2005/07/17
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カテゴリ: 人生・教訓!
今日、数年前に地元の勉強会で知り合った知人が入院されているので、お見舞いに行ってきました。

約3年前に腎臓ガンで片方を摘出されたのですが、その後膀胱に転移して、内視鏡手術を数回やられた後、今回は膀胱を摘出する大手術だったようです。

私より10歳ほど年上の方ですが、勉強会の時から妙に馬が合って、年に数回は会っていました。

片方の腎臓を摘出された後も元気に仕事をされていましたし、今回の入院前にお会いした時も、驚くほど楽観的でした。


以前、その方から話を聞いたことがあります。

初めてガンを宣告された時より、膀胱に転移したことを聞かされた時の方が、死を意識したこと。

その時は、一瞬足が震えるような恐怖を感じたそうです。

それが今、腹にぶら下げた尿を溜める袋を笑って見せるほどですから、 人というのは、開き直れば信じられないような気持ちになれるものだと 、感心するやら呆れるやらでした(笑)。




その方とは、普段は親交がないので、何用かな、と思ったら、特殊な装置?の宣伝でした。

詳しくは書きませんが、「ガンが治る」という素晴らしい?装置のようでした。

1セット60万円。

私の家族もガンの摘出手術をしましたので、死を意識した人のすがるような気持ちは、少しは分かります。

「溺れる者は藁をも掴むで、買う人もいるかもしれんけど、責任は取れる?」とだけは言いました。


何でこんなことを書くかと言うと、腹に尿を溜める袋をぶら下げてガンと闘っている人の方が、ガンが治る?装置を売っている人より、はるかに いい顔 をしているんですね。

ほんと いい笑顔 をしていました。

人と言うのは、どんな環境や境遇であっても、気持ちの持ち方で、こんなに違うものかと、つくづく感じました。

お見舞いに行って、逆に元気を頂いて帰って来ました(笑)。


それではまた。









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最終更新日  2005/07/17 05:27:07 PM
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