藍円寺微意の世界
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連日のコロナウィルス感染者数報道について提言したい。「全国の今日の感染者数」としてそれぞれの都道府県の感染者数が日本地図にそれぞれ表示される映像はもうすっかりおなじみになってしまった感もあるが、その数値に対し日々一喜一憂することに虚しさすら感じる今日この頃である。表現の自由がある我が国でのことなので、日本地図の略図は放送局によってまたは番組担当者のセンスによって、日本列島の色や形、都道府県の形も様々である。これは本日の都道府県別新型コロナウィルス感染者数を示す地図だけに限ったことではないのだが、大概は都道府県の地理的な大きさや形は敢えて完全に無視し、おおよその県の位置のみを示すのが目的の「四角形に無理にまとめた略図」でしかないので、画面で目当ての都道府県の数字を確認する時は、隣の都府県と混同せぬように、今日の感染者数の他に小さく記載された県名も結局合わせて確認する必要のある「数値の一覧表でしかない地図」なのである。お前、そんなことで何をいちゃもんつけているんだと叱られそうである。どなたかが「ウィルスは県境を意識せずに伝播する」と仰っていたが、まさしく行政府ごとに感染者数を表示していることさえも、予防上の観点から言えばほとんど意味がないことであるということも理解されたい。医療従事者でない一般人には治療はできないが予防だけはできるのだから。気象予報アメダスのように列島を碁盤の目に分割し、さらに感染者数の多寡に応じて色分けで表示したものが、従前の列島略図上の数値による本日の感染者数の一覧の他に早急にほしいところだ。それがもし実現したなら、当然ながら住民のいない山間部は感染者のいない安全な緑色になる。また碁盤の目を細分化し、住所データを正確に表示すればするほど、その場所は特定されプライバシーの問題が生ずる。だから細かいデータは公表せずに保健所で管理することとして、濃厚接触者を探し出すのに感染者の行動範囲をピンクで表示することにしてもいいだろう。山間部は緑だが、ある時の特定の温泉地だけはピンク色になるかもしれない。今の内から行政区分でない明確で詳細な区分で表示することで、ワクチン接種が進みいよいよ終息が見えるころには、いたずらに一律に行動制限を善男善女に強いる必要もなくなるはずである。その時の為に是非今からアメダス方式を実現させてほしい。感染者数の多寡により黄色からオレンジへと変わり、患者数が多いと表示はより赤くなり、医療が逼迫したら紫色になるとか、細かな運用方は任せるとして、いずれにしても列島地図の形は正確な方がいい。新潟県の感染範囲は佐渡島にまで及んでいるのか、瀬戸内海の島々はどこの島がどうなのか。都市の人口一極集中と安全保障上の問題として考える、とまでいかなくともそれらの正確なデータを地図上にアメダスのように示していただければ、電車の停車駅に沿って感染者数が拡大しているのか、はたまた高速道路網に沿って物流の範囲で感染者数が増えたのかなど、国民である視聴者にそれぞれの立場において色々と連想させ、考えるきっかけを与えてくれるはずである。土砂災害予防のために連続降雨量を示す列島地図の上に累計降雨量を色違いの棒グラフで示すのと同じに、累計感染者数コロナ版表示地図もほしいところだ。それが表示するものは現在の重症者数でも累計の死者数であってもいいと思う。とにかく正確な地図の上に国民の視覚にリアルに訴えることでそこから各自が考え、それぞれの感染予防や行動抑制に繋がると思うのである。より広い社会的視野での予防のための思考に至る土台となるものは、単純簡略化された日本地図のようなものに数字を並べた資料ではないことだけは明白である。 現時点での結論を言えば、テレビの解像度も上がり画面も大きくなっている現代は、コロナ地図に限らず、まずは日本列島の形を必要以上に略さずにいつもできるだけ正規に近い形で常に表示してほしいものである。それぞれの頭の中にはそこそこ正確な日本地図が既にあり、放送局のディレクターの数だけデザイン・アレンジされた日本地図が個々の頭の中にあるわけではないのだから。
2021.04.30
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