鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2022年06月27日
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テーマ: 現代俳句(52)
カテゴリ: 句会

27 鴎座通信句会 全句データ (互選用)

俳句で免疫力アップ。新型コロナウイルス感染症に負けないで頑張りましょう。第 27 鴎座通信句会は四〇名二〇〇句となりました。選句と講評は鴎座代表、編集長、副編集長・Ⅰ欄同人などに依頼しました。投句された方の互選も行います。

●互選選句5句。 (全句のなかから5句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)

選句締切  6 29 24 時必着 メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。 句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・類句などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。 2022 6 26 日        鴎座俳句会 代表 松田ひろむ

27 回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 腑に落ちない言葉ばかりや髪洗う

2 家だらけ電線だらけ大西日

3 向日葵直立わが列島と屈背(くぐせ)たち

4 衣替え四季のリズムを整える

5 日傘さまさま回覧板をお隣へ

6 夕食の献立決まる沖縄忌

7 首振り三年音無しの扇風機

8 大粒の出雲の喜雨に傘一つ

9 フライトは気の向くままに飛魚(あご)何処

10 うっかりと散るを忘るる濃紫陽花

11 病む地球ほのかに照らし夏の月

12 時の日や地元時間という間合

13 父母の俤はみな汗になる

14 健康オタクテレビオタクが豆の飯

15 故郷に兎を追えずサングラス

16 頬紅の姉焼く煙夏の富士

17 芝刈のグングンかわるゴルフ場

18 夏服や少女のリュックの反射板

19 糠床を育て四万六千日

20 梅雨晴や御苑を闊歩顎マスク

21 父の日やいつからなのやらジジの日に

22 ぷちとまとプチっと弾け眼がさめる

23 反骨と耳と父似で梅焼酎

24 プーチンさん胸に泉を持てますか

25 戦始まる性善説を梅雨叩く

26 枝豆や薄目の猫が離れない

27 朝顔の紺の奥より戦出ず

28 モンローの対極にいてモンロー忌

29 過呼吸は蛍火見ての子規の恋

30 くちなはの真昼の情事しつこくて

31 喜雨の中神話の国の兎たち

32 汗流すたび消えてゆく自尊心

33 新茶汲みそっと差し出しどきどきし

34 夏至ひと日頭痛ひときわ重くれて

35 ひめゆりの塔に夕焼 ( ゆやけ ) のいくたびぞ

36 イヤホンを分け合う二人さくらんぼ

37 一服のブルーシートや麦の秋

38 山法師亡き母からの手紙です

39 梅雨空のシェフの豚かつイタリアン

40 老尼の人恋しげに団扇かな

41 オレンジの炎と化した紅花と

42 怪獣のような巨岩や梅雨茸

43 無言館出る花栗匂う画学生

44 箱庭の川のいつしか日本海

45 短夜や手も迷わずに釣りちょうず

46 静寂のうちの華やぎ夏茶碗

47 放置されし戦車を遊具に戦禍の夏

48 備前焼ぴったり決めた半夏生

49 梅雨空のワイン豚カツ新社長

50 誰にでも生老病死蝉しぐれ

51 螢火を追って我が身の老いてゆく

52 数独の堂々めぐり竹皮脱ぐ

53 一人部屋ひねもす暇だ虎が雨

54 最上川の水面を染めて紅の花

55 夏衣や美脚を隠すマキシ丈

56 ひょうたん島川面揺らして夏ともし

57 愛逢月語り継ぐものとして非核

58 ご破算に願いましては雹はじく

59 安心のはずの年金遠花火

60 筋書のもっとも滲みる楸邨忌

61 昼蛙どちら向いても愛妻家

62 立て板に水の候補者瑠璃蜥蜴

63 頷くもすこし間を置きさくらんぼ

64 年齢不問遍歴不問半夏生

65 白南風やベビーカーから児を降し

66 来客と句会胃カメラ梅雨に入る

67 夜明けなきロシア小説読む白夜

68 子孫ひこ夫は写真の夏座敷

69 Tシャツで行く大統領花茨

70 立葵のぼりつめれば人と距離

71 五年目の単身赴任誘蛾灯

72 蜜豆の蜜といえども甘くない

73 感情が一直線に心太

74 梔子の明るさ欺瞞かも知れぬ

75 山滴る毀釈石仏頸の無く

76 三秒や一キロ迫るはたた神

77 大皿に輪切トマトの罠掛ける

78 ちひろ絵のふうわりふわり裸の子

79 腰痛も日に日に治って花菖蒲

80 蚕虫の一文字 (もんじ) の口ウクライナ

81 夏蝶の金の吐息よ陽の白し

82 喜雨三日出雲の国に二泊す

83 昼顔や誰かに言ってしまいそう

84 女坂ゆきて息切薄暑かな

85 駅近く白波となる更衣

86 戦争が梅雨の入日を眩しくす

87 散策の肉屋をゆるり桜桃忌

88 夏汐や若大将も引退か

89 醒ヶ井の水の旨さよ梅花藻よ

90 姫女菀抜いて自治会清掃日

91 過払の振込を待つ熱帯魚

92 干瓢干す白い浄土に父と母

93 鰻重の松竹梅と婚活と

94 明易し町内清掃のボランティア

95 恋バナや相槌軽く天道虫

96 杏子熟れ信州人と返事あり

97 まぎわまで着る服迷う梅雨寒し

98 父の日の父の直通遊び癖

