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依頼人に代わり受刑者や被疑者に差し入れを届ける「差入屋」を営む金子真司は、妻と息子、そして「差入屋」の先代である叔父と店舗兼自宅で暮らしていた。ある日、息子の同級生である女の子が殺害されるという痛ましい事件が起きてしまう。家族ぐるみの付き合いだった一家に起きた悲劇に胸を痛めていたところ、その犯人の母親から息子に差し入れの依頼が入る。犯人への面会を続けるなかで、仕事と私情の葛藤で苦しむ真司だったが、そんななか面会の待合所で不思議な女子高生と出会う。断られた続けても面会の申し込みを続ける女子高生が抱える悲しい秘密とは。そして、真司にも向き合わなければいけない過去があった。
あんまり気持ちのいい話ではないです。
感動というのもまた違う。
泣いたりしなかったし、悲しんだり怒ったりという感情にもならなかったんですが、
なんとなく描かれてることは理解できる気がしたんですよ。
人間って基本的には利己的で、クソで、
現実は厳しくて、痛い。
でも、それが良心なのか、偽善なのか、建前なのかわからないけど、少しでも善であろうともがく人たちがいて、冷たい世間に晒されながらそれでも生きるっ!的な話なのかなと解釈しました。
違うのかな?違うかもしれないな。
少なくとも私はそう解釈して、ある程度観る価値があると思ったんですよ。
誰も幸せにならない、スッキリ解決なんてしないし、むしろ若干後味悪い系ではあります。
正解はさておき、どっちサイドでいくかは、自分の選択、自分次第といったことを考えさせられました。
あと、この映画は役者が皆んな上手くて良かったですね。
クソは、骨の髄までクソに見えたし、普通の人たちの葛藤もすごくよく表現されていました。
差入屋という稀有な職業がテーマなのも興味をそそりました。
実際にあるんですね、全然知らなかったです。
そういう知識が増えるのは映画のいいところですよね。
やり切れない現実を見せられたり、決してハッピーエンドではないです。
ただ、様々な立場の人たちをみることで、いざの言うときに人の立場にたって考えることができるのでは?、そういう意味で価値があるなと思った作品でした。
★★★☆☆
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