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右の大聖堂の方へ。
この近くには、有料でクーポラへ上る長い行列もあった。バチカンとローマの絶景がみられるのだが、ツアーなので無理。
サン・ピエトロ大聖堂のポルティコ(玄関廊)から聖堂内に入る扉は5つ。
手前から、聖なる扉、秘蹟の扉、中央の扉、善と悪の扉、死の扉。
聖なる扉は25年に一度の大聖年に開き、次回は2025年。
ポルティコから、サン・ピエトロ広場をみる。
ベルニーニの設計で、幅240mの広大な楕円形で、囲むように柱廊があり、上には140体の聖人像。中央には、37年にエジプトからローマに運び込まれた高さ25.37mのオベリスク。広場は、40万人が入れる。教皇の選挙(コンクラーヴェ)の時など、人であふれかえる。母のようにすべてを受け入れる。
凄い人出なのは、サン・ピエトロ大聖堂は無料で広場側から入れるが、セキュリティーチェックもあるし、とにかく人が多い。
サン・ピエトロ大聖堂。
22mmで撮ったはずだが、ファサード、でかすぎ。
大聖堂内はガイドできないので、30分で自由見学。
秘蹟の扉から入る。
すごい。
言葉が出ない。
1626年に完成し、高さ約120m、最大幅約156m、長さ211.5m、教会では世界最大、さすがカトリックの総本山だ。
身廊(東西)と翼廊(南北)でラテン十字形。最奥に主祭壇。
とにかく、巨大で、豪華で、品がある。
ヨーロッパに行くと、日本にはない巨大建築に驚かされるが、サン・ピエトロ大聖堂はその頂点の一つだろう。
年越しのミサのためだと思うが、身廊には席が設けられていた。
左側。
南の窓から光が差し込む。
大理石の床、巨大な石の建築、きらびやかな装飾、多数の彫刻と絵画、そしてキンキラの天井。
おごそかで美しい。
ブラマンテ、サンガッロ、ラファエロ、そしてミケランジェロが設計し、その後にカルロ・マデルノ、ベルニーニが受け継ぎ、完成した。
右側。
こちらから順に廻る。
人も多い。

まずは、ピエタ礼拝堂。
奥には、ミケランジェロのピエタ。
1972年に精神病者がハンマーでマリアの左腕と鼻を壊し、その後に修復されたが、ガラス越しになってしまった。
しかし、25歳の若いミケランジェロの傑作、死せるキリストを抱く聖母マリア、すばらしく、人気もすごかった。
北側の側廊を順に奥へ。
高い丸天井まで、きちんと作り込まれている。
部屋の間の柱の部分にも歴代教皇の像や絵画など。
サン・セバスティアーノ礼拝堂。
聖セバスティアヌスの殉教のモザイク絵。
大聖堂内には有名な絵画が多数あるが、蝋燭のススで汚れても洗えるようにモザイク画に置き換えられている。
サクラメント礼拝堂。
カーテンで閉じられ、祈祷者のみ入れる。

次の堂への途中に、グレゴリウス13世の墓碑。
1572-1585年の教皇で、ずれが累積したユリウス歴を廃止し、現代のグレゴリオ歴を採用した。
大聖堂内と地下には歴代教皇の像や墓、さらにはミイラもある。
奥の壁の絵は、ドメニキーノ作、聖ヒエロニムスの聖体拝領。
グレゴリアーナの礼拝堂。
左はベネディクトゥス14世、Lady of Succorの祭壇、右はグレゴリウス16世。
更に、北の翼廊、その奥まで行けるのだが、年末年始で行き止まり。
中央の身廊に戻って、中心のバルダッキーノ。
1633年、ベルニーニ作で、ブロンズ製の大天蓋。
地下には、聖ペテロの墓がある。
右手前にはブロンズの聖ペトロ像。右足が信者に触られすり減っている。
聖ペテロは、キリストの12使徒の中のリーダーで、各地で布教につとめ、67年にローマ皇帝ネロに逆さ十字架にかけられ殉教した。
ローマの郊外にペトロの墓が建てられ、それがこのバチカンで、326年にコンスタンティヌス1世が最初の教会堂を建て、1626年に完成したのがサン・ピエトロ大聖堂なのだ。聖ペテロは初代ローマ教皇として、カトリックで崇拝されている。
大天蓋バルダッキーノ、最奥に主祭壇。
11月24日の今日は、フランシスコ教皇が、初めて聖ペテロの棺を一般公開するらしく、すさまじいほどに混みそう。
右奥には大天使ミカエル、左奥には聖母マリアの礼拝堂がある。
これより先は行けなかったが、荘厳なミサの雰囲気が思い知らされ、よかったかな。
大天蓋の上は、ミケランジェロ作の大円蓋クーポラ。
直径42.56m、金ぴかで聖人のモザイクがびっしり。
クーポラに上れば、近くで見ることもできるし、高さ137mのクーポラからローマの全景がみれる。いつか登りたい。
司教座。
光り輝くステンドグラスに鳩。
東の入り口を振り返ると、やはりすさまじい。
南側の側廊へ。
クレメンティーナ礼拝堂。
590-604年の教皇グレゴリウス1世の祭壇で、教会改革をした大聖人。
そして、右手前にあるのが、
キリストの変容、ラファエロ作。
磔刑で亡くなったキリストが、旧約聖書の預言者のモーセとエリヤを連れ、タボル山に光り輝いて現れ、弟子のペトロ、ヨハネ、ヤコブに姿を示した。
1520年作の実物は、ピナコテカ(絵画館)に飾られ、ルネッサンス三大巨匠の一人ラファエロの遺作。
ピナコテカも大人気らしく、行きたかったなあ。
南の翼廊。左翼。
ミサの座席が並べられ、この先は無理。でも、一部の人は聖ヨセフの祭壇の方で説明を受けてた。
正面奥は、コロンナの礼拝堂。聖母マリア様。
一般の教会だと中央にキリストなのに、ここは聖ペトロと歴代教皇の大聖堂みたい。

翼廊のわきの小部屋に、歴代法王のリスト。
床はすべて大理石で、ところどころにバチカンの紋章。
南側の側廊を戻っていく。
コーロ礼拝堂。
中には、ビアンキ作、無原罪のお宿り。
聖母マリアは、神の特別なはからいで、原罪の汚れを受けていなかったとされる。
プレゼンタツィオーネ(宮参り)礼拝堂。
プレセピオが飾られていた。

そして、死の扉と洗礼礼拝堂。
キリストの洗礼。カルロ・マラッタ作。

最後は、善と悪の扉から出る。
なんか怖い絵が描かれてる。
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