鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2022年03月27日
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テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会

24 鴎座通信句会 全句データ (互選用)



24 回鴎座通信句会は 38 190 句となりました。選句と講評は鴎座代表、編集長、副編集長・Ⅰ欄同人・顧問に依頼しました。また投句された方の互選も行います。 (なお次回より投句締切を 24 日に変更します)

●互選選句五句。 (全句のなかから五句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)

選句締切 4 1 24 時必着。 メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。 句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・ 類句 などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。 2022 3 28 日         鴎座俳句会 代表 松田ひろむ

24 回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 時折りの風に散りゆく白木蓮

2 高砂やくっ付き離れ花筏

3 春地球誰のために輝くの

4 菰外し草加松原晴れてくる

5 坊主椅子の心地なんだか木の芽和

6 病室の薄暗がりや沈丁花

7 鳥帰るこの世に光見出せず

8 震度四に闇はほぐれて花馬酔木

9 こめかみに土筆つんつん生返事

10 亀鳴くや女坂でも息切れす

11 返納のゴールド免許竹の秋

12 鳴き砂の浜のきゅきゅきゅや春の音

13 ロボットに運ばれてくるいちごパフェ

14 春の雷儚き平和目の当たり

15 さくらさくらどこからみても桜色

16 種芋に子芋の数を数えてる

17 平和へ平和へ赤芽柏のこぞり立つ

18 東京が燃えた三月十日ウクライナ

19 エンディングノートぱらぱら桜東風

20 春まけて鉛筆けづる肥後守

21 掌中のくしゃくしゃの夢沈丁花

22 ミモザ雨ちーずけーきの焼ける頃

23 赤子産まれし希望の春やウクライナ

24 空堀に懸かる石橋木の芽風

25 生だの死だの今年も桜咲きました

26 八十路春あるがままにというけれど

27 春昼の戦の目覚め翌檜

28 水輪なおも水面動き岸の鴨

29 UFOと水切り石も進級す

30 朴訥に真打昇進松の芯

31 桶の水に細波立ってお中日

32 甘夏やマスクの口をつぼめたり

33 あやまちはくりかえします桜咲き

34 なにもかも今が一番樟若葉

35 菜の花の河岸段丘千曲川

36 燥ぐ子に仔猫ほどけて欠伸かな

37 地球の裏に届く辛夷の光りかな

38 春雨や昭和を模した遊園地

39 親も子も今日から新一年生

40 囀りや間口の狭き資料館

41 日当たりのないウクライナ鳥帰る

42 桜東風うごめくものの舌下錠

43 好き嫌い沢山あって四月馬鹿

44 桃咲いて甲府盆地の沸騰点

45 花疲れ汚れていない手を洗う

46 雛納め老いてはのんびりゆつくりと

47 丸墓山の空の深みへ揚雲雀

48 雄叫びの轟く中に木の芽風

49 再放送ばかりのテレビ春落葉

50 待春のうすむらさきに機銃音

51 弥生三月甘納豆の一袋

52 沈丁花相合傘の老二人

53 桜川中菜の花にありがとう

54 切株が座って行けと春の雲

55 蜃気楼小池栄子のヌード集

56 チューリップ明るい方へ向き変える

57 新旧の暦のあわい桜咲く

58 ゼレンスキー廊下の奥で仁王立ち

59 昨日見た初蝶いずこ雨激し

60 春の蝶逃せば蝶の戻りくる

61 泣きたい日笑いたい日も黄砂降る

62 隣国は一つにあらず笹起きる

63 正解はひとつにあらず黒めばる

64 水没の村の水面に散る桜

65 満開の沈丁花切られ建替中

66 息かけて押す受領印養花天

67 蛤鍋のほのと濁りし明日は銃

68 囀りの一周したる車椅子

69 春愁行き先未定の服を買う

70 ひとひらのまたひとひらの梅花散る

71 戦車隊蝶を追う子にたじろがず

72 お彼岸の邪気を祓うに砂糖足す

73 葬式は内輪での報鳥雲に

74 ものの芽の朝露の中小宇宙

75 沈丁の白に降り継ぐ春の雪

76 道ばたに詩を売る少女春疾風

77 さっぱりと切落とされた梅活ける

78 核持たぬ国未来派の蝶生まる

79 啓蟄や老若男女動き出す

80 パチパチと眼(まなこ)を洗う流氷期

81 植木市グリーンの財布買うことに

82 花冷のガラスに写る夜の顔

83 春雷や血の乾杯と謀(にせ)綸旨

84 わしゃわしゃとレタス食べたくなりました

85 蜆蝶小さき命のたくましく

86 のど飴をついかみ砕く春の昼

87 茎立やベルトの穴がひとつ増え

88 梅真白マップと回る城下町

89 三月の海へ空へと鎮魂歌

90 春キャベツざくざくわたし一人の夜

91 辛夷よりやわらかき手で花をさす

