プロ野球情報館

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2007年03月01日
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カテゴリ: 八重山旅行記
石西礁湖自然再生協議会の第4回協議会が1日午後、石垣市民会館中ホールで開かれ、石西礁湖自然再生全体構想(案)の第4章「石西礁湖自然再生の基本的考え方」のなかの「展開すべき取り組み」と第5章「石西礁湖自然再生協議会委員とその役割分担」について協議した。

 協議に先立ち、去る2月18日に全体構想作成作業グループで「石西礁湖自然再生に向けた取り組みの流れ(案)」をまとめた。

 石西礁湖の自然再生は、長期目標を「人と自然との健全なかかわりを実現し、1972年の国立公園指定当時の豊かなサンゴ礁の姿を取り戻す」。短期目標に「環境負荷を積極的に軽減する」「サンゴ礁生態系の回復のきざしが見られるようにする」と設定。
 これに向けた取り組みでは、サンゴ礁生態系の保全・再生における課題として▽サンゴ群集の減少・劣化▽サンゴ礁魚介類等の減少・劣化▽藻場、干潟、マングローブ林等の減少・劣化▽陸域生態系の分断・劣化、の4項目に分類。
 その上で、主な原因として▽オニヒトデの大発生▽生態系の回復力の減退▽人間による破壊▽過度の漁獲、採取▽赤土等の流入▽生活・農業排水、農薬の流入▽漂着ごみ、廃油等の漂着▽観光利用者の集中▽高水温による白化現象の発生など、18項目を挙げ、それぞれの原因に応じた環境負荷の軽減や回復力の強化、意識向上・広報啓発などの取り組みを示している。また、各委員の役割分担では(1)必要規制の整備(2)攪乱要因の除去(3)良好な環境創成(4)意識の向上・広報啓発(5)調査研究・モニタリング(6)活動の継続の各カテゴリー別に▽保護区等の設置・管理▽オニヒトデ対策▽赤土流出防止対策▽水産資源管理、などの活動を、委員別に実施主体と他から期待されているものに分類した。

 この日の協議会では、これらの案に対し、5グループに分かれ、協議した。
 そのなかで、観光客の入域規制や石西礁湖の危機意識の向上などを求める意見が出された。
 また、大盛武竹富町長が、町民の生活保全航路の確立に向け、石西礁湖の利用面からの部会設置を要望した。





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最終更新日  2007年03月04日 16時41分21秒


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