるようにスタンバイしているのがよくわかります。ツミを観察した後は、近郊の砂利が敷いてある駐車場で抱卵中のコチドリの様子を見に移動しました。じっと抱卵しているのかと思いきや、短時間ですが巣を離れテリトリー内を巡回した後再度巣に腰を下ろす光景を観察。腰を下ろした際、嘴を少し開けて鼻歌を歌うのような感じに見えたのがチャーミングでした。(写真)2024年6月1日撮影
2024.06.01
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ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。ブランドから観察していると、巣には雌が座り込んでいました。時折、雌が鳴き声を出すと瞬時に雄が抱卵を担当する光景が見られます。今シーズンのペアは雄が巣の近くで雌の合図を聞き漏らさないように待機しているのが特徴です。抱卵を雄が担当した後、再び雌に交代すると、今度は雄が巣を見下ろす近くの木の枝に止まり、外敵などを監視するポジションについていました。成鳥雄の姿を観察していると、喉に1本の縦斑があるのに気づきました。若鳥の喉に縦斑があるのは観察していましたが、あらたな発見でした。くわえて、魅了されるのが雄の虹彩の暗赤色、鋭い爪。(写真)2024年5月26日撮影
2024.05.26
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ツミのペアが暮らす林を訪ねました。造巣してしばらくは雌雄交代で巣に座り込む光景が観察されましたが、16日以降は雌のみが座り込んでいます。時折、座っている方向をかえたりしているのがブランドから垣間見ることができます。一方、雄は巣を見下ろすことができる少し離れた枝から営巣木の枝から監視をしています。カラスなどの巣に接近した場合猛スピードで降下し追い払っています。外敵が接近しない時間帯は、尾羽単独または翼と尾羽を同時に広げたり、重なりを整えたり、ほつれを直したりする行動が見られます。限られた時間内で観察の楽しみ。今朝は、ツミの様子を観察した後、近郊の砂利が敷いてある駐車場で営巣しているコチドリの様子を見に立ち寄りました。駐車が入ってくると警戒して巣を離れますが、それ以外は抱卵している模様です。こちらも長時間の居候ができませんが、見守りを続けています。(写真)2024年5月23日撮影(4枚目、5枚目のツミが翼を広げた2枚は昨年5月撮影)
2024.05.23
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5日に造巣したポイントに雌が座り込み、10日には雌が長時間座り込んだ姿を観察。今日、ブランドの中から観察していると、到着直後は雄が巣に座り込んでいました。雌の姿を探すと巣の高さの3倍程度の少し離れた木の枝で巣を凝視していました。その後、鳴き声がしたと思ったら今度は雌が巣に移動し、今度は雄が雌が止まっていた枝に移動し見張り役を担当していました。体に小さい雄がしっかり体を伏せており、雌も深く巣に腰をおろし、抱卵しているものと思われます。今シーズンのペアは、ピョーピョーという尻上がりの捕食者への威嚇の声はほとんど出さず、ペア間で餌をねだったり、巣の交代の時にクウクウとコミュニケーションをとる声のみです。(雌雄の虹彩の違いなど)雌の虹彩は黄色、雄の虹彩は暗赤色です。また、アイリングの黄色は雄のほうがはっきりとしている印象があります。(写真)2024年5月19日撮影
2024.05.19
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今朝もツミのペアが飛来している林に出かけました。到着直後は造巣しているスポットに雌の姿がなかったのですが、雄が雌を呼ぶクゥクゥという声がしたと思ったら雄と雌が同じ枝にとまり餌の受け渡しを行った模様です。その後、雌は造巣場所に移動し座り込みました。昨日も雄から餌を受領した後、座り込んでいましたので産卵した可能性もあります。造巣場所周辺は複数のオナガが巣材をくわえて移動する光景も見かけたり、地面に降りて餌を物色する姿を見かけたり、生き物の暮らしを垣間見る時間となっています。(写真)2024年5月16日撮影なお、ツミの巣の写真は、ブランド内から撮影したものです。
2024.05.16
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昨日に引き続き南南西の強風が吹き抜ける一日となりました。先週まで巣作りをしていた場所が雌には気に入らなかったようで場所を変更した模様です。このためか雄が小鳥を捕獲して帰還してククッと鳴き声を出して雌に餌を持ってきたよと読んでも雌は登場せず。なんだ君はいないのかと雄が地団駄を踏むような仕草をした後、わしわしと食べ始めました。午後、所用で同地を通過した際に雌がムクドリを捕獲し足にぶらさげて林に帰還する姿を目撃。(写真)2024年5月12日撮影
