2005/01/04
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カテゴリ: 読了本


{このミスより引用}
昭和9年、山口県から青森まで本州を自転車で縦断するという大日本サイクルレース。
しかもレース用ではなく、泥除けや荷台がついた重い商業用自転車を使用するという。
上はナチスの威厳をかけたドイツナショナルチーム、大企業のバックアップを受けた実業団のエリートチームから、下は元プロ選手や食いつめ者までが安くない参加費用を工面し、高額賞金目当てに大人数が参加する。

紙芝居でレース経験があるらしい響木健吾は、元噺家という越前屋平吉、抜群の体力を誇る望月重治、小柄ながらしぶとく粘る小松丈治という一癖も二癖もありそうな者に声をかけ、にわかチームを結成しチーム参加にエントリーする。

レースは、平坦な山陽道から過酷な山道が続く中山道へと進んでいく。

山師的な主催者の狙いや、レースの影にちらつく軍部の影、アマチュア化に逆行する大会に反対し、妨害を画策するブルジョア競技団体の動き、さらに謎めいた参加者達の真意など、さまざまな思惑がレースの背後で複雑に絡み合い、ただでさえ過酷なレースをより厳しいものにする。

***************************

刻々と戦争への階段を登っている頃、満州自転車部隊とは。
やはり資源の無い日本の考える事ですよね。

それぞれが背中に背負っているものの重さがあります。
その人の心の葛藤、過去・・・これが読み所です。
その後戦争に突入する日本ですから、なかなかハッピーエンドの人生は無いですが。。。。

サイクルレース・・と聞いて興味は無かったんですが、読んでみて やっぱり面白かったです。
レースの駆け引きなどテンポ良く読み進めます。
先入観を捨てて読んでみてよかったです。
皆さんもど~ぞ!^^





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最終更新日  2005/01/04 04:06:14 PM
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