経堂界隈

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October 15, 2010
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カテゴリ: 歳時記
商社で財務を担当していた先輩とお昼。
数年前、某国立大学経済学部の教授の口もあったが現場を選んだというエコノミスト。

「このまま円安が進むと、安い円に依存する産業は日本を離れていくことになるんでしょうか」

「それほど長いことはないように思うね。円の実力ということでいえば、15年前に80円まで行ったものは、日米製造業の生産性格差を考えれば、今日ならば1ドル60円まで行っても不思議はない。逆に、大量生産型のビジネスは、技術移転が可能となるに従い、中国、インドに生産拠点を置くほうが、消費地に近く、かつ、労働力も安く有利になっていく。スズキをごらんなさい。廉価な車から生産拠点は海外へ移転していくでしょう。」

「日本はどうすればいいのですか?」

「技術立国に徹することがひとつ。但し、技術は必ず追いかけられ、置き換えられると覚悟しておくべきです。優位を保ち続けるためには、継続して努力する以外にない。
技術優位を保つ努力も大事ですが、僕は、21世紀の日本は、技術プラス文化を売っていくように産業構造を変えていかなければいけないと思っています。日本の文化が他国に比べて優位である部分を売っていく。技術と省エネルギー型のライフスタイルを組み合わせる そういう発想が必要だと思います。輸出立国日本というけれど、実態はまだまだ大量生産型の商品しか売っていないことを再認識するべきでしょう。売れるものはもっとあるはずです。未来のために役立つ文化という意味で、日本というのは非常に優れたものをもっている。しかし、それを維持するための多様性が急速に失われていることは、短期的な円高などとは比較にならないほど危ないことでしょう。
それと、モノを売って、その対価に含まれる付加価値で食べていく産業構造は、限界にきています。投資...僕は投機とか投資という言い方が好きではないのだけれど、あえてinvestmentと言いましょう。円高ならば、海外の会社、文化、技術、どんどん買えばいいんです。国内に資金を還流するより、はるかに円安誘導にもなるし、何より未来の飯のタネです」

「しかし、円高により、輸出産業が支えている雇用にしわ寄せがきているではないですか」






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Last updated  October 16, 2010 12:50:07 AM
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