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クイーン・アリスの石鍋裕シェフといえば、あの「料理の鉄人」の初代フレンチの鉄人かつ名誉鉄人、そして、「皿の上の芸術」と言われる美味しさと盛り付けで日本を代表するフレンチのシェフだ。

クイーン・アリスは、東京ディズニーランドのイスクピアリー、パンパシフィックホテル横浜など、東京近辺を中心に13店舗あるが、シェフどうしの親交があるということで、毎年一回、宮城県石巻市のリバーサイドホテルで石鍋裕シェフによるフランス料理への誘いというランチとディナーがある。リバーサイドホテルは、旧北上川沿いにあって、会場は6階のスカイレストラン ラ・ムエット。ガラス張りの広い店内からは旧北上川と石巻の街並みが一望できた。
6月末だったが、今回はランチ10000円のコースに出かけた。まず最初に、石鍋シェフから挨拶と料理の説明があった。

三陸の海の幸の唐揚げ 温製サラダ仕立て。新鮮な温野菜、からっと揚げた白身魚、ホタテなどのシーフード、甘酸っぱいドレッシングもよくあって、いろいろな色と食感や味が楽しめてすばらしかった。
とうもろこしの冷製ポタージュスープ。家庭菜園で採れた濃厚で香ばしく歯ごたえの残るコーンスープ。おいしかった。
パンは、表面カリッと中もっちりで、少し甘めでおいしかった。
ドリンクは、ソフトドリンク、アルコールすべて飲み放題だった。

世界遺産タスマニアの大紅鱒と宮城の山菜のマリアージュ。タスマニアのとても脂がのった世界でも有名な紅マスを軽く薫製にしたもので、しっとりとやわらかく、脂もおいしく、言葉につまる絶品だった。ぷりぷりの海老、しゃきしゃきのタケノコ、かりっとしたポテト、新鮮であっさりとした山菜とそのソースにリゾット、単品でもおいしいが、合わせて食べるとまた絶品。

一口梅ゼリー。気泡が入って、少しすっぱめあっさりと、次の肉の前の口直し。
二つ目のパンは、もっちりだがおとなしめのもの。これが、次の肉のソースをつけるとおいしいんだなあ。

牛フィレ肉のブレゼ プロスペールモンターニュ風。マッシュドポテドの上に、牛フィレ肉のブレゼ(蒸し煮)、椎茸、そして赤ワインと椎茸の味わいのある濃厚なソース。これも言葉が出なかった。

デザートは、ティラミス"モード2008"。コーヒーゼリーにムース、新鮮なフルーツとクッキーとココアパウダー、みためもきれいだし、いろんな味が楽しめておいしかった。
コーヒーは、普通のホテルの香りがする無難なもの。
最後に、各テーブルに石鍋シェフが挨拶にきたが、神様のような人なのでおいしかったとしか言えなかった。とてもやさしそうな笑顔だった。
以上、みためは単純で洗練された美しさ(リバーサイドホテル提供のテーブルと皿とサービスがもったいないなあ)、それなのに奥深い味わい。今まで食べたフレンチでも、ミシェルブラスの完成し尽くされた料理に次ぐものだと思うし、値段も考えれば、すばらしすぎる。クイーン・アリスで食べる機会はあるだろうが、石鍋シェフが腕をふるったりお話ができたりというのはなかなかないと思うので、近くの人は絶対に食べにいった方がいい。(あまり褒めると予約がとれなくなるけど、たぶんここもスケジュールが合う限り必ず行きたい。)
http://www.riversidehotel.jp/index.html
石巻リバーサイドホテル
http://www.queen-alice.com/
クイーン・アリス
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