2024.05.12
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ツミが造巣している林を訪ねました。到着直後、雄の鳴き声がしたとおもったら雌が登場しペアリングを目撃しました。その後、雄は林の外に渡去、雌は造巣した場所に座り込み一時間以上そのまま静止。ペアリングを目撃後、約1時間をした時、雄が足に小鳥をぶら下げて帰還しました。何度か雄が鳴き声をあげ雌に合図。雄は周辺にいたハシブトガラスを追い払い、雌に餌を渡したようでした。雌が巣に帰還するまでの時間を使い、営巣木周辺の地面を確認すると、キジバトの羽が複数散在しているのを発見しました。昨日までの天気がよくなかった際、周辺にいたキジバトを捕食したものと思われました。(写真)2024年5月10日撮影(雌が座り込んでいる光景はブラインドから撮影したもの)
2024.05.10
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南南西の風が強く吹き抜ける朝となりました。ツミのペアが飛来しているフィールドに出かけました。今朝も雄が木の枝を頻繁に運搬し造巣しているのは間違えありません。雌はどうにいるのかと営巣木に注目していると同じ木の少し高い場所の姿を見つけました。但し、造巣中の位置は、地上から3m前後で、従来観察した造巣の高さに比べて低いのです。宮崎(1987)が「帰巣する時、林の中を縫って飛ぶことはめったになく、上空からダイレクトに入ることが多い。そのためかツミの巣はオオタカやハイタカよりずっと背の高い大木に作られる」と報告していることをずっとバイブルとしてきましたので、新たな発見です。フィールドでの出会いは、いつも新しいことを教えてくれるものです。(写真)2024年5月6日撮影(引用)宮崎学.1987.鷲鷹ひとり旅.p42.平凡社.
2024.05.06
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4月13日に3羽のツミが飛翔する姿を目撃して以来、消息が把握できないままでしたが、とうとう雌雄ペアが造巣をスタートさせている光景に出会えました。雄が木の枝を運び込み、キィキィと鳴くと雌が登場して巣の座り心地を確認するような仕草をみせていました。このまま造巣、産卵となってくれるかはまだ不明ですが、見守りをスタートします。(写真)2024年5月5日撮影
2024.05.05
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4月1日に雌の姿を目撃したものの、まだペアの相手や造巣する様子も確認できず、日数が経過していくばかりです。しかし、近郊の公園の一角で3羽が飛翔する姿を観察したり、今朝は少し離れた谷津田上空で鳴きながら飛翔する個体と上空を飛翔する個体の2羽を観察できました。ツミは、越冬期過ごした林から営巣林に移動する時期は、行動圏がとても広いのが特徴です。その後、営巣林の候補地をいくつか抱え、雌がその林に執着する時期となると雌が林に長時間滞在するようになります。その後、4月に造巣期に入り、独自で巣作りをスタートするか、カラスなどの巣をベースにして枝や葉を搬入して巣を大きくします。(写真)2024年4月1日、2023年4月13日撮影
2024.04.12
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ツミが昨年まで営巣していた林が相続のため売却され宅地造成となったため、その動向が気になっていましたが、今朝探索していたら2014年まで営巣していた林に雌の姿を見つけました。コナラの木にとまり、キィキィキィと鳴き声を出したり羽繕いをしている姿を観察できました。雄が同じ林に来ているかは不明ですが、姿を確認できたのでホッとしました。(写真)2024年4月1日撮影
2024.04.01
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ツミの若鳥たちが誕生した林が宅地造成で木が伐採され、帰る場所を失ったツミ家族は、近郊の公園の一角に移動しました。その様子を見守ってきましたが、先月25日以降姿が確認できないままとなっています。若鳥4羽の命をつなぐ獲物を獲得するには無理だったようで移動したものと思います。さて、公園内を散策してみると、野鳥たちが好む実のなる木があるのを発見。モクレン科コブシ(握りこぶし状の実がつきます。袋果の集合体で熟すと破れ赤い手指が垂れ下がります。アオゲラ、ヒヨドリ、カラス類が好むとされています)、ミズキ科ヤマボウシ(赤く熟しムクドリ、オナガがつつく)、ニレ科エノキ(茶色に熟しツグミ類、メジロ、アトリ類が採食するとされています)などを見つけました。自分で餌をとるようになったシジュウカラ幼鳥が、幼鳥だけの5羽程度の群れを作り、木々を移動し、小さな木の実をついばんでいました。また、ムクドリ約40羽前後の群れが地面でセミや昆虫を採食する姿を見つけました。これから秋到来となってどんな鳥たちが立ち寄っていくのか、楽しみです。(写真)2023年8月7日撮影(ツミは2023年7月25日撮影、アオゲラは2016年12月に栃木県で撮影)
