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キャリアコンサルタントひろくん

キャリアコンサルタントひろくん

2023.12.21
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 近年の企業活動においては、成果主義が重要視されています。人間関係もビジネスライクであるケースが少なくありません。
 一時期流行した「飲みにケーション」という言葉は、仕事での形式上の人間関係だけではなく、飲みの場などにてインフォーマルな人間関係も形成しておくことで、仕事上のコミュニケーションをスムーズにしたり、協力関係や連携を強めようという狙いがあるものでした。

 しかし残念なことに、そういったインフォーマルな関係を求める際に、得をするのは基本的に強いものや攻撃的な者です。損をするのは弱い者や根が優しすぎる人、非主張的な人などになってしまいがちです。成果主義、転職が容易になっている環境、アナログ的交流よりデジタル的交流を重視、人間関係はプライベートのみに求めていく傾向等が、現在の主流になりつつあります。それは2023年末の現在においては
・飲み会参加への若者の忌避
さらに進行するアルコール離れ-若者で増える、あえて飲まない「ソバ―キュリアス」 |ニッセイ基礎研究所 (nli-research.co.jp)
・長い文面のメールやLINEに対する若者の嫌悪感
「おばさん構文」の意味とは?特徴や例文と「おじさん構文」との違い  |語彙力.com (goiryoku.com)
・SNSによるコミュニケーションが拡大化しつつある状態
000887659.pdf (soumu.go.jp)
・正社員就労が6割となっており、更に転職が容易になりつつある状態
雇用形態の内訳は?|生活基盤の安定を図る生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター (jili.or.jp)
・コロナによる交流減少の流れが継続している傾向
といった多様な現れ方をしているようです。これは事実生じていることなので、否定しても仕方ありません。また私は批判をしようとは思いません。

 閑話休題。実は産業界では、現在のように科学的なコミュニケーションやプロセスを導入することで、成果を更に上げようとした時期がありました。アメリカにおいて科学的管理法が注目された20世紀はじめのころの話です。
 その当時で最も有名だった実験の1つに「ホーソン実験」があります。内容の詳細は省きますが、そこで発見されたこと。それは
★実は、私的に仲の良いインフォーマルな関係こそが、お互いを支えあい助け合いながら成果を挙げたり、目標達成を目指すうえで役立つ
という意外な事実でした。

 ホーソン実験の結果を生かしながら、でも現在のコミュニケーションの流れに乗りつつ、どうやって仕事上のコミュニケーションを構築していけばよいのか?  就職活動では内定をもらうより、入社後に活躍していく方が何百倍も大切 なわけです。そのネックの1つとなりうる人間関係をどうしていくのか?

★可能であれば一部の人とはインフォーマルな関係を築き、その他はあえて親密な関係を作らない。業務効率を妨げない関係で十分とする。
というのが、有効な解決策の1つだと言えるでしょう。

 現在では、職場の嫌な人の攻撃から身を守る、或いは適切な距離の人間関係を築く、というたぐいの本がたくさん出ています。それらを複数冊読んで、自分に合う内容をコーピング方法として用意しておくのは、事前に準備できる人間関係対策の1つでしょう。また、非常に重要で本質をついている方法については、複数の本やネット情報で同様に主張されていることが少なくありません。注目に値する事でしょう。





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Last updated  2023.12.21 21:44:06
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