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みなさまお久しぶりです。夏期講習中から体調を崩し、ブログの更新をお休みしておりました。楽しみに見に来てくださったかた、申し訳ございませんでした。このたび、独自ドメインをとり、ブログを移設することにいたしました。新しいブログのURLは下記の通りです。http://blog.kokugosakubun.com/新しい記事は、こちらのブログでお読みください。現在、楽天版の旧記事を新しいブログに移動する作業を進めておりますが、何分手作業のため、時間がかかるかと思われます。それまで楽天版もアーカイブとして残しますが、コメントや、私書箱、掲示板への返信はできません。ご連絡がある方は、新ブログのコメント投稿機能を利用されるか、kokugosakubun@gmail.comへお願いいたします。どうかこれからもシナプス国語作文研究所をよろしくお願い申し上げます。シナプス国語作文研究所 ささきまり
2006.09.14
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10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば -----先にこちらをご一読ください。-----前回の記事に肝心なことを何点か書き忘れてしまったので、追記することにした。この教材の最も賢い利用方法は、「例文、意味つきの漢字参考書」として使うことである。これ、「低学年から使用できます」と謳っているだけあって、全ての新出語彙はひらがなで書かれ、ルビで小さく小さく漢字がふってある。きっぱり言わせていただくが、語彙のテキストとしてはどうかしているとしか言いようがない体裁だ。表意文字である漢字を冒涜していると言ってもいい。おそらく陰山メソッドの陰山先生がこの教材をごらんになったら激怒されるであろう。ああ、想像するだに恐ろしい。しかしながら、私は全ての漢字に意味と例文が掲載されている漢字ドリルというものにお目にかかったことがない。その上、漢字ドリルで躓く言葉は、まあほとんどの場合、意味を理解していないのだ。だから、語彙を増やすという視点から離れ、漢字を学ぶ教材というようにこのテキストをみれば、かなり痒いところに手が届くものとなるだろう。ただし、例文作成で語彙を定着させる教材として期待すると、やはり少し家庭学習ではフォローが難しいかもしれない。なぜなら、この教材、例文も辞書的な意味の説明も短すぎるのである。たとえば、[ありありと]例文)赤ちゃんのころをありありと思い出す。意味)はっきりととあるのだが、これしか説明が書かれていないと、・将来のことをありありと考える。とか、・ありありとした夢。というような例文を子どもは書いてしまうのだ。「ありありと」ということばは、たいていの場合、かつてあったことを思い返す、もしくは想像する場合に用いられる。しかも、ほとんどの場合、・ありありと目に浮かぶ。・ありありと思い出す。というフレーズで使われる。だから、上記の2例のような例文は、用例からいえば、間違いなのだ。ここまでの説明が必要な教材、果たして家庭で対応できるだろうか。金田一家なら可能かもしれませんが。言いたいことは以上でございます。要するに、どんなテキストも絶対じゃないし、使い方によって、良くも悪くもなるのだ、ということでございます。
2006.07.31
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滅多に○○式には乗っからない一匹狼のささきまりですが、珍しく論理エンジンと契約しました。特に中学生、高校生で、読解力不足に悩む方がいらっしゃったらご連絡ください。
2006.07.31
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10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば 小学生がいざ意味を問われるとわからない言葉を1000語掲載し、ことばと意味を点つなぎで結ばせ、全ての言葉について例文を作成させるというドリル。全てのページがミシン目で切り離せるようになっているため、毎日のタスクに取り入れやすいつくりになっている。しかし、最初に確認しておきたいのだが、わたしはこういう参考書が嫌いだ。嫌いな理由は以下の通り。[1]「10才までに覚えておきたい」という親心を煽るようなネーミングが気に染まない。そもそも「ぼくは算数が不得手だ。」「失敗した人をののしる」なんてことばを操る小学生にお目にかかることはほとんどないのだから、この1000語を10才児必須語彙とするのはあまりに乱暴である。[2]国語は暗記科目ではない。たとえば大人である我々は「ののしる」「ざわめく」といった言葉を不自由なく日常会話のなかで使いこなしているが、それは英語学習のように辞書を引いて覚えたからではない。文章や会話の中で、言葉のシャワーを浴びるうちに前後の文脈から自然に意味を類推し、血肉としたのである。小学校低学年のうちから「意味を覚える」ことで母語の語彙を増やそうとすると、言語能力の自然な発達を妨げることもあるだろう。第一楽しくない。[3]新出語句に対応する能力がなくなる。わからない言葉が出てきても、構成されている漢字や話の流れ、語感から意味を想像し読みすすめることができなくなる。そうすると国語のみならず、他教科の学習においても不自由であろう。