士業は先生に非ず！

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2005/10/09

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テーマ：ビジネス・起業に関すること。(20050)

カテゴリ：人生・教訓！

今日は、ある士業の方に社員の給料のことで、数時間相談に乗ってもらっていた。

私の都合でわざわざ日曜に来てもらって有り難い限りだ。

・・・と言っても、２週間程前失礼を承知できつい事を言った。

私の誤解もあったと思うが、私の言うことを頭から否定されることが多いので、「否定から始まるので相談する気がなくなる。もっと前向きなアドバイスが欲しい・・・・」などなど。

数年前ある勉強会で知り合った方なので、親しくしているのだが、この時ばかりは怒って帰るようなことがあっても仕方がないと覚悟していた。

そんなことがあっても、こんな私と違って人間的に出来た方なので、今日も来て頂いた。

今日は、私の意図を理解して前向きな非常に良いアドバイスを頂き、感謝している。

お礼を言うしかない。

日頃から思っているのだが、士業やコンサルタントは、ちょっと勘違いしている人がいる。

自分の論を披露するのではなく、客先に合った提案型のアドバイスをしてこそ価値がある。

これで思い出すのが、ある某熟練コンサルタントと若きコンサルタントの会話。

若きコンサルタントが、ある会社から社内の意識改革の依頼を受け、先ずは従業員と面接し、社長に言えないような会社への不満を聞き出したとのこと。

それを、あろうことかそのまま社長にぶつけたようだ。

当然、その社長はショックを隠せず顔が青ざめていたという。

そのことを話すコンサルタントの顔は、得意満面と言ってもいいくらいだった。

ところが、それを聞いていた熟練コンサルタントが何と言ったか。

「それは、絶対にしてはいけないこと。なんのためのコンサルなのか？。改善点を伝えるのがコンサルで、社長の困惑した顔を見て喜ぶようではダメだ。万が一その社長が意欲をなくし、廃業するなどと言い出したらどうする。」

その熟練コンサルタントは、日頃から白黒はっきりとものを言う人で、あまり好きではなかったが、その言葉を聞いて、非常に感心したのを覚えている。

頭ごなしに決めつけたような言い方は、難しいようで実は簡単だ。

逆に、はっきりとものを言いながら、発展的で的確なアドバイスをするのは、難しいと思う。

私自身、かなりはっきりとものを言うことがあるので、若きコンサルタント同様失敗の連続でした（笑）。

以上は、自戒として。

それではまた。

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