座して死を待つか、動いて活路を見出すか！

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2003/10/12

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カテゴリ：ビジネス・自分の仕事！

昨日の話しは、ちょっと本題からそれてしまいましたので、続きです。

大家さんの建築会社が、アルミサッシを中国に作らせて販売をしています。

自社ビルとして建てた３階建ての建物を、部屋を区切って、小分けして貸している位、本業は厳しい状態が続いていたようです。

しかし、数年前から、あることが切っ掛けで、アルミサッシを中国に作らせて、輸入し販売する事業を始めて、当初は巧くいった言っていました。

建築用アルミサッシは、殆どがオーダーメードで、中国に作らせたら価格の面で国内のメーカーとの差は、歴然です。

元々ゼネコンの福岡の出先の担当者と懇意だったため、その人が東京に戻った時は、東京に事務所まで借りて、アルミサッシ輸入の事業に没頭して頑張ったようです。

そのおかげで、当初は順調にいき、厳しかった業績も急激に回復し、右肩上がりの勢いになり、一時期順風満帆だったようです。

ところが、大手アルミサッシメーカーも、中国に工場を作って、大幅価格ダウンで大攻勢。

大手の狭間で、価格の勝負で、ごく一部のユーザー向けに作っていたものが、途端に業績悪化です。

福岡東京往復年６０回とか東京事務所とか言うと、カッコが良いし、凄いと思うのだが、実際に業績が悪くなると、それが手かせ足かせとなっている。

私もランチェスター理論を少しは勉強したことがあるので、その理論で考えれば、この方法は、弱者がやるには体力の消耗戦のようになっている。

私も、苦い失敗は何回もしているので、偉そうなことは言えないが、福岡にいただけでは、もう駄目だと思った時、東京に活路を見出そうとするのは、仕方がないことではと思ってしまう。

座して死を待つか、動いて死ぬか。

ランチェスター理論やコンサルタントの話は、殆どが一般消費者向けのビジネスの話や事例で、製造業や商社の向けの話しは出て来ない。

もちろんアレンジしてやらなくてはいけないと解っているのだが、アレンジをなかなか出来ないのが、凡人の辛いところだ（笑）。

この日記にも何回か書いたが、やはり多くの人と会い、学ばなければ、そのアレンジが出来そうにない。

最近、怠っている異業種交流会への参加や接近戦を、もう一度原点に返って参加して、いいアイデア、ヒントを学ばなければと思っている。

座して死を待つか、動いて活路を見出すかだ。

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