とはいうものの、受験まで半年のこの時期に、志望校で出題される文章を読んでもちんぷんかんぷんだという状況を打破するためには、このテキストの力を借りるよりほかない。特に「ひけらかす」や「たじろぐ」「こわばる」などの、漢字から意味を想像しようもない平仮名表記の、比較的平易な言葉(特に和語)がわからないという場合には威力を発揮する。突貫工事ではあるのだが。こんなに暑いのに国語で冷や汗を書いている中学受験生にはおすすめだ。ちなみに、このテキストの下巻にあたる中学受験必須難語2000というテキストは、どんな子どももやらなくていいのではないかしら、と思います。難関校を受験しないのであれば必要ないですし、難関校を受験する力のある子だったら、たとえこのテキストをやらなくても文脈や漢字から意味が類推できるはずですから。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.26
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開設当初から当ブログから書籍を出版することを目標にしており、ありがたいことに編集者の方からお話をいただいたりもしていたのですが、ここになって問題が発生いたしました。楽天ブログの利用規約の第4条、皆様はごらんになったこと、ありますか?---------第4条(著作権)1. ブログデータ等の著作権は、当該ブログデータ等が公開または投稿された管理サイトの管理者に帰属するものとします。ただし、管理者が、別の著作権者から許諾を受けて公開または投稿しているブログデータ等(投稿者により投稿されたブログデータ等を除きます。)については当該著作権者に帰属します。 2. 投稿者は、管理サイトに投稿したブログデータ等について、その著作権に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みますが、次項にて定義される出版等の権利を除くものとします)を、投稿時に、当該管理者に無償で譲渡するとともに、当該管理者及び当該管理者から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。 3. 当社は、管理者または投稿者へ通知することなく、本サービスの広告、宣伝を目的として、ブログデータ等の全部または一部を自由に利用(但し、次項にて定義される出版等に該当する利用を除くものとします)できるものとします。 4. 管理者は、ブログデータ等の出版、有償配信その他有償での利用・頒布(但し、利用・頒布の取引毎に対価の発生するものに限るものとし、以下、「出版等」といいます)に関して、当社または当社のグループ会社が以下の優先交渉権を有することを承認します。 (1) 当社が、管理者に対して出版等を申入れた場合、管理者は出版等について誠意をもって交渉に応じるものとし、当社の申入れに応じない場合、出版等の拒絶の意思を当社に通知してから1年間は、当社の提示した条件よりも有利な条件でなければ、第三者からの出版等の申入れに応じないものとします。 (2) 管理者が、第三者から出版等の申入れを受けた場合、遅滞なく、かつその諾否の回答を行う前に、当社に通知するものとし、その後30日間は諾否を留保するものとします。当該期間中に当社が管理者に出版等を申入れたときは前号に従うものとします。 ---------当ブログといたしましては、青字で示した第4項がどうしても受け入れがたいという結論に達しました。著作権は管理者にあるとしているのにもかかわらず、この注文の多さは解せません。こんな不条理で不愉快な条項のあるブログサービスは他にありません。まだ著作権は管理者にないと言い切ってもらったほうが気持ちがいいですよね。というわけで、現在ドメインを取得しブログを移転する準備をすすめております。移転作業が終了しましたら、皆様にお知らせしますね。夏期講習中につき、頻繁に更新できないのが大変心苦しいのですが、これからもシナプス国語作文研究所をよろしくおねがいいたします。ささきまり
2006.07.26
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大人になってこういうことになるから、口をすっぱくして自分の書いた文章はかならず音読してチェックしろと言っておるのだよ。
2006.07.26
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小説作法スティーヴン・キングといえば、その小説を読んだことがない方でも「スタンド・バイ・ミー」や「シャイニング」「グリーン・マイル」など、多数のメガヒット・ムービーの原作者として一度は名前を聞いたことがあるはずだ。今回ご紹介する「小説作法」には、キング氏自身の自伝と、その小説を書くことへの信念が綴られている。氏の波乱万丈の回顧録を読み終えてから、後半の文章技術についての章を読むと、文章を書くためのスキルというものがいかにその「人となり」と密接にリンクしているかということを思い知らされる。もちろんその文章技術は大変実践的で、含蓄があるのだが、ただの文章技術の本ではない。生きるための指南書で、わたしにとってのバイブルだ。中高生の読書感想文の課題としても適している。ぜひ手に取っていただきたい。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.19
