パイオニアを忘るることなかれ！！！

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2006/11/16

(8)

テーマ：自分らしい生き方・お仕事(41186)

カテゴリ：人生・教訓！

またもやちょっとばかし御無沙汰いたしておりました。

ブログを休んでいる間に、世間では落札額６０億の松坂の話題で持ち切りのようですね。

もはや一人の選手が投資、いやどちらかと言うと投機の対象となっていて若干違和感はあるが、これこそ実力がある者しか味わえない醍醐味だろう。

一軍に上がることなく去っていく者もいれば、松坂のような者もいる。

極端にも思えるが、ビジネスの世界ではプロ野球の世界が可愛く見えるような現実がある。

具体的に言えば、零細企業の経営者である鍛冶屋の息子とソフトバンクの孫正義は同じ年齢だ。

おまけに出身は県を境にして隣町だ・・・と言っても、この話題には何の関係もないが（笑）。

金の額で孫正義と比べれば私はクズ同然となってしまう。

クズ？、とんでもない。

これぐらいうそぶいて丁度いいのだ（笑）。

おっと、今日書こうと思っていたことから脇道に逸れそうなので、ちょっと修正。

松坂がポスティング制度を利用できたのは、先人たちの功績の賜物だ。

先ずはイチローが日本人として初めてポスティング制度を利用してアメリカに渡り、ＦＡで新庄が日本での数億の年棒を断わって、数千万の保障しかないアメリカに渡った。

他にも何人も渡っている。

大リーグで活躍できない選手もいたが、彼らがいたからこそ松坂は殆ど障害もなくアメリカに渡れるのだ。

彼ら？・・・・。

彼ら？ではない。

彼？を忘れてどうしよう。

↑（楽天ブックスへジャ～ンプ！）

実質的なパイオニアとして日本人が大リーグで活躍できる道筋を作った野茂英雄

彼の名前を忘れたら罰が当たる。

1994年に複数年契約と代理人制度を希望したが、拒否されたため近鉄を退団してわずか年俸980万円でメジャーリーグに挑戦。

野茂の退団は自由契約ではなく任意引退扱いだったので、野茂が日本プロ野球界に帰った場合、近鉄（現オリックス）は野茂に対して保有権を持つことになっている。

任意引退という状況で、年俸980万円の大リーグ挑戦は、恐れを知らぬとしか言いようがない。

新庄の場合とは比較にならないだろう。

しかし、彼は見事な成功を収める。

日本人の大リーグコンプレックスをも払拭した。

その後の活躍は言うまでもない。

そればかりか、日本の社会人野球チームが次々に廃部となっていることに心を痛め、野球を志す若者に対し少しでも受け皿になれればと、野茂の所属した新日鐵堺チームがあった大阪府堺市で社会人野球のクラブチーム「NOMO ベースボールクラブ」を設立し、オーナーに就任している。

そんな彼であるが、力の衰えは隠せず昨年からマイナー契約となり、今年は肘を痛めマイナーも自由契約となってしまったようだ。

まだ来年も現役にこだわるかは分からないが、たとえボロボロになっても本人が納得するまで続けて欲しい。

松坂は凄いと思うし、新庄のパフォーマンスも面白くて好きだが、スタンディングオベーションを送るべきは『無愛想なヒーロー野茂英雄』なのだ。

私は松坂や新庄の今後より、野茂の今後に興味がある。

引退したら、どんな道を歩むのだろうか。

それではまた。

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