風車の後に見える風景！

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2011/04/13

テーマ：ものづくり・人づくり！(601)

カテゴリ：ものづくり！人づくり！

今日の午後、お客様を訪問するためある工場団地を通っていた。

すると、目の前に優雅に回る風車が現れた。

風車110413A

直径にすると３０メートルを超える羽根が回る見た目の優雅さとは裏腹に、残念ながら風力発電としては現在使われていない。

あまりに効率が悪いからだ。

原発の事故が起きたとは言え、直ぐには原発を止めることは出来ないだろう。

しかし、今回の事故で原発の以外の発電にシフトすることは必至。

風力にしても、九州大学応用力学研究所が開発した「風レンズ風車」は、今までの風力発電の２～５倍の発電量が得られるという。

風レンズ風車110413

しかし、まだまだ大規模な実用化は先のようだ。

当面の問題を解決するためには、良い見本がある。

神戸製鋼の新鋭火力発電所。

正に都市型発電所で、現在２機が稼働し合計140万キロワットの発電を続けている。

これは、巨大原子炉1基分の規模だという。

これで、神戸市のピーク時需要の80％を賄え、おまけに、売上高は年間600億円、営業利益200億円前後と、超優良ビジネスになっていると言うから、驚くばかりだ。。

そして、何より火力発電所と言ってもクリーンなのだ。

その間、国家プロジェクトとして、もっと効率の良い太陽光発電などの新エネルギーを開発しないと、もはや企業レベルでちまちまやっていては間に合わない。

原子力発電技術の輸出に変わるような事業になるインパクトがないと世界に浸透しないし、日本のメーカーは行き場を失い競争力が無くなってしまう。

早く国として青写真を示して欲しい。

こんな時に、驚くような記事が目が留まった。

中国が開発する「クリーンな新型トリウム原発」。

「WIRED VISION」の記事を一部抜粋

現在では、ほぼすべての原子炉でウランが利用されているが、放射性元素のトリウムは、ウランより安全かつクリーンで、埋蔵量の多い代替燃料だと考えられている。

トリウムは溶融塩炉(MSR)に適し、核反応が固体の燃料棒ではなく液体燃料炉の中で起こるため、メルトダウンが発生する危険性がないとされている。[溶融塩とは、塩類が高温で液体になったもの。MSRでは、トリウムのフッ化物を混合した溶融塩を燃料としてエネルギーを取り出す。原理的に重大事故を起こさないとされる。]
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素人の私には判断出来ないが、今のままの原発が不要になるのは時間の問題かもしれない。

早く国家プロジェクトしてやらないと世界から取り残されてしまうような気がする。

がんばれニッポン！。

それではまた。

がんばれ東北！元気出せニッポン！
チーム無駄使い10中