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定本 岳物語椎名誠とその息子岳君との、小学校時代の交流を鮮やかに描いた名エッセイ。いわずとも知れた、中学受験国語最頻出の書、椎名誠の「岳物語」である。もうすでに文庫版で読まれた方も多いのではないだろうか。(読んでない方は必ず読んどいてくださいね。念のため。)しかし、私がみなさんにぜひ一読していただきたいのは、「定本 岳物語」のほうなのである。というのも、こちらには巻末に、大人になった岳君本人からの独白、それに対する椎名誠氏の手記が記されていて、それが特に子どもを育てるものの心にずしん、ずしん、ずしん、と響くからである。「親から見た子どもと、子どもの実像の差異と、それが子どもに与える影響」ということについて深く、深く、深く、考えさせられるはずだ。ぜひ、「定本」のほうを、親子で楽しんでいただきたい。そして今一度、お子様をじっくりと見つめなおしてください。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.19
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骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方骨の学校〈2〉沖縄放浪篇骨の学校〈3〉コン・ティキ号の魚たち自由研究、毎年何をしたら良いのかさっぱりわからない、という子どもにおすすめなのが「骨格標本作り」である。豚足でも鶏でも魚でも、なんでもいいから骨付きのものをスーパーで買ってきて、ぐつぐつ煮るなり漂白剤で肉を溶かすなりして掃除をして、組み立てる。たったそれだけ。アイディアなんていらないし、ちょっとした根気さえあれば誰でもできる。根気がない子どもでも、骨についた肉の掃除をおこたると腐って新学期に異臭を放つおそれから、根気を出さざるをえない。そして、生半可な「研究」よりは、よっぽど頭を使い、勉強になるのだ。この骨格標本作りを授業に取り入れている中高一貫校がある。埼玉県飯能市の自由の森学園だ。定期試験は一切やらない、通知表もなし、教師も生徒も「さん」付けで呼び合う、という一風変わった魅力的な学校だ。今回ご紹介する「骨の学校」では、この学校の理科教諭の二人が、骨格標本作りに魅せられ、理科室が骨格部屋と化すまでの顛末が、冒険小説のような心躍る語り口で描かれている。もちろん実際の骨格標本の作り方も載っているので、実践書としても使える。ところでこの本を読むと、「自由の森学園」そのものに興味が沸く方が沢山いらっしゃるはずだが、自由の森学園では夏に公開授業を行っているので、ぜひお子様と一緒にお出かけになってはいかがだろうか。おもしろそうな講座がたくさんあるようです。くわしくはHPから。
2006.07.19
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試験作文・小論文の採点基準モデルを作成しました。このシートを利用すると、20点満点で作文の採点ができます。曖昧になりがちな作文の採点作業の過程を子どもたちに明示することによって、どういった作文が評価されるのかを意識させることを目的にしています。わりと便利だと思いますので、よろしければお使いください。作文・小論文チェックシート
2006.07.12
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本文を精読するためのマーキング[0] 本文を精読するためのマーキング法[1]を先にご覧ください。----------[1]最重要接続詞「逆説」逆説の接続詞「しかし・けれども・だが」は読解上最重要である。接続詞を□でかこった後の一文には、かならず波線を引いておくこと。下記の例文を見てほしい。A今日は楽しみにしていた遠足の日だ。おやつも替えの洋服も準備し、昨日の夜はわくわくする気持ちを抑えて早めに布団に入った。Bしかし朝になったらどんよりとした灰色の雲が空を覆っていた。より筆者が主張したい内容はAとBのどちらだろうか。明らかにBですよね。このように、「しかし」の後には筆者の主張が書かれる。その上、今までせっかく長々と述べていた論理を覆してまで主張するのだから、「しかし」後の文章には、筆者の強い意志が加わる。さらに「しかし、本当に世界から戦争がなくなる日はくるのだろうか。」というように、反語的な問題提起まですることまである。要するに文章の中で、逆説の接続詞が文頭にあるセンテンスには最もパワーがあるのだ。実際、逆接の接続詞がついた文章は、かなり高い確率で、記述問題に答えるときの土台になったり、選択肢問題を解く際の鍵になったりする。そのために、しっかりと逆説の接続詞がでてきた箇所をマークしておくことが重要だ。たとえば、平成17年度都立西高校の国語問題の大問4の(2)Bは、接続詞「だが」がついた文章に注目しなくては絶対に解けません。興味のある方は解いてみてください。
2006.07.11