99 二十三時閉店スーパー夏至の月

100 馬の背に稚児のおてふり風薫る

101 片陰や出ては入りの繰り返し

102 万緑を見たくてベッド一階へ

103 枝豆や素面 (しらふ) で言えぬ嘘まこと

104 花桐や夕餉仕度のそぞろにて

105 片陰や集合時間じっと待つ

106 ふたりなら二駅歩く蝸牛

107 頬なぜて茅花流しや地蔵さま

108 美容院紫陽花いつも跳ねている

109 雲の峰あっという間に肥満体

110 クレマチス嘘に気づかぬふりをして

111 西瓜買うはちきれそうな音を買う

112 雷遠し外して光るイヤリング

113 ワクチンを打って百まで青胡桃

114 沙羅の花ピッポッパッと ドアオープン

115 亀鳴くや甲羅の下の蕁麻疹

116 トランペット・ケースの中の夏の星

117 木下闇樹液にたかるもの数多

118 冷奴また一本を抜歯して

119 家計簿をほったらかしたまま端居

120 蠛蠓 ( まくなぎ ) やふくらみ初めし猜疑心

121 ライフジャケット 二の足踏んで舟遊び

122 夏の記憶集金に割りし貯金箱

123 父の日の初めての杖小意気に

124 四度 (よたび) 目のワクチン予約梅雨曇

125 一人降り一人乗る駅麦の秋

126 蓮の花バッグの底で電話鳴り

127 家中のロボット掃除薔薇活ける

128 青梅や投票に行こうと誘う

129 豊漁や泳ぐダイヤの鮪かな

130 「俳句教えて!」孫からライン若葉風

131 陽に透かす若葉の脈の昏きこと

132 ビール酌むZ oom の笑顔十色かな

133 沖縄忌ざわわざわわのとまらない

134 夏めくやモルック遊びデイサービス

135 あめんぼの表面張力生きる術

136 縄文の木洩れ日揺らす青葉風

137 トランプの一人占い梅雨籠り

138 噴水がとぎれとぎれて子が消えて

139 好きなのよ流しでがぶりすももかな

140 バラ切って襤褸 (らんる) たちまち美しき

141 宇宙にも匂いのあるや鰻の日

142 選挙カー夏木立にも手を振れり

143 一夜にして思わぬ方へ竹婦人

144 ベランダの薔薇の鉢との会話かな

145 鉄の雨知らず母国の梅雨深む

146 梅雨入や心の晴れ間何色に

147 洗濯機水着だったら海の音

148 檜葉の実の天に昇れば夏の星

149 二十四万名をあげて梅雨長し

150 甘酒に女が酔うた振りをする

151 着古しの浴衣と故郷やわらかし

152 成すままに後手後手のまま草茂る

153 五月雨や匂い残して散歩道

154 二グラムの蛍五グラムの赤紙

155 父の日や親父美味いと煽てられ

156 宇宙語の飛び交ふ渋谷梅雨晴間

157 始まったばかりの老後落し文

158 カップルが十薬の八重写真撮る

159 麦笛を吹きつつ濃き日濃い思い

160 短夜や乱れた国の心電図

161 ちびちびと十年(ととせ)を舐める梅酒かな

162 梅酒瓶暗号資産と書いておく

163 補虫網池の周りを駆け回る

164 人声にしばらく廻る吊忍

165 水を打つ風は我が家をひと回り

166 愛憎のひとつやふたつソーダ水

167 訃報欄ていねいに読みメロン食む

168 絵手紙に南部風鈴「今元気」

169 鬼瓦踏ん張る空家青嵐

170 浮いて こい 「ねたきり」なんて書いてある

171 戦争は空腹のこと六月来

172 雨音はショパンの調べ梅雨に入る

173 梅雨の雷メビウスの輪のばっさりと

174 デザートは連夜の西瓜糖度十

175 黒揚羽花から花へ旅行中

176 水無月の朝一番に白湯沸かす

177 五月晴れ向かいの家も満艦飾

178 娘いての三人旅や青葉木菟

179 網戸風座敷童もちゃっかりと

180 悪女めく江戸風鈴の古びおり

181 鎌倉の白い紫陽花アナベルと

182 薔薇萎れ腰痛急に強くなり

183 香を盗む駅構内のカサブランカ

184 わが月日塩辛とんぼ糸とんぼ

185 四万六千日胸に四つの部屋のあり

186 沖縄忌せめてゴーヤの白和えで

187 ハンカチでこする地球儀キエフの字

188 ひたすらに女を生きて冷索麺

189 水鉄砲銃殺隊の背後から

190 ひとことで語り尽くせぬ沖縄忌

191 暮六つや玄関にまた蝦蟇

192 優曇華や母の睫毛の長きこと

193 野良犬に吠えられているかたつむり

194 末期の水譲り合っても心太

195 浜昼顔丸き地球の貨物船

196 お化け屋敷本物ひとりまじりおり

197 あめんぼの百年先へ跳ぶ準備

198 白靴を履けばハワイの砂被り

199 団扇しかなかった頃の大家族

200 今生の今が旬なり水中花


鴎座通信句会 は、ウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。昨年四月以降一年余りの開催の結果、新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。今後も「 鴎座通信句会 」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。★締切は 毎月二十四日 です (四月より変更)

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Last updated  2022年06月27日 06時33分26秒
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