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現アメリカ大統領ドナルド・トランプが成功を収めるまでを描いたドラマ。
父が社長の不動産会社にて働いていた若き日のトランプ。人種差別などの問題で政府から訴えられ会社は破産の危機を迎えていた。ある日VIPが集まるクラブで悪名高いやり手の弁護士のロイ・コーンと出会う。彼に自分を売り込み会社の弁護を引き受けてもらったトランプ。勝つためなら卑劣なやり方も辞さないロイは、トランプに自分のノウハウを叩き込みはじめる。教わった「勝つための3つのルール」を活かし、次々に成功を収めていくトランプは、いつしかロイを凌駕する怪物へと変わっていった。
こういう実在の人物を描いた映画って、すごく悪者だと思われてるけど、実はこんな面があって、そこまで悪い人ってわけじゃないよね?、ってなる場合が多いと思うんですが…
これは全く違いました。
観た後の方がクソ野郎感が増すってどういうことでしょう。
きっと本人はこの映画嫌いだろうな、と思います。
同情の余地もない、まったく共感もできない、ただただクソ野郎です。
こういう人が成功するのかなー?
なんかヤダなー。
自分が絶対正しいと思ってて、根拠のない自信、他人の意見に耳を貸さない、それでいろんな人に影で笑われていようとそんなことはまったく気にしない。
成功は収めているけど、だれにも尊敬されていない…。
とんだ裸の王様だけど、こんだけ成功してお金手に入れたら、いいのか。
そんな
紛うことなきクソ野郎のトランプを演じたセバスチャン・スタンは本当にソックリでしたが、素晴らしかったのはロイ・コーンを演じたジェレミー・ストロングでしたね。
絶妙に不気味で気持ち悪い演技が最高に人物像にハマっていました。
何考えてるか、常に冗談か本気かわからない、確かにこんな人おったら、ある意味のカリスマになるかもしれないって思わせてくれました。
晩年のシーンも表情が全て語るというような演技でした。
まぁ、たぶん皆さんがトランプさんに持ってる印象はこの映画観ても変わらないと思うし、なにか得るものがあるとは思えない作品なんですが、
まさかの第47代大統領に返り咲いたトランプが、現在もフルスロットルでめちゃくちゃ言うてる、その原点がみれる映画にはなっております。
★★★☆☆
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