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2009年04月17日
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カテゴリ: 癌患者の娘
急激な気温の低下はこたえますなぁ。
昨日までが暑すぎたので、今日はかなり寒く感じたわ~
引越し準備も兼ねて、先週冬物の大半を
一旦片付けてしまったので、着るものに困った~(-_-;)

今日は病院へ行くと、父は起き上がっていた。
昼食の時には普段の食事プラス、液体の補助栄養食が用意されていた。
「昨日は散々だった。最低だった」と何度も言う父。
昨日の昼食の時から、既に酷い目にあったと何度も言っていた。

話を聞けば、母が昼食の時に出た根菜の煮物を見て、

嫌がる父に一口食べさせたらしい。
その時、咀嚼後に飲み込もうとしたら、吐き気をもよおして、
その後の食事は普段なら食べるお粥も一切食べられなくなり、
ずっと吐き気が治まらなかったそうだ。

母に悪気はないけれど、父が嫌がっているのに自分の気持ちを曲げないあたりが
端から見ると間違った愛情だと思われてしまうわけで…
それは私に対しても同じ。
何かと心配をしているのは充分わかっていても、
自分の思った事を絶対に曲げないし、言う事を聞かない。
だからうっとおしがられるし、相手の立場で物事を考えられないから
衝突が起こるんでして…


母は献身的なんだけど、介護をしなれていないので、
父がぐったりするまで着替えやトイレに時間をかけたらしい。
私が昨日病院に行っていたら、そこまで大惨事にならなかった…
母は「お父さんに悪い事をした」と私に言っていたけど、
父は本当に疲れて苛立ってどうしようもなかったようだった。


看護婦さんが薬を持ってきても「下剤は飲みません!」と言った。
私は何も言わなかった。
また便秘をしたら、それはそれで辛いだろうからその時考えればいい。
今は昨日の辛かった事を早く忘れさせてあげなくては。

病院の売店に、食事の時に出される栄養食が売られていた。
食事の際はいつも同じ味なので、他に何かないかと思っていた。
いくつか買って、どの味なら問題ないかを調べる事にした。
ネットで調べると、幾分安く手に入る事もわかったので
父が飽きないで飲めるように、さっそくいくつか注文をしてみた。

昼食後は主治医が来たので、お粥以外ほとんど食べられない事と
むくみが足以外にも出てきて、お腹がとても膨らんでいる事も言った。
食事についてはトラウマになってしまったようで、
固体の食べ物を全く受け付けない事を伝えた。
本人は食べたくても、受け付けられない事の辛さは
本人にしかわからない。私には想像の域を越えている。

主治医が去った後で少しすると栄養士が来て、今後の食事についての話をした。
今日の夜からはハーフ食といって、全粥と補助用の栄養食、
茶碗蒸しなどなら用意できると言うので、お願いをした。
少し前まで毎日持ってきていた温泉卵などは、暑くなったので、保存が出来ないから
やめた方が良いということで持ってきていない。
冷蔵庫はあるけれど、有料で24時間しかもたない。
テレビも冷蔵庫もみんな有料な事を、父はとても気にしている。
正直私達も気にはしていた。けど、こういう時だからしょうがないと思っている。
それでも父はこのためだけに冷蔵庫を使わなくていいと言うので、
それも栄養士に伝えておいた。

看護婦さんのチェックの時には、むくみが酷いのを気にして
足を触ってもらっていた。
看護婦さんは「足だけでもお布団かけて温めないとダメですよ」と言った。
そう、父はいつも何もかけないでいる。
かけようとすると嫌がる。だけどむくんだ足はとても冷たい。
足湯をした後も、タオルで包んで保温をしていると、早く取りたがる。

血が冷えるととにかく良くないし、少しでも流れを良くしないと…と
私と看護婦さんで説得をした。
父は「わかった」と言って足だけ布団をかけた。良かった。
今日は洗面台へ移動をせずに、お湯を張ってベッドの上で手浴をして
芳香浴をして、顔や頭を拭いてあげた。
手が温まって血が巡る事も話してみた。
身体を冷やす、という自覚がないので、今からでも伝えてみようと思った。

若い頃から父はそうやってきたので、慣れてしまったのだろう。
とにかく血を冷やす事は本当に良くないのです。
すべての病気は血を冷やすことから始まるのです。
母は口だけで「冷えるから着なさい」と言っても、
言う事を聞かない父に無理矢理でも何かかけるという事までしない。
長年にわたるその詰めの甘さが、こうやって今も続いているのだ。
今さら母を責めてもしょうがないけど、やっぱり無念だとは思う。

私は私で今日は絶不調だったので、
父に気づかれないように薬を飲んだり、トイレでぐったりしたりしたけど
頑張ってやりきった。

このところ私が行くと、昼食後に父は眠ってしまって起きない。
疲れているのもあるだろうし、母がいる時と違って
私はおとなしくそばで座っているから、気持ちが落ち着くんだと思う。
要求された事はしっかりやって、後は無理強いもしないし
過剰に心配をしている言動も見せない。
病人はやたら心配されるのは辛いように思う。
ましてや余命がわずかだと知っていながらも、あれこれと気を使いすぎて
後でとんちんかんになるよりずっといいと思う。

病院にいる間も、出てから仕事をしている時にも、家に帰ってからも
今日はやたらと母と電話で話ばかりしていた。
母は家でやることがあったので、出かけられないから
何かと気にして私に電話をしたがる。
昨日の話も、やる事も、何度も同じ事を話す。
2回目くらいまでは黙って聞いているけど、それ以上は注意する。
それでもやめないとキれる。
すると母が怒り出す。いつもこの繰り返し。

明日は父の兄姉がくる。
父のお誕生日だから、少しでも元気になるといいなと思う。
母が余計な事を言わないように祈ろう。
父に楽しい最後の誕生日の思い出を作りたい。
静かに時間が流れて、笑顔で終る1日にしてあげたい。



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最終更新日  2009年04月17日 22時39分16秒
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