2023.08.07
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若鳥たちが誕生した林が宅地造成で木が伐採され、帰る場所を失ったツミ家族は、近郊の公園の一角に移動しました。移住四日目の様子を見に出かけました。現地に到着すると、今朝は若鳥がセミを捕獲している光景からスタート。木の幹に飛来したセミを10分にみ満たない間隔でゲット。親鳥から餌をもらうだけだったのにその成長ぶりに目を見張ります。セミを食べる様子を見ていると、羽根をはずしその胴体から食べ始め、最後の足をたいらげて終了。お腹が満たされると木の幹に腰をおろしてウトウト。最後にアップした画像は、セミの羽が2枚、スズメの風切部分が1枚です。スズメを解体するときには羽毛をむしりそれから風切部分をむしり落とすのを発見しました。(写真)2023年7月25日撮影
2023.07.25
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若鳥たちが誕生した林が宅地造成で木が伐採され、帰る場所を失ったツミ家族は、近郊の公園の一角に移動した旨を昨日リポートしました。移動三日目の様子を見に出かけました。今朝は、幼鳥たちは餌を捕獲し食べた後の様子で、お日様をさけるために木陰で休んでいました。それぞれ、お気に入りの木の幹に腰をおろしうとうとしており、邪魔しないようにそっと記録をして現地を後にしました。(写真)2023年7月23日撮影
2023.07.23
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若鳥たちが誕生した林が宅地造成で木が伐採され、帰る場所を失ったツミ家族は、近郊の公園の一角に移動した旨を昨日リポートしました。移動二日目の様子を見に出かけました。今朝は、幼鳥たちは独力でセミを捕獲し、解体して食べている様子を目撃しました。ただし、末っ子だけは飛翔力は十分なものの、捕獲するには至らず捕獲できる幼鳥の後追いに徹していました。餌にありつけたかは確認できませんでしたが、日光を避けることができる木陰で30分以上休み餌にありつけた可能性が高いものと思います。若鳥を見守るため、成鳥雄が住宅のテレビアンテナや電線にとまり、周囲を警戒する姿があり、ハシブトガラスが幼鳥に接近すると直ちに追い払っていました。(写真)2023年7月22日撮影
2023.07.22
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今朝はとうとう宅地造成の工事がスタートしました。工事着工予定が7月末となっていたのですが、大幅に繰り上がりました。プルドーザーで次々に林の木が伐採されていきます。あの木は何年前にツミが営巣した木、この木はあの年の営巣木と思い出が次々と思い浮かんできました。ツミの幼鳥が誕生し48日齢前後ですのでまだ単独で狩りができないはずなので、家族の姿が近郊にあるはずと思い、探索。広大な公園の一角で成鳥雌雄各1羽、幼鳥4羽が鳴きながら地面に降りたり、枝に移動したりを繰り返していました。若鳥たちのターゲットはセミで、セミを追い詰めて地面に落下したものを食べているのとがわかりました。近くには成鳥雄がテレビアンテナに止まにらみを利かせ幼鳥たちの行動を見守っていました。本来は、誕生した林でセミの捕獲をする時期なのですが、今シーズンは親鳥に連れられて移住をせざるを得なかったので不憫でなりません。(写真)2023年7月21日撮影
2023.07.21
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ツミの幼鳥が誕生して41日齢前後となりました。到着すると、2羽の幼鳥が餌をめぐって争奪戦を繰り広げている光景からスタート。林上空から地面に降り立って足に持っている幼鳥から強奪しようともう一羽の幼鳥がアタックするものの、かなわず。とれなかったのを枝の上で獲物を食べている幼鳥に猛アピールしていました。(一枚目から2枚目)四枚目の個体が少し体が大きい個体で餌を食べた後に枝で休憩していた個体です。この後、親鳥が獲物のスズメを持参し、その獲物はさきほど餌にありつけなかった幼鳥が受け取り、羽毛をはぎとり解体し食べ始めました。同じ幼鳥どうしでも餌をめぐってはライバルなのですね。(写真)2023年7月14日撮影
