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カリフォルニア州とテキサス州が主導となった「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、アメリカは各地で戦闘が繰り広げられる異常事態になっていた。勝利を口にする大統領の言葉とは裏腹にワシントンD.C.は陥落寸前となっていた。女性戦場カメラマンのリーは14ヶ月にわたって取材を受けていない大統領にインタビューを行うべく、ジャーナリスト仲間3人と激戦地ワシントンD.C.に向かうことを決意。しかし彼らの行く手には戦時中となったアメリカの信じ難い現実が待ち受けていた。
この映画の公開当時はアメリカ大統領選の真っ只中で、仮想現実のような内容に興味を惹かれた人は多いのではないでしょうか。
もちろん私もその1人なんですが…皆さんどう思いました?
私は「あっ、そういう系の話?」って肩透かしを食らった気分になりました。
そういう政治的な背景や、内戦に至る詳しい説明は描かれていなかったと思います。
どちらかというとベテラン女性カメラマンとフレッシュなピチピチ新人カメラマンの世代交代の話に軸が置かれてる気がしたのは私だけでしょうか。
かといって面白くなかったわけではないですよ。
もちろんアラフィフの私なんかは若さゆえに無知で無鉄砲な若い女にもれなくイライラしちゃうわけで…
それと同時に、今まで目を背けて向上心で突っ走ってきた過去の自分が重くのしかかってきたり、自分の限界を感じたりというベテラン側の苦悩もなんとなく他人事に思えなかったり…
これは、これで楽しめたんです。
また、軸としては思ってた感じじゃなかったですが、戦争状態になったときの人々の変貌や、命の価値の変わり方を容赦なく描いてました。
無関心の怖さなんかも感じましたし、ヒリヒリするくらい緊迫したシーンもありました。
ヒリつくシーンなのに、ふと穏やかな自然が映ったり、
世代交代がはっきりわかるシーンがあったり、
すごく対比のある印象的な映像が多かったのも良かったです。
そしてなにより現実のアメリカの現状ですよね。
ここからは無知な私が、表面の印象だけで話してる「知らんけど」な話として読んでいただきたいのですが…、
まさかトランプ大統領が再選出されるなんてって驚きましたが、
逆にトランプ大統領が選ばれてなかったら彼の支持者たちによる内戦が起こってたのかもしれないのか?とも思うので、
かろうじてこの映画の世界線は回避されたということになるんでしょうか?
冒頭に書いたように政治的な詳しい背景は描かれていませんが、戦争映画としても、人間ドラマとしても楽しめる作品ではあると思います。
★★★☆☆
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