monologue

monologue

PR

プロフィール

kocrisp

kocrisp

コメント新着

ミリオン@ Re:モロヘイヤDAYその2(08/23) おはようございます。 卵かけご飯は美味し…
ミリオン@ Re:モロヘイヤDAY(08/22) こんにちは。 チーズケーキは美味しいです…
ミリオン@ Re:うだうだな一日(08/21) おはようございます。 お昼寝は楽しいです…
ミリオン@ Re:最も嫌な起こされ方(08/20) こんにちは。 うどんは美味しいですね。食…
ミリオン@ Re:銀座であれこれ(08/19) こんばんは。 フルーツは美味しいですね。…
2010年01月27日
XML
カテゴリ: 恋愛とか友情とか
今日は水曜。

ミポリンの「サヨナライツカ」を観てきたです。

昨日は大桟橋と博物館見学という、横浜観光をしてました。
すっごいたくさん写真を撮ってしまったので
まだ整理が済んでおらず…近日アップするです。

マクロスFもある程度見てから
途中経過をレポします。

今週の私は、久しぶりに「理想的ないつもの月末」という雰囲気で、

時間の余裕があって、朝ちゃんと起きて3食食べて
それなりの時間には床につく生活復帰です\(^o^)/


「サヨナライツカ」を見終わってから、帰り道の頭は…
「…これ…ブログにどう書こう」でした(笑)

かなりのネタばれにつき、相当改行します。
映画をこれから見る方や、私の毒づいてばかりの発言に免疫がない方(笑)は
絶対見ないでいただけると良いかと…



















































まずはヤホーの作品紹介をコピペします。

「愛されることがすべてと思っていた女性が、
運命的な出会いを経て、愛することが本当の愛だと気付くラブストーリー。
『私の頭の中の消しゴム』イ・ジェハン監督がメガホンを取り、

『東京日和』以来12年ぶりの映画主演作で愛に生きる強く純真な女性を熱演。
原作は中山の夫・辻仁成。
バンコクで始まった恋が東京、ニューヨークと場所を移し、
25年の時を超えて愛へと変わる過程が切ない。」

さらにあらすじもコピペします。


お金に不自由なく、男性から愛される満された日々を送っていた。
ある日、沓子はバンコクに赴任してきたエリートビジネスマンの豊(西島秀俊)と
出会い、二人はたちまち惹(ひ)かれ合うが、
実は豊には東京に残してきた光子(石田ゆり子)という婚約者がいた。」


さて…
私は原作を読んだ事がない(辻氏の本は何一つ読んだ事がない)のですが、
どうも話によると、原作とは内容が多少異なるらしいです。
原作が売れたという事は、恐らく原作は良い話だったのかな。

結論から言うと、私の中ではまったく感動のない映画でした。
だから、話についての感想が書けない。
ミポリンがダメだったのではなく、
映画の作り方が、とでもいいましょうか。
うんちく語るほど、私は映画ツウではないのですが、
だからこそ見えた部分が多かったというか、時々見る映画にしては
なんとも物悲しい気持ちが残るものでしたね~

劇中のシーン、ラストシーンなどで
隣の席の人がえらい泣いていたし、
周りから時々鼻をすする音も聞こえたけれど、
私は瞳が潤む事や、胸が熱くなる事は一度もなく、
消化不良な気持ちだけが残ってしまったような映画でした。

まずバンコクの町や高級ホテル、衣装や小物達が沢山出てきましたが
監督が細かいディテールにこだわっているという事は
大変良くわかるものでした。美しかったです。
バンコクにも興味が持てました。

沓子の衣装、光子の着物、彼女たちだからこそ
その美しさは引き立つな、と思う部分もありました。
やはりミポリンは美しいです。
スクリーンの中から
時折見える彼女の笑顔にノックアウトでした(笑)

沓子と豊は互いに一目ぼれの出会い。
男女が惹かれあって、どうしようもなく恋に溺れていく様子…
例えば仕事をさぼってまで
沓子に会いにいってしまう豊の行動自体はわかるし、
肉体関係から始まった恋について何の意義もございません。
そういう恋愛はあるでしょう。
きっかけが何であれ、
男女が惹かれあうのに理由はないと思ってますから…

ただ、豊が恋焦がれてどんどん沓子にのめり込んでしまう
過程がわからないのです。
彼女の何に、そこまで惚れこんでしまったのか、
ほんの少しの会話だけで、「沓子とは日を増すごとに会いたくなる」
と思う豊の心情が描き出されていないのです。