2023.07.14
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ツミの幼鳥が誕生して40日齢前後となりました。今朝は林に到着した直後は幼鳥は不在で餌を捕獲に出かけている模様でした。木陰に待つこと20分ほどしたとき、鳴き声がしたと思ったら待機していたポイントの頭上の枝にとまり、視線があってしまいドキドキ。しかし、その後は羽づくろいや背を伸ばす格好をしたり、頭上に飛来するオナガの方向を注視したりまったく私のほうは関係ないとい感じとなりました。(ツミ幼鳥の齢)ツミの幼鳥は誕生し2週間ほどで幼羽が生え始め、4週ほどではえそろうと言われてます。6月17日時点の写真の個体が14日齢とすると虹彩の色が変化したのは16日齢、7月9日観察の個体が36日齢前後と思われます。(写真)2023年7月13日撮影
2023.07.13
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幼鳥は38日齢前後となりました。林に残っている幼鳥2羽は林中を飛び回るようになりました。今朝は、林の中で独力で小鳥を捕獲し、解体し食べる光景を目撃しました。しかも、親鳥から教えてもらったと思われる翼で餌を覆う姿を披露してくれました。(餌は観察していた角度からは見えていません)猛禽として生きていくには、飛翔、天敵からの回避、餌の探索・捕獲などのスキルがすべて必要ですが、これらをひとつずつ習得している姿に出会えるので林に立ち寄る励みになっています。(ツミ幼鳥の齢)ツミの幼鳥は誕生し2週間ほどで幼羽が生え始め、4週ほどではえそろうと言われてます。6月17日時点の写真の個体が14日齢とすると虹彩の色が変化したのは16日齢、7月9日観察の個体が36日齢前後と思われます。(写真)2023年7月11日撮影
2023.07.11
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ヒナを確認してから39日目となりました。お日様は出ていないのですが、蒸し暑く林はさしずめサウナのよう。今朝のツミの若様は地面で餌を物色していた光景からスタートとなりました。獲物を追いかけて地面に降り立ったのか、地面の虫を物色していたのかは不明ですが林の中を飛びぬけるのにくわえて新しい狩りの方法を会得したようです。若様は、ほとんど成鳥とかわらない大きさとなり、カラスが飛来した際の退避するスピードも成鳥と遜色のないレベルです。しかし、まだ、林の中で急遽方向を変えたりするのがぎこちない感じです。写真は、一枚目は今朝観察・撮影のものですが、二枚目は7月6日、三枚目は7月3日、四枚目は6月27日、五枚目は6月23日、六枚目は6月21日、七枚目は6月17日撮影のものです。6月21日までは虹彩は暗色だったものが、23日以降は虹彩は黄色っぽい色と変化しています。鳥類の虹彩はカロテノイド、プリン、プテリジンなどの色素の組み合わせ、そして構造色を原理にもつ細胞があるかどうかで決まると言われています。(ツミ幼鳥の齢)ツミの幼鳥は誕生し2週間ほどで幼羽が生え始め、4週ほどてはえそろうと言われてます。6月17日時点の写真の個体が14日齢とすると虹彩の色が変化したのは16日齢、本日の個体は36日齢前後と思われます。(写真)2023年7月9日撮影、このほかは前記の記載
2023.07.09
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ヒナを確認してから36日目となりました。午前中は小雨が降っていたので林に立ち寄ったのは昼過ぎとなりました。2羽の幼鳥は、営巣木と隣接する林の一角にその姿がありました。成鳥雌雄は朝早くに餌を持参し巣で受け渡しをした後はほとんど姿を見せなくなりました。このため、営巣木にカラスが接近してきた際などは2羽で営巣木の枝に止まってやり過ごしています。とれでも、カラスが渡去すると2羽で巣に入り、リラックスしたり、羽づくろいをする光景が観察できたりします。午後の時間帯は、木株に腰をおろして休む姿や枝にとまり、羽つぐろいすることがほとんどでした。(写真)2023年7月6日撮影
2023.07.06
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ヒナを確認してから33日目となりました。昨日は成鳥雌雄のペアが林に姿を見せたのみで幼鳥の姿はなく、近郊に独力で餌探しに出かけていたようです。一転して今朝は、2羽の幼鳥の姿があり成鳥から獲物を受領し営巣木の移動し、羽毛をむしり解体して食べていました。一羽が食べている時は、もう一羽は周囲を警戒している素振りをみせ、その時だけは視線があっていまいました。餌をたいらげると、今度は羽づくろいをスタート。下面の羽をふくらませて空気を通した後、丁寧に羽をしごいていました。その後は、木の下部に腰をおろして昼寝をスタートさせました。(写真)2023年7月3日撮影
