2004年09月22日
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今日は退院以来の診察日。
病理検査の結果が出る日だった。

ゆうべは寝付けなくって、
大丈夫って言いながらも緊張してる自分が居た。

先に病室に寄った。
元気そうな顔を見て一安心。
手術が迫ってきて、カテーテルが入ったのが、不快だと言っていた。
本当はどんなにか辛いだろうと思うけど、
にこやかに、迎えてくれた。

私と同じ先生の診察を受けに来ているから、
いっそう晴れやかな笑顔を
準備していたんだろうって、思う。

待合室に行って、呼ばれて、中待合で、そのお部屋の大先輩と会った。
私は部屋で一緒だったことはない。
でも、前に痛みで動けずに車椅子で来られてた時、
食堂と外来とでお見かけしたから、それと分かった。
何より、大先輩の襟元には、
私と同じ部屋で若い彼女が一生懸命作っていたビーズのネックレスが。
背骨への転移の検査の結果を聞くのだという。

私の内診が終わった。

叫ばれた方の先生も覚えていたんだろう、
「これからまた、いやな思いさせるけど、がまんしてな。」
と、前もって言われた。
もう、前のようなショックはなかったし、
実際、前ほど痛くはなかった。


先生から、「病理検査の結果も大丈夫やから。」といわれた。
ほっとした。
大丈夫じゃなくても、追加治療はしないつもりだったけど、
必要ないのはやっぱり嬉しい。

診察室から出て、大先輩に挨拶をした。
それから、待合室に出たら、手を振る人がいる。
こんな人知らんでぇ・・・
と内心思ったが、にこやかに挨拶した。
「どうだった? 追加治療は?」と、聞かれてやっと思い出した。
「なくて済んだよ。ありがとう。」
「そう、良かったねぇ。」
「あと、3週間したらまた、来るけど。。。」
そうだ、いつも食堂で話してた人だ。

パジャマで素顔しか知らないと、
着飾って化粧した顔は、判別不能。
私?
私は、いつもと同じ上着を羽織ってたし、
いつもと同じノーメイク。。。
うーん、変装しようがない。

もう一度病室に戻っていって、しばらく話していたら、
若い彼女が、帰ってきた。

大先輩は、頚椎に、転移が確認されたそうだ。
これからは、緩和ケアに入るんだろうか・・・
だったら、彼女は自宅がいいと言ってた。
ご主人は、仕事を辞めて、ずっと一緒にいるんだと言った。
私の両親ぐらいの、カップル。

帰りのハンドル、さすがに、重かった。。。
若い彼女も、今日は、また、泣くんだろうか。
前に大先輩が車椅子できたときは、一晩泣き明かしてたという。

互いに気遣いあい、労わりあって、癌病棟の仲間は生きていく。
命を生き尽くすんだ。





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最終更新日  2004年09月22日 21時14分59秒
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