92 沈丁花年齢不詳の女の棲む

93 寺子屋へ喜寿や傘寿や百千鳥

94 春麗ベンチで沈思平和とわ

95 如月の遣る瀬なきことばかりなり

96 決算にまぶす黄砂のキナ臭き

97 この墓に入りたくない春の雲

98 補聴器を隠す髪形春一番

99 げんげ田の真ん中に来て橋一本

100 百年と持たぬ平和よ土筆の子

101 栄螺とは怒った女角だして

102 たけのこに尽きる女の一生

103 田の海を緑の波に風光る

104 地虫出づ地球の裏が狂気です

105 逃げ水や母と駄菓子と跨線橋

106 梅の花空青くして破局かな

107 韮刻む元気なままでその日まで

108 近付けば老斑あまた白木蓮

109 言葉だけのエネルギーでも花の種

110 パスタ巻く手の語る出自花の昼

111 天と地をリバーシブルに舞雲雀

112 墓場まで持ち込む話四月馬鹿

113 今日もまた素肌にマスク猫柳

114 卒業す押し入れ奥へランドセル

115 甘夏のマーマレードや妻の味

116 争と平和さくらが咲きました

117 電池切れ分け合う同志蛍烏賊

118 失いし母の古袱紗宗易忌

119 廃屋の南天に初蝶の白

120 白梅の踏まれし一片国踏まれ

121 白枝垂梅は満開遺影撮る

122 雪柳てんでの方へ駆け出す子

123 プーチンよ飛ばすなら風船にして

124 踊りたい時たんぽぽの絮に乗る

125 プーチンが便所の奥に立っていた

126 チューリップZの戦車踏みにじる

127 向日葵の種選る明日ウクライナ

128 川底の石艶やかにうららなる

129 辛夷開くカムカムエブリバディ

130 春の風邪とはいへど人の眼が恐い

131 啓蟄のもぐらの迷い穴数多

132 花はまだゼレンスキーに花束を

133 平らかや電子飛び交う春の宵

134 春暁余韻あまたな夢うつつ

135 戦をやめクローバーの首飾り

136 薬指寡黙のままの桃の花

137 戦場に往く父に摘草泣きじゃくる

138 柳絮飛ぶポストの口に大と小

139 無味無臭朝は二錠の春愁

140 さくら三分もう一駅を歩こうよ

141 東欧にえにしはなくも鳥曇

142 この春は何で気になる皺と染み

143 野火盛る裸の王の核兵器

144 会えるかもふらここ高く青空へ

145 国の旗画鋲で貼って卒業歌

146 頬染まるまさかまさかの白木蓮

147 杏咲く犬の散歩の立ち話

148 サクランボ蕾の先に平和欲し

149 七色のストレスの色しゃぼん玉

150 春きゃべつむかしむかしとみいちゃんと

151 植物の名前検索白蝶来

152 初恋の人の死を知る春の雪

153 春泥の隠す死体よロシア兵

154 宇宙から戦 (いくさ) も吾の花見まで

155 ミモザ散るピカソゲルニカウクライナ

156 被弾の手晒す少女や春は遅々

157 恋猫よ地球はいまやパンデミック

158 リラ冷えや ショーウインドーの屈背にて

159 山門の仁王の阿吽花の雨

160 春うらら亀の親子が裏返り

161 流氷きしむウラジミール と呼び合えば

162 自転車で桃花求むや声弾む

163 再生は縄文までとかげろえる

164 青き踏む昭和平成令和へと

165 銃弾の貫きゆけり石鹸玉

166 曲るたび喜怒哀楽の雪解川

167 剪定の鋏の行方頼りなく

168 背で手を振って卒業開けゴマ

169 開花宣言聞こえなかったか春の雪

170 庭木みな整えられて春を待つ

171 こんどこそ断捨離本気梅真白

172 重ね着を脱ぐ一枚の身の軽さ

173 母は横綱ディケアーの紙相撲

174 さくらさくら人間力を試される

175 雪の舞ふ彼岸電力逼迫す

176 青鰻路線のバスのひとり旅

177 たんぽぽの絮の自由よウクライナ

178 桜前線快速を見送りて

179 「てぶくろ」の読み聞かせあら春疾風

180 友くれしミモザ七枝クリスタル

181 思っていますか三・一一の黙祷

182 反則金予算化される四月馬鹿

183 目刺焼く妬心の脂したたりて

184 九条背に地球を巡るでんでんむし

185 啓蟄や虹色絵の具買いにゆく

186 菜の花の景色を割って雨女

187 花曇名のなき熱の下がらない

188 砲弾に飛び散る血潮春の土

189 旅人をいくたり支え花の椅子

190 はだれ野や反芻牛の涎伸び


鴎座通信句会 は、ウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。昨年四月以降一年余りの開催の結果、新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。今後も「 鴎座通信句会 」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。★締切は 毎月二十四日 です (四月より変更)

ご注意!「コロナ」は病名でも感染症名でもありません。太陽の光冠のことです。

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Last updated  2022年03月31日 10時37分30秒
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