2023.07.03
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ヒナを確認してから29日目となりました。今朝は、営巣木を見下ろす木のてっぺんで成鳥雌が周囲を警戒していました。営巣木を見ていくと中に末っ子一羽の姿があり、幼鳥がカラスに襲撃されないよう見張っているのがわかりました。昨シーズン、一番子が餌を追って地面に降りたところを複数のカラスに襲撃され、巣に残っていた幼鳥すべても餌食となるという悲惨な光景があったことを成鳥ペアは忘れず今シーズンは同じ失敗を繰り返さないとばかりの行動なのでしょう。成鳥雌ばかりでなく、成鳥雄も幼鳥のそばに登場し、接近してきたキジバト、オナガを猛追し追い払っていました。友好関係にあるとされるオナガといえども、幼鳥のそばにいればカラスに幼鳥の居場所がわかってしまうからなのかもしれません。でも、幼鳥はそんなことはどこ吹く感じでマイペースで羽づくろい。(写真)2023年6月29日撮影
2023.06.29
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ヒナを確認してから28日目となりました。今朝は、いよいよ営巣木に残っていたのは末っ子と思われる一羽みでした。枝移りをしてバランスを保持するのを練習するそぶりを披露していたにはびっくり。その後、成鳥雌と林の中を飛翔した後、成鳥雌が足に獲物をぶらさげて帰還し幼鳥と連れ立って林の外に連れ出しました。幼鳥が自力で獲物を捕獲するトレーニングがスタートしたものと思われます。最初はセミが独力で捕獲できように、次のステップはスズメ、シジュウカラ、ムクドリの幼鳥の捕獲、その後小鳥の成鳥を捕獲するできるように付きっきりで教えていくものと思います。林の住宅造成工事が開始されるまで、一ヶ月弱となりましたが、幼鳥がそれまでには自立でき可能性が高くなってきました。(写真)2023年6月28日撮影
2023.06.28
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ヒナを確認してから27日目となりました。営巣木に姿があるのは、第三子、第四子のみとなっています。親鳥が獲物を持ち帰るまではそれぞれの好みの枝にとまり、羽づくろいをしたり居眠りをしたり実にマイペースです。それでも成鳥雌が鳴きながら林に帰還すると、そわそわする動きを見せています。先週までとは親の獲物の与え方に変化があり、今朝の様子を見ていると成鳥雌は獲物を丸ごと巣においてすぐに飛び去ってしまいます。母さんツミが巣に帰還すると、幼鳥は巣にかけつけて食べ始めます。羽をむしり、自分流に解体しむさぼって食べています。成鳥は巣の近くにカラスが接近してきたときだけ鋭い声をあげて追い払うものの、それ以外は林の一角に滞在している模様です。(写真)2023年6月27日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.27
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ヒナを確認してから23日目となりました。4羽のヒナがすべて巣立ちとなりました。とはいっても第三子、第四子はまだ巣の隣りの枝に移動しただけで雌が獲物を運搬して巣に帰還すると真っ先にかけつけています。最初に巣立ちした第一子は営巣木とは別の木の枝にその姿があり、この個体だけ雄が獲物を運搬して食べさせています。第二子は、巣とは第三子、第四子とは反対側の一角にその姿があります。(幼鳥の姿の違い)これまでヒナとしていたものを幼鳥(孵化後第一回冬羽まで)と呼ぶこととします。第一子は、一枚目から三枚目の写真の個体です。虹彩が薄青色で胸に縦斑、腹にハート型の斑があり、下面は白っぽいです。第二子から第四子の個体は、虹彩が青色がかった暗色で、下面は第一子と比べると褐色がかり、胸に縦斑、腹にハート型の斑があります。第三子は、目先から喉にかけて褐色味が強い印象です。ただし、幼鳥の雌雄の識別は大きさ以外には判断できないとされています。(写真)2023年6月23日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.23