その為、ただベッドで愛し合っている二人ばかりが映され、
沓子も豊の「夢に惚れた」というシーンはあれど
それ以外については、まったく描かれていない。
あれではまるで、沓子は豊の身体だけが欲しいと思っている
ただのアバズレです。沓子の心情はそうではなかったのに。
ミポリンの復帰作が、こんな浅い内容だったかという事が
とっても勿体無いと思うし、残念でなりません。

お見合い結婚が決まっている豊が
遠く離れたバンコクで沓子と落ちた恋には期限があって、
断ち切る為に葛藤する場面の描写もほとんどない。
だから豊が空港で沓子と別れる時のあの涙がわからない。
ならばなぜ、本当の気持ちをしっかりと沓子に伝えないのかと。

豊の気持ちは、軽いものではなかったはずです。
二者択一をせまられ、自分の名誉と社会的地位を取った事は
男としてまっとうな選択なのかもしれないです。
そこにずるいという気持ちのみは持てないですが、
映画での豊はただのずるい男に成り下がっているように見えたんです。

25年の歳月を経て、再びバンコクで会った二人の切なさは
もっと丁寧に作って欲しかった。
老け顔の特殊メイクが、あまりにも雑でした。
出会ってから25年って事は、一体二人は何歳で出会っていたのかと
年齢設定が見えないし、おかしいと思ってしまいました。
そのくらい不自然で、無理のあるものでしたね~

そしてラスト。
それまでを見ていて、ラストの展開に対しての私は
「そりゃないでしょう!」というのが率直に思った気持ちでした。
涙の一粒すら出てこない。
130分は長いよ!って思ったくらいでした。

沓子が「愛される事が全てだと思っていた事から
愛する事が本当の愛だという事を学んだ」という描写もなし。
豊もまた同じで、25年も思い続けていたという
そこまでの思いの描写がなしなので、
やはりここでも沓子の身体が恋しい、若かった頃のみずみずしい情欲が美しい、
懐かしいと思っても、今を捨てきれない、
そしてそんな存在だった沓子を失くした事が辛い。
そんな風にしか見えないのです。ほんと勿体無い!!

主役は中山美穂と言いながら、
あんな描き方では豊目線の話に見えてしまいます。
そこまで沓子を愛していたのなら、そんな風に美化出来ないだろうと思うです。
優柔不断な言動から最後に痛く取り返しの付かない目に合う
切なくて愚か過ぎる男を作者は描きたかったのかはわからないのですが、
仮にそうだったとしても、その切なさや愚かさすら描かれていないので、
きっと「あんな優柔不断な男なんて最低!」と、
平たく男性を批評してしまう、無性に腹の立つ感情を持つ女性も多いでしょう。

ミポリンの濡れ場が話題になってましたが、
R指定にするほど濃い内容ではなかったです(^_^;)
「ええっ、軽っ」って…
映画を観るまでは「ああ、ミポリンはどこまで頑張ったんだろうか…」と
ちょっとそわそわしていたので、その部分は微妙な心境です。
二人のSEXシーンは、綺麗過ぎちゃってリアリティなくて…
綺麗というのか、変に作っているというのか…
その部分の細かい話始めると、ちょっと止まらないんですが(笑)
情慾にまみれる凄みとか、愛しつくす様子を観る事が出来たら
それ以外のアンバランスさが少しは良い方に出てきて、
私の見方は多少変わっていたのかなと。

西島さんの妙にいい身体(笑)も、
そんなに何度も出さなくてもいいのに…と。
そういう場面が多いから、沓子は身体目当てだけで
恋に落ちたのかという薄い内容になってしまうような…

登場人物それぞれの心理描写が何もなく、
豊の悲しくて苦しかった恋の過程が描かれておらず、
沓子はどうして序盤で愛される事で満たされていて、
やがて愛する事が大切だと気付いたのかの作りこみも薄い。

ゲームやドラマ、映画で感情移入しやすく、泣き虫な私ですが、
今回は誰にも感情移入が出来ませんでした。
一番自分と近いと思った登場人物に思いを重ねてみましたが、
あの描き方では物語の中に完全には入り込めませんでした。

25年も一途に一人の人を思い続ける事が、
沓子にとってどれほど長くて苦しい思いだったのか、
それでも貫いて生き抜いていったという
その純真さをもっと描いてくれないと、納得出来ないのです。
あの映画から沓子の純真さを読み取れた方、いたのでしょうか?
読み取れなかったのは私だけっすか?って聞きたいくらいに。

ああ、書いちゃった(笑)
レンタルで観る位なら良いのかもしれませんね~
うーん。Dr.パルナサスの鏡を観る方が良かったのか?!と
ついつい思ってしまったのでした~






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年01月27日 23時04分47秒
コメント(10) | コメントを書く
[恋愛とか友情とか] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: