2006/07/09
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カテゴリ: 人生・教訓!
私は中田英寿には美学は感じない。

完敗したブラジル戦の後、精根尽き果てたとは言え、ピッチ上で10分近く仰向けになっていた姿をまるで美談のように報じた殆どのマスコミには疑問を感じる。

準々決勝で敗れたブラジル選手は、母国では罵倒の嵐が吹き荒れ、ロナウジーニョの像も焼かれてしまったとか。

お国柄が違うとは言え、ロナウドやロナウジーニョが敗れたフランス戦の後、中田と同じようなことをしていたら、なんと言われただろう。

美談どころか恥の上塗りと罵倒されるのが落ちだ。


なんでこんなことを書こうと思ったのか。

今朝なにげなくテレビを見ていたら、中田のことを数冊本にしている女性ライターが出ていた。

彼女は春頃には今回の中田の引退を打ち明けられ、そのことを書いて欲しいと頼まれていたとか。

マスコミは中田の引退を退き際の美学?などと褒め称えるが、彼自身出番が少なくなったヨーロッパでの選手生活に限界を感じていただけではないか?。



しかし、いつの間にか『美談』『美学』になっているところに、捻くれ者?の私としてはケチを付けたくなった(笑)。


ワールドカップ前の国際親善試合で、サイド攻撃を試みた味方の選手の上がりが遅いと思ったのか、苛立った中田は、絶対届かないシュートのようなパスをその選手の前方に蹴り込んでいた。

マスコミ的に言えば、周りを奮い立たせるための荒療治みたいな美談?ということになるのかもしれないが、あの行為はどう見ても人を見下している。

厳しくするのと見下すのは違う。


真のリーダーは組織内に於ける愚鈍なる者も遣わなければならない。

同じようなタイプと思われているイチローは、WBCでの祝勝会で後輩から口に含んだ酒を吹き掛けられていたが、酔った行為とは言え、彼は決して力なのない選手でも見下してはいなかった証拠だろう。

野球で『美学』を感じるとすれば、イチローより野茂であり、サッカーなら中田よりカズや中山だろう。


しかし、そんな選手たちより『美学』という言葉がピッタリなのは、以前このブログにも書いたことがあるプロボクサー坂本博之だ。

『敗れても敗れても諦めず!』 のタイトルの日記から3年近く経とうとするのに彼はまだ現役のボクサーなのだ。

そこには、ライターに引退を告白し取材を依頼するような計算はない。

やり続けるから『美学』を感じるのではなく、計算していないところに『美学』はある。





それではまた。






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最終更新日  2006/07/09 02:16:23 PM
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