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ヒナを確認してから22日目となりました。昨日と同じ巣立ちとなったヒナが枝をつたって巣のとなりにある枝にとまり、巣にと2羽が休んでいる状態でした。でも、母さんツミが獲物を運搬してくると4羽すべてが巣に戻り、親を中心に円陣を組み、餌を頬張ります。過去、最初の巣立ちから一週間程度ですべて巣立ちとなりますから、週末には枝移りした姿を目撃するようになるものと思います。ヒナが巣立ってから約2週間程度経過すると、親鳥は餌を与えなくなりますので、6月末頃からはいよいよ独力で飛翔し餌探しをするようになっていきます。もっとも巣から離れた枝には成鳥雄が見守りを続ける様子をみかけます。宅地造成工事開始の7月末までに無事に過ごせるように地元の皆さんと見守ります。(写真)2023年6月22日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.22
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ヒナを確認してから21日目となりました。今朝は巣とヒナたちの様子を観察していたら、2羽が巣立ちとなりました。(巣立ちは巣を最初に離れた日をそう呼んでいます)最初4羽が巣の中にいたものが、1羽ずつ計2羽が巣の隣りの枝にひょっいとばかりに移動する姿を目撃しました。巣立ち前に成鳥雌が獲物の小鳥を巣に運搬してちぎって与えている光景を観察。与え終わって成鳥雌がいつもの見張り台の枝に移動したと同時にヒナが翼をはばたかせ、ふらふらとしながら足をふんばり移動に成功しました。母さんツミは、その様子を見張り台からじっと凝視し、カラスが接近するとその方向を警戒したり、何度も追尾を繰り返していました。(写真)2023年6月21日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.21
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ヒナを確認してから19日目となりました。林に到着直後は巣にはヒナのみで、成鳥雌雄の姿は認められませんでした。しかし、すぐに雄の鳴き声がすると足に獲物をぶら下げて帰還。雌の鳴き声がすると2羽で枝を移動し雌が獲物を受領。獲物を受け取った雌はまず自分で獲物にかぶりついた後、巣に移動。綿羽が認められる個体から餌を与えていました。巣には、第ニ綿羽が2羽、胸に縦斑、腹にハート型の斑が現れた幼鳥が2羽存在していました。ただし、後者の目の色は暗褐色に見え緑灰褐色とは確認できないので幼鳥の特徴をすべて備えてはいませんでした。(写真)2023年6月19日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.19
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ヒナを確認してから13日目となりました。林に到着直後は巣にはヒナのみで、成鳥雌は見張り台の枝で巣を凝視していました。10分ほど経過した時、雄の鳴き声がしたと思ったら、餌を持参して帰還。雄が雌を呼ぶ声がした後、雌が角度のある木にとまり、鳴き声を出し、雄に餌を受けとるポイントを合図し餌をすぐさま受け取り、巣に入りました。ヒナたちの成長は眼を見張るものがあり、食べ盛りそのもの。その後、餌を与えた雌は見張り台の枝に移動し、翼や尾羽を広げて日光浴。(写真)2023年6月17日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.17
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ヒナを確認してから10日目となりました。林に到着して巣を確認すると、雌の姿はなくヒナの頭部も見えず。小雨から本降りとなったと思ったら雄の鳴き声と共にいつもの見張り台の枝に獲物をぶらさげて帰還していました。何度も雌を呼ぶ声に呼応して雌とヒナは頭をあげ雄の方向を注視。雌雄ともにククッと声を出したと思ったら雌が雄のもとに移動し餌を受領し、素早く巣に帰還。ヒナたちに食いちぎって与えていました。お腹がいっぱいになったヒナたちは、羽ほひろげて羽づくろいをしたり活発に動き始めました。一瞬ですが4羽の姿を確認できました。(これまでの記事)3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。腹の下方に雛が存在しているものと思われました。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。8日雌が巣に餌を運搬した際、2羽のヒナの頭部が見えた。9日ヒナ3羽を確認。14日ヒナ4羽を観察。(写真)2023年6月14日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.14
