ボランティアキャリアコンサルティング

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キャリアコンサルタントひろくん

キャリアコンサルタントひろくん

2019.01.20
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​​​ ​​​ 就職において、 入社先の本当の姿を捉えておきたいという 気持ちは痛いほどわかります。 例えば2012年に厚労省が設けて行われた円卓会議において、 パワーハラスメントを受けたことがある労働者は約25% とのことでした。入社してすぐにパワハラを受けてはたまりませんね。​​​

しかも、 私は実際の割合はもっと高いと思います。特に中途入社の場合、人材が定着しない理由のひとつが「現場が働きにくい」ことが推察できる からです。​そして転職組みの方は、そうしたところへの応募が多くなってしまいますね。


実際、ホームページ、パンフレット、メール等でのやりとり、そして面接。これらで推察できる本当の姿にはどうしても限界があります。その限界を乗り越える工夫が必要になってくるのですが、その工夫の1つが ​「現場ボランティア(見学)」​ です。​


新卒者などはインターンシップが設けられていますが、それはかなり「建前的」な面があります。私が皆さんに伝えたいノウハウは ​「配属が予想される現場にボランティアとして働かせてもらう」​ という方法です。この方法は一部の業界・職種でしか役立ちませんが、 ​これが出来る場合はかなり相手の本当の姿を見極めることができます。​​


では現場ボランティアではどんなことがポイントになってくるのでしょうか?

・現場まで実際どのぐらいの時間で通勤できたか
・現場の掃除はどの程度行き届いているのか(意識・ルール遵守・仕事の押し付け合い)
・職員同士は(朝の)挨拶をしているか。報告・連絡・相談の際のお互いの口調や表情。(人間関係)
・冗談や笑いがあるか。(リラックス・信頼関係)
・お客様の様子はどうか?(業務内容の質の推察)
・休憩などをどう対応しているか?(福利厚生の遵守ぐあい)
・自分から社交的に雑談を仕掛けた際の、相手のいろいろな返答内容。
​★上記サブの要素も抑えつつ、何より実際の業務内容。​
★そしてあなたも相手の期待に応える動きをさりげなく実施する。


この辺は少なくともおさえておきたいところですね。全部できなくても、なるべく行う意識が重要です。 ​相手の期待に応えることが出来ると、待遇がよくなる可能性があります(例:配属先の融通がきく、労働時間を調整できる(パート勤務等)、給与額の増額)ウィンク


​​また相手もあなたが戦力になりそうならば、現場ボランティア・見学を許すでしょうし、当然入社して欲しいために「よい点をPR」してくるはずです。私たちが面接時に自己PRをするのと全く同じですね。ですので、 見学の申し込みの際はなるべく実際に配属されそうなところを希望することが重要 です。 ​同じ企業内でも、配属先が異なれば雰囲気から全く変わって​ きます。​​

​​最後に現場ボランティア作戦が適している業界・職種についてです。簡単に言えば 「ボランティアを広く募集している職種」ではやりやすい といえます。たとえば介護・教育・清掃・医療(医療従事者内容ではなく、そこでの雑務)等では比較的行いやすいでしょう。一方顧客の安全を脅かす可能性のある作業(例:医療現場でゴミ箱の中身を回収できても、点滴のセットは運べない)や、 企業の情報漏えいに関わるもの(例:セキュリティの高さが求められるIT企業での開発部門)はボランティアはしにくいです。そしてボランティアを申し出ること自体、常識を疑われる場合もあります。 ​​

まとめると
​現場の本当の姿を知るためには配属先予定の現場ボランティアが非常に有効。​
ボランティア申し込みについて、相手がボランティアを常に募集しているとやりやすい。
業界・職種によっては申し込み自体が非常識になるため、見学の形式にしたり、「見学したい理由を丁寧に説明し、相手にも配慮しながらのお願い形式」にして非常識性を低減する工夫が望ましい。

​次善の現場を知る方法としては「お客様として現場(現場に内容が近い別店舗)を利用する」ことがあげられます。​





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Last updated  2019.01.29 12:57:17
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