遊戯三昧！

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2006/01/21

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テーマ：自分らしい生き方・お仕事(41186)

カテゴリ：人生・教訓！

私が二十歳前後の頃だからかなり前になるが、週刊プレイボーイで『極道辻説法』という人生相談が掲載されていた。

若者の相談や問いに、見事に答えていたのが今東光だった。

タブーが殆どない内容で、かなり問題にもなり抗議も多かったようだが、とにかく面白かった。

人気があり単行本も亡くなるまで第三巻が出たほどだった。

私は、この三巻とも持っていたのだが、知人に貸したら一巻しか戻って来なくて、とても残念な想いをしたのを覚えている。

この今東光が生前よく言っていたのが『遊戯三昧』という言葉。

大僧正でもあった彼は『仏のように自由自在な境地』を目指し、その過程を心の底から楽しんだのではないか、と思う。

私の教養では理解するのは難しいが、心にまかせて自由自在に振る舞い、如何なることがあろうとも遊び楽しむように過ごしたのではないか。

ちょっとしたことでくよくよしている自分が恥ずかしくなってくる。

今東光に関しては、好き嫌い賛否両論はあると思うが、最近のテレビに出てくるタレント？のように胡散臭さはなかった。

ホリエモンの暴走に協力？したのは他ならぬテレビ局で、最近では占い師を女王のように持ち上げ、次には霊を見れる？という男の発言を長時間垂れ流している。

批判することをはばかるような番組の作り方には首を傾げるしかない。

どんなに有名でも、どんなに本が売れていても、全てが正しいと考えること事態がおかしい。

正しいものを疑え、正しいと言われていることを疑え、と言いたい。

今東光が『極道辻説法』の中である宗教団体を厳しく批判した。

当然のように凄まじい抗議があり、内容証明郵便まで送られてきた。

さすがにびびった編集者が今東光に泣きついた時なんと言ったか。

「それなら○○会長と話をしよう」

このひと言を宗教団体に伝えたら、それから何も言ってこなかったというから面白い。

批判することさえ憚るようなものばかりになったら、世の中おかしく？なってしまいますよ。

批判することも、遊び楽しみたいものです。

それではまた。

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