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ヒナを確認してから二日目となりました。林に到着して巣を確認すると、雌の姿はなくヒナの頭部も見えずでした。しかし、背中に視線を感じ振り返ると、いつも雄が止まっている見張り台の枝に雌が止まっていました。上空から巣に接近する外敵がいないかと鋭い視線をむけていました。その後すぐ林の遠くから鳴き声がしてオナガ5羽に追尾されて林に帰還した雄から餌を受領し、雌が餌を早速受領していつも雄が獲物を解体する枝にとまり同様に解体をスタート。羽毛を取り除き、巣に持ち帰った時にすぐにヒナに与えやすいように整形する光景を目撃。その迫力に圧倒されました。その後、雌が巣に戻りヒナの獲物を与え始め、その時ヒナの頭部が3つ見えました。(これまでの記事)3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。腹の下方に雛が存在しているものと思われました。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。8日雌が巣に餌を運搬した際、2羽のヒナの頭部が見えた。9日ヒナ3羽を確認。(写真)2023年6月9日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.09
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昨日、ツミが子育てをしている林でヒナが親鳥から餌をもらう光景を観察しました。林の所有者が逝去され相続税の関係で売却されることとなり、約5900㎡が35区画の住宅地となると掲示板が掲げらています。7月末工事着工とありますから、産卵、ヒナの誕生、成長、巣立ち、独り立ちといった成長のステージを観察できるのも今年が最後。昨日観察したヒナは、頭頂にバフ色が見られないので第一綿羽と思われます。第一綿羽の個体は一週間ほどで第ニ綿羽に生え変わり、頭頂、背、翼など上面がややバフ色を帯びるとされています。一枚目は昨日観察した個体、二枚目、三枚目は昨シーズン観察したヒナです。二枚目、三枚目の個体は上面にバフ色が見られたので第ニ綿羽となった個体と思われます。昨日観察した個体は同様と思われますから第ニ綿羽と思われます。(第ニ綿羽からの羽の変化)四枚目は昨シーズン観察した個体で二枚目、三枚目を観察した2日後です。胸に斑がみえはじめ、綿羽の下から幼羽が見え始めています。その翌日(第ニ綿羽を観察した3日後)にはさらに換羽が進行していました。五枚目の写真は、第ニ綿羽を観察してから8日後の様子です。上面、翼はほぼ幼羽となりました。胸と脇の軸斑もはっきりとしてきました。今シーズンはどんな成長ぶりとなるか楽しみです。(幼羽が揃う時期)幼鳥は、孵化後2週間ぐらいで幼羽が生え始め約4週齢で生え揃います。その後、第2暦年の3月ごろに換羽が始まる間、完全な幼鳥の羽衣となります。(写真)一枚目:2023年6月8日、二枚目:2022年6月29日三枚目2022年7月4日、四枚目:2022年7月6日、五枚目:2022年7月7日、六枚目2022年7月12日、七枚目:2022年7月14日撮影(いずれも巣立ちまではブラインドから撮影)
2023.06.09
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今朝はとうとうツミのヒナを確認できました。林に到着した直後は巣に雌の姿もなく、そのほかの動きもありませんでした。待機すること40分、林の遠くから甲高い雄の鳴き声が聞こえ、猛スピードで帰還しました。雄だけかと思いきや雌も帰還。ペアそろって狩りに出かけていたのでした。雄が解体した獲物をすばやく雌が受領し、巣に運搬。嘴でこまなくちぎったその時、むくむくした毛に包まれたヒナの頭部が見えました。同時に餌を受け取ろうとするヒナり頭部は2つ出現。このほか、まだ動く影がありましたのでそれ以上のヒナが存在している模様です。その後、満腹となったヒナは座り込んで眠ってしまった模様。その後、再び雄が林の外にでかけて狩りをし足にスズメをぶらさげて帰還しました。今度は雌と自分で食べる分を捕獲してきたものと思われました。なお、ツミは孵化後2週間程度で幼羽が生え始めるとされていますから、誕生は先月25日頃と思われます。このほか、5日に林でツミ雌若鳥を発見しました。ペアの子育てを手伝うヘルパーとして近郊の林から渡来したものと思われます。ヒナの成鳥過程でどんな役割を果たすのか観察テーマができました。(これまでの記事)3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。腹の下方に雛が存在しているものと思われました。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。8日雌が巣に餌を運搬した際、2羽のヒナの頭部が見えた。(写真)2023年6月8日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.08
