弱小であるが故に最強！

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2011/04/28

テーマ：ものづくり・人づくり！(601)

カテゴリ：ものづくり！人づくり！

昨日の午前中に、あるメーカーがパンフレットを持って我が社を訪ねて来た。

そのパンフレットを見て、あまりの画期的な内容に仰天。

仰天？とはちょっと大袈裟かもしれないが、パンフレットにはこんなことが書いてあった。

「救済ワイド保証サービス」スタート！
１）保証期間を３年に延長（過去３年以内に出荷した全ての製品を対象）
２）電源誤投入（配線ミスや電気的ストレスによる故障）
３）落下・水没（うっかりミス）
４）・・・・・
５）・・・・・

これをやったのが、業界の中では弱小メーカー。

年間、兆の売上を誇る総合電機メーカーなどは、こんなことは絶対と言っていいほど有り得ない。

返品は不可、直送したら送料の請求、技術サービスを動かしたら驚くような金額の請求が来たりと、殿様とも言える商売のやり方が多かった。

もちろん、最近はかなり改善されたが、３年保証や電源誤投入も保証するなんて、この業界では奇跡のようなことだ。

家電業界とは違って、一部は昔のままだ。

これを弱小メーカーがひっくり返そうとしている。

弱小と言っても、年間売上８０億のメーカーではあるが（笑）。

機器生産の部品調達も、大メーカーと違って拠点があるわけではなく、分散しているらしい。

しかし、これが幸いして、今回の大震災でも生産に殆ど影響が出ていないとか。

それどころか、大メーカーが生産の回復が大幅に遅れている機器と同等品の生産が信じられないような数字になっているとか。

中には、毎年の年間生産台数をこの２ヶ月の受注台数が上回る機器も出てきたと言うから、もう驚くしかない。

おまけに、部品調達の拠点がなく、リスクを分散していたことが功を奏し生産も鰻登りという、この時期に奇跡とも言える事実。

目の前で起こったこの事例は、我が社のような零細企業にとっても大変参考になる。

弱小であるが故に最強！。

まだまだ小さな会社が生きる道は、いくらでもあるようだ。

それではまた。

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チーム無駄使い10中