2004/03/06
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カテゴリ: 人生・教訓!
ある方からメールをいただいて、その中に、敗者復活とは何か、成功とは何かと書いてあった。

日頃漠然としか考えていなかったので、改めて聞かれると、直ぐには答えが出てこない。

ビル・ゲイツのように巨万の富を我がものにするのが成功なのか。

しかし、そんなことを言ったら、成功したのは、世界にただ彼一人ということになる(笑)。

兆の桁を超える資産を持つ人など数えるくらいしかいない。

金という価値観だけでは、とても判断できない。

長者番付の常連という人が、過ちを犯して、奈落の底に落ちていった例はいくらでもある。

バブル期に、夜の街を闊歩していた人たちは、今どうしているのか。


実業家に限らず、この人は魅力的だな、生き生きしているなと思えるような人は、皆さん『志』を持っている。



この場合の『志』というのは、人それぞれ顔が違うように、内容とか事の大小は関係ない。

巨万の富を我がものにしたいでも、一流の博多人形師になりたいでも、幸せな家庭を築きたいでも、それは個人の『志』なのだ。

青筋立てて『俺は、ビル・ゲイツになるんだ』と言うことだけが『志』ではない。


『志』を持って、それに向って努力し、その目標を達成できた時、或いは達成できなくても、自分で満足できれば「成功」と言えるのではないか。

要は、究極の『自己満足』。

自分が満足できないと人も満足にしてあげられない。

自分が幸せじゃないと人も幸せにできない。

まずは、『自己満足』で十分な成功だと思うのです。

それから次のステップを考えればいいことですから。

『成功とは、究極の自己満足』これではないでしょうか。

私自身の自戒を込めて。




自己満足と言えば、ちょっとこじつけになるかもしれないが、私の母と近所のおばさんの話。

母は今年確か?79歳。

若い頃から父の鍛冶屋、鉄工所の手伝いをしてきたせいか、今や足腰ガタガタ。

腰も少し曲がっている。

100メートルも歩くと、足が痛いと言って、その辺に座っている。



『あんなもの、年寄りに見られるからイヤ、いらん』

こんなことを言いやがった(笑)。

79で年寄りに見られたくなかったら、幾つが年寄りなのか(笑)。

ところが上には上がいるようで、近所に住んでいたおばさん。

おばさんと言っても、90歳代半ば。

残念ながら、さすがに現在は入院中だが、数年前の90歳を過ぎた頃、家族が乳母車を買ってやろうかと言ったら、

『あんなもの押しよったらおかしか。年寄りに見られる』

と言ったそうな(笑)。

これまた、90で年寄りに見られたくなかったら、幾つが年寄りなのか(笑)。

この方、入院するまで、乳母車は押さなかったですね。

この二人のプライド?。

これも究極の『自己満足』かもしれません(笑)。









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最終更新日  2004/03/06 08:04:06 PM
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