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ツミが抱卵してから34日目、南南西の風が3m程度林を吹き抜けていました。到着して巣を確認すると、雌が座り込んでいました。雄が見張り台の姿が見えないので小一時間、木陰で待機。待機していたら、遠くからカラスなどの捕食者を威嚇するピョーピョピョピョの声を上げて林に帰還しました。足にはムクドリと思われる獲物をぶらさげ、枝に止まり羽をむしり解体しすじめました。その後、ケッケッケッと甲高い声をあげ、クゥクゥと雌雄の間の合図をだしたと思ったら雌に餌を受け渡し。その素早さには感心してしまいました。その後、雌が獲物を持参し巣に帰還し、縁に静置し食べていました。時折、嘴で雛に餌を与えるようなスタイルをとっていました。今シーズンは、足にぶらさげて帰還した時に確認できた獲物は、平年のシジュウカラではなく、もっぱらスズメでした。ところが、昨日からはさらに体の大きいムクドリと思われる獲物を持参していました。ツミは、林縁で待ち伏せをして木に止まり、近くを通過する獲物を猛然とダッシュして捕らえますから、今シーズンはスズメが少ない可能性があります。(これまでの記事)3月9日に今シーズン初認、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。19日は雌が巣材をくわえて入り巣を補強。21日雄のみ見張りの枝に姿あり。5月1日雌が長時間、巣に座り込む。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。雛が存在している印象あり。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。4日は雌が雄から受け取った餌を巣の縁で食す。(写真)2023年6月4日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.04
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ツミが抱卵してから33日目となりました。昨日から今朝にかけての台風2号と前線の影響での大雨でジュニアが孵化したと思われるツミのペアがどうしているかと朝から気をもむばかり。雨が上がった午後、林に出かけました。到着して巣の様子を確認すると、なんとツミ雌の視線がこちらを注視していました。このため、ブラインドから離れた場所から角度を変えて様子を見るにしました。なお、林では折れた枝があちこちに散見されましたが巣は損傷もなく無事でホッとしました。小一時間経過し、雄の鳴き声がしたと思ったらいつもよりサイズのや大きい小鳥を足にぶら下げて帰還。その解体ぶりはスピーディで羽毛をむしり取り、雌が食べやすいように整形していきました。そのうえで、鳴き声を出して雌を呼び、雌は素早く餌を受領し枝を移して自分で食べていました。その際、近くを移動してきたカラスの方に鋭い視線を向け警戒し素早く巣に帰還。巣に帰還した後は、座り込まず立ち姿のまま静止。おそらく、ブラインドのいる私の存在に気がついたと思われたので今日の観察と撮影はこれで中断としました。(これまでの記事)3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。腹の下方に雛が存在しているものと思われました。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。(写真)2023年6月3日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.03
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ツミが抱卵してから32日目となりました。今朝、到着して巣の様子を確認すると、雌が巣の中で立ち上がっていました。その後、足元を気にする仕草をみせ、雛が存在しているのを教えてくれているようでした。その後、雄と連れ立って巣の外に出て約15分程度不在となりましたが、知らぬ間に巣に帰還し何事もなかったように深く座り込み、カラスなどが巣に周囲に接近するとその方向に顔をむけていました。もちろん、雄は獲物を捕獲して林に帰還後は、いつもの見張り台に姿がありました。(これまでの記事)3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。31日も29日と同様の位置で座り込み、21日以前の位置からは移動。(写真)2023年6月1日撮影(巣はブラインドから撮影)
2023.06.01
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