シナプス国語作文研究所

シナプス国語作文研究所

2006.07.19
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カテゴリ: 親子で楽しむ読書
骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方
骨の学校〈2〉沖縄放浪篇
骨の学校〈3〉コン・ティキ号の魚たち

自由研究、毎年何をしたら良いのかさっぱりわからない、という子どもにおすすめなのが「骨格標本作り」である。豚足でも鶏でも魚でも、なんでもいいから骨付きのものをスーパーで買ってきて、ぐつぐつ煮るなり漂白剤で肉を溶かすなりして掃除をして、組み立てる。たったそれだけ。アイディアなんていらないし、ちょっとした根気さえあれば誰でもできる。根気がない子どもでも、骨についた肉の掃除をおこたると腐って新学期に異臭を放つおそれから、根気を出さざるをえない。そして、生半可な「研究」よりは、よっぽど頭を使い、勉強になるのだ。
この骨格標本作りを授業に取り入れている中高一貫校がある。埼玉県飯能市の 自由の森学園 だ。定期試験は一切やらない、通知表もなし、教師も生徒も「さん」付けで呼び合う、という一風変わった魅力的な学校だ。今回ご紹介する「骨の学校」では、この学校の理科教諭の二人が、骨格標本作りに魅せられ、理科室が骨格部屋と化すまでの顛末が、冒険小説のような心躍る語り口で描かれている。もちろん実際の骨格標本の作り方も載っているので、実践書としても使える。
ところでこの本を読むと、「自由の森学園」そのものに興味が沸く方が沢山いらっしゃるはずだが、自由の森学園では夏に公開授業を行っているので、ぜひお子様と一緒にお出かけになってはいかがだろうか。おもしろそうな講座がたくさんあるようです。くわしくは HP から。





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Last updated  2006.07.19 11:39:44
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ささきまり

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Comments

mikamama@ Re:都立入試英語3行英作文のコツ(03/22) Because文頭は間違いになりますね。
杏仁@ EII? 日本語教育新聞を発行している日本語教育…
exp@ 文頭のbecause 日本の英作文問題の模範解答では、Because…
ともやん7425 @ Re:ブログ移設のお知らせ(09/14) こんにちは。 体調を崩していらっしゃっ…
かとん@ Re:10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば :追記(07/31) はじめまして。 「10歳までに・・」を…

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