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日本語教育新聞東京国際ブックフェア2006の大きな収穫の1つめが、今回ご紹介する日本語教育新聞。最初にお断りしておくが、この新聞、その名通り、日本語を外国語として教える教師のための新聞である。日本語ネイティブに国語教えるためのものではない。しかし、だからこそ、その視点は新鮮で、実際の国語指導に役立つ情報が詰まっているのだ。たとえばこういった状況下で。・両親のどちらかが日本語ネイティブでない子どもが増えている。特に、母親が日本語をほとんど話せないケースが深刻で、地域によっては学校で国語の授業が成り立たなくなるケースもあるそうだ。わたしも毎年そういう子どもを教えている経験がある。・国語の語法や文法を教える際に日本語教育の視点が大変役立つ。国語の教材は、子どもがもともと正しい日本語の感覚があることを前提にしているが、普通の子どもであっても、その前提が成り立たないケースが激増している。日本語教育では、「ファジーで複雑な日本語をいかにしてロジカルにわかりやすく説明するか」という視点が貫かれているため、解説する際の参考になる。講師だけではなく、もちろんお母様にとっても。・国語を不得手とする学習障害の子どもを教えるときに役立つ。もちろん読み物としても十分楽しめる。たとえば「うれしい」と「たのしい」の使い分けについて、あなたは説明できますか?一部490円、隔月刊という気軽な価格設定なので、ぜひ一度取り寄せてみてください。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.11
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[原則]想像力をコントロールせよ!想像は本文を読む前にたっぷりと・小説文の得点にムラがある。・好みの文章が出題されると、むしろ得点できない。上記のような症状の原因は、身勝手な想像を無意識のうちに膨らませていることにある。しかし、子どもに「本文を読むときは客観的に。主観を交えないこと。」といっても埒が明かない。なぜなら、現在日本の日本の国語教育は、大きな矛盾をはらんでいるからだ。授業では、「文学の自由な鑑賞」に重きがおかれ、飛躍した突飛な読解は「ユニークな発想」としてむしろ賞賛される。それにもかかわらず、入試や模試では、内容理解の選択肢問題に代表されるような、「客観的な視点で正しく文章を読み取る」問題が大部分を占める。全く一貫性が伴っていない。これでは子どもが混乱するのも無理はない。そのため、読解メソッドでは、子どもの持つ想像力を無理に抑止せず、正しい読解に生かす方法を取っている。それが、本文を読む前の儀式だ。[現状]いきなり本文を読み始める。↓誤解や想像が混じる。↓選択肢を読む。↓さらに、「ひょっとしたらこんなことも筆者(登場人物)は考えているかも」と混乱する。↓撃沈。[読解メソッド]本文を読む前に、段落冒頭文などの限られた情報から内容を想像する。↓設問を確認し、事前にどのようなことに注目して本文を読めばいいのか知る。↓自分の想像は正しかったか、設問の答えはどこに書いてあるのかを確かめる目的の元に、本文を読解する。↓勝手な想像による間違った読解を防止できる。このように、本文を読む前の想像を奨励することによって、逆に本文を読むときに、「自分の想像が正しいものか確かめる」という視点が生まれ、客観的に読解することができる。子どもの想像力を封じ込めるのではなくコントロールすること、これが正しい読解の1つ目の鍵だ。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.11
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堀内龍太郎教授の研究テーマに注目。これ・・比喩なんですよねえ。
2006.07.08
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学習書・教育ソフトフェア2006東京国際ブックフェア2006と併せて開催されるのがこちら。これは職業柄行かないわけにはいかないであろう。教材の開発をしている身でもあるし。このブログでも紹介できるような良いものが見つけられるように、目を皿のように、首をきりんのようにしてまいります。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.07
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東京国際ブックフェア2006現在、有明の東京ビックサイトで、東京国際ブックフェア2006が開催されている。7月8日と9日は一般公開日であり、文芸書、実用書などの一般書からコミック、児童書、学術書、洋書などの専門書まで、あらゆるジャンルの本が割引価格で買える。もちろん私も明日家族で出かける。(銀行行かなきゃ。)本がお好きな方は、お子様をお連れになってはいかがだろうか。もし明日お出かけになる方がいらっしゃったら、お知らせください。会場でお会いできるかもしれませんので。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.07
