これぞ『敗者復活戦』！！！

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2005/11/08

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テーマ：ビジネス・起業に関すること。(20050)

カテゴリ：人生・教訓！

一昨日、この日記のタイトル『敗者復活戦』を絵に描いたようなニュースを見た。

殆どの方がご存知だとは思うが、異例とも言えるプロ棋士編入試験の六番勝負で三勝し見事合格した瀬川晶司さん。

アマの強豪とは言え、元々はプロ棋士を目指していたのだから、感激もひとしおだろう。

プロフィールを見ると
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瀬川さんは１４歳でプロ棋士の養成機関「奨励会」に入会。２６歳の時、年齢制限の壁を破れずに三段で退会を余儀なくされた。
その後大学に進学し、アマに復帰後、アマ王将などを獲得。アマ代表として特別参加したプロ公式戦で、２０００年から今年２月までに１７勝７敗と驚異的な勝ち星を残し、同月、連盟に異例ともいえるプロ入りの嘆願書を提出。５月の棋士総会で特例のプロ試験実施が認められた。
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「奨励会」に入会していたということは、育った地域では彼は天才少年と言われていたに違いない。

それにしても、奨励会の１２年といい、その後といい、約２０年の間執念と言うか、よく気力が萎えなかったものだ。

２６歳で退会した後腐ることなく、その後大学に進学しそして就職し、その間も将棋をやり続けていたのだから、そのモチベーションの強さに恐れ入る、としか言いようがない。

腐ることなく、とか簡単に書いてしまったが、もちろん筆舌に尽くし難いような葛藤はあったと思う。

好きだから、好きこそ物の上手なれ、こんな言葉が軽く感じられる。

最近よく言われる、『好きなこと仕事にしよう』などと言われると首を傾げることがある。

『好きなことを仕事にする』と言うことは２０年間諦めず努力し、そして異例ともいえるプロ入りの嘆願書を提出し、それを認めさせ『敗者復活戦』のステージを自分で創ることなのだ。

好きなことを仕事にする、と言いながら嫌いなことから逃げているだけでは、好きなことを仕事に出来ない、と言うことを瀬川さんが証明しているような気がする。

諦めてしまった時が、本当の『敗者』なのかもしれない。

但し、これからが彼の『敗者復活戦』の本番となる。

勤めを辞めてプロ棋士になっても、収入は１００万から２００万になるらしいし、今後１０年間のうちに規定の成績を上げないと公式戦の参加資格を失うようだ。

勝ち抜かなければ、また挫折することもあり得るのだ。

・・・検索していたら、彼が２６歳で入った大学は、私が若き日に夜学に通っていた大学であることを知りました。

偉そうに書きましたが、当時私は苦学生を気取っていながらもあっさり中退してしまいました（笑）。

その後もいろいろな経験をし今があるのですが、彼に比べたらあっちに行ったりこっちに来たりで、『敗者復活戦』と言えるかどうか。

しかし、諦めないとう意志だけは、彼に負けないくらいあるつもりです。

・・・いや、そうありたいですね（笑）。

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