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キャリアコンサルタントひろくん

キャリアコンサルタントひろくん

2025.03.22
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 うつ病の人にとって、人と会ったり、外出するなどの行動を起こすことは、おっくうだったり、つらいときがあります。しかし、近年は オンラインでの認知行動療法のカウンセリングもできるようになってきました 。しかも、オンラインでのカウンセリングでも、 実際にカウンセラーと面会して行うカウンセリングと同じような効果がある ことがわかってきています。

【具体的で重要な各情報】
コロナ禍において、オンラインの活用が更に普及しました。問診程度で対応できるケースでは、遠隔地に対して認知行動療法を提供できるという利点があります。

対面式と遠隔式の心理療法の治療成績の差は無い 遠隔式と対面式では差が認められずむしろ,アクセス負担に関しての満足度は対面の心理療法と比べて遠隔式のほうが高い場合もありました

国立精神・神経医療研究センターの 認知行動療法センター が存在しています。
・認知行動療法センターサイトは「​ 認知行動療法センター ​」となります。(2025.3.22現在)
・認知行動療法における権威である大野裕氏を顧問として、精神医学的及び心理学的にとても信頼性の高い治療を提供してくれると私は分析しました。
・基本的に、精神医療機関を受診中の方は、対面式でのCBTが行われます。一方精神医療機関を受診していない方は、オンラインカウンセリングが実施されます。
・セルフヘルプの方法の紹介も充実しており、大野氏による動画解説も準備されています。
・問題点としては、CBTとは?で紹介されている書籍の一覧が、初心者向けではない書籍もたくさん紹介されていた点でした。(2025.3.22現在)

ビデオ会議心理療法は実行可能であり,さまざまな治療形式でさまざまな対象に使用されており,一般的にユーザーの満足度が高く,従来の対面心理療法と同様の臨床的効果があることがわかりました。

参加者のうち,86%(25/29)がビデオ会議によるCBTに満足し,83%(24/29)が対面CBTよりもビデオ会議によるCBTを好むという結果も示されました。考察として、 自宅での受診による安心感が作用しているのかもしれないとのこと 。加えて アニメやゲームの活用も効果を上げている

ゲームとして「SPARX」が施策されているとのことです。
・「SPARX」 はニュージーランドのオークランド大学の精神科医チームによって開発されたCBTに基づくロールプレイングゲームです。
・日本ではスマートフォン向けに販売されている模様です。価格は2000~2200円でした。(2025.3.22現在)

今後の課題としては、しっかりとした エビデンス(理論・証拠)を根拠としたプログラムやアプリの開発が必要 である点です。

セルフワーク(自分だけで行っていく)においては、セラピストからの適切なフィードバックが無いた
め、 対面式の実施と比べて脱落率が高い問題は残ります

今回は以下の論文から学ばせて頂きました。
著者:吉田 斎子氏 関 陽一氏
『遠隔での認知行動療法』
子どものこころと脳の発達 Vol.15 No.1 2024 P27-35





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Last updated  2025.03.22 03:59:46
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