お人好しは悪を招く！

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2010/07/05

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テーマ：ものづくり・人づくり！(601)

カテゴリ：人生・教訓！

気は優しくて力持ち。

日本相撲協会を解雇になった琴光喜は、こんな男だったのだろうか。

大嶽親方（元貴闘力）の解雇は仕方ないにしても、琴光喜の解雇は、余りに哀れだ。

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大嶽親方「琴光喜名義で賭けた」　勝ち金回収も依頼か　　　　　　　　　　　　　（asahi.com　6/29記事抜粋）

関係者によると、大嶽親方は、琴光喜を通じて賭けていたと説明。琴光喜は、胴元との仲介役に、自分の名前で大嶽親方の分も申し込んでいた。琴光喜名義の負け金は３千万円近くにのぼったとされるが、その多くは実際は大嶽親方のものだった。日本相撲協会の特別調査委員会の会見によると、賭け金は大嶽親方が１回２０万～５０万円、琴光喜が１万～５万円という。

５００万円も当初、琴光喜の勝ち金とされていたが、大嶽親方は最近、「自分のもので、琴光喜に回収を頼んだ」と説明を変えたという。
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お人好しと言ってしまえばそれまでだが、本当に馬鹿がつくほど人が好い。

いや、本人も分かっていて、大関ともあろうものが率先して「ぱしり」をやったのか。

今更、他の力士に比べて、処分が重いと言っても仕方がないのかもしれないが、お人好しも度が過ぎると悪がニオイを嗅ぎつけて寄って来る。

そんな気がしてならない。

今回のニュースで、このケースとは全く違うが、プロ野球を永久追放になり、復権まで３５年掛かった池永正明さんのことを思い出した。

男気溢れる池永さんは、先輩から「助けてくれ」と頼まれ、その場で先輩の顔を潰す訳にもいかず、新聞紙に包まれた金を受け取ってしまった。

たとえ八百長はしていなくとも、それが命取りになってしまった。

『人生が二度あれば・・・』2005/03/17のブログをお読みください。

義理人情、親切、優しさ、どれもお人好しと紙一重ですね。

誰も傷つけないお人好しは罪はないが、当人の知らないところで、誰かが傷ついていたりする。

こんなことを偉そうに書いている私も、実はお人好しと言われることがある。

もちろん、犯罪に絡むことは論外だが、優しさとお人好しは紙一重。

似て非なるものだろうが、つい優しさと思ってしたことが、そうでなかったりする。

『男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない』

こんなことを言ってカッコつけているバカな私であるが、お人好しは悪を招く、ということを、今回の事件は、思い出させてくれた。

それではまた。

ＡＨＯなオヤジのたわごとと思って、読み流してくだされ。

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