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[メソッド15]文字制限が300字以下の試験作文は結論から書け全国の公立高校の入試問題には、200字から300字程度の作文課題がかならずといっていいほど入っている。しかし、この作文課題、どの都道府県でも、聞かれていることのスケールが大きい上に、多種多様な条件付けがされているのにも関わらず、与えられた文字数が少なすぎる。しかも、作文に割ける時間も限られている。読解問題も解かなくてはいけないから、作文に使えるのはどんなに長くとも10分であろう。そこで頻繁に陥りがちな状況が以下の2つである。・あれ・・・俺結局何が言いたかったんだっけ。・あら、升目が足りなくなっちゃったわ。こうなってしまうと、気はあせり、時間はどんどん過ぎ行き、ろくな作文が書けない。そのため、私は、300字以下の試験作文では、必ず結論を先に書く手法を取るように教えている。[結論]-自分の主張北朝鮮には経済制裁を行うべきではない。[理由]-身近な例、実体験を論拠にする(過去)なぜなら、私には北朝鮮に国籍をおいた友達がたくさんいるからだ。彼らの親戚の多くは北朝鮮に住んで貧しい生活を送っている。経済制裁を行って、一番最初に傷つくのは彼らだ。[まとめ]-自分個人はこれからどうしていきたいか(将来への希望)だから、私は将来外務省に入省し、戦争や経済制裁ではなく、話し合いで国と国とをつなぐ仕事をしたいと考えている。このスタイルが短時間で300字以下の文章をまとめるのに最も適している。訓練さえしっかり行えば、作文は配点が高いので大きな得点源となる。ついつい読解問題のほうに気を取られてしまいがちだが、早めの対策を行うべきだ。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.07
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募集を締め切りました。応募していただいた方、ありがとうございました。
2006.07.04
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教育のページ小学校教諭をされている、鈴木茂氏の教育フリーソフト集が多数掲載されている。氏のソフトのすぐれている点は、学校での集団指導を前提にしているため、一切説明をしなくても、どんな子どもであっても、直感的に利用できるような構造になっていることだ。私の一押しソフトは、「かんたんマップ」(略地図作成ソフト)と「かんたん記録」(絵日記作成ソフト)だ。普段使いにも、夏休みの自由研究にも使えるソフトがたくさんあるので、ぜひアクセスしてみてください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.04
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以前ご紹介した漢字の塗り絵、漢字の宝島についていくつかご質問いただいたので、その学習方法について追記したい。[漢字の宝島のルール]漢字の宝島1枚に、当該学年の全ての新出漢字が編みこまれている。同じ漢字はひとつとしてない。また、基本的に線があまることもない。4色の色で全ての漢字が塗り分けられるように構成されている。[指導の効果]・同じ漢字が2個でてくることはない、というのは迷路を塗り分ける上で有力なヒントになる。つまり、1年生の漢字であれば、「田」が二つになってしまった場合、どちらかは「町」とか「男」であるはずだ。そこで、子どもに、「あれ、田が2個あるなあ、どっちかが別の漢字のはずなんだけど、おかしいなあ。田がある漢字って他に何があったっけ?」と考えさせることができる。これが漢字の部首を意識させる上で思いのほか効果を発揮する。・新出漢字や、知らない漢字に興味を持つようになる。「あれ、この漢字、習ってないけどどこかでみたことがあるなあ、そうだ!島田さんの島だね。」というような発言が各所で見られるようになる。これは漢字の先取り学習の抵抗感をなくす上で大変有効である。・生徒が自然に漢字を体系化して覚えようとする。特に指示しなくても、「田んぼの田に丁で町だね。この丁という字は、豆腐屋さんで見たことあるね。「まち」とも読むし、「ちょう」とも読むよね、ああ、だから丁がついているのかー。」と、ぶつぶつ言いながら取り組んでいる。これも嬉しい効果だ。この塗り絵、大人でもけっこう難しい。だからこそ、子どもが虜になるのではないか。もちろん子どもの性格によって、向き、不向きはある。たとえば、細かい手作業がうんざりするほど嫌いだったり、特に塗り絵を利用しなくても、積極的に漢字を覚えようとする子どもにとっては、この教材は不要だろう。どんなすばらしいとされる教材も万能ではないのだが、これはうちの子供に合っている、とぴんときた方は、「漢字の宝島」をおためしください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.04
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WEB辞書・辞典の総合サイト。まだベータ版のサービスですが、猛烈に便利です。
2006.07.03
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私の脳はなぜ虫が好きか?養老孟司のデジタル昆虫図鑑養老孟司氏の「バカの壁」の思想に賛否両論があるのは承知しているが、これから申し上げる私の意見に反対する方はかなりの少数派だろう。養老孟司は文章がめちゃくちゃ上手い。上手いというのは、日本語を操る技術に対しての賛辞だ。これはもう、天賦の才ってやつである。子どもの文章力を上げるためには、その日本語の雛形になるような現代の名文を読ませなければならないというのが、かねてからの私の意見だが、氏の文章は確実に雛形候補第1位である。まったく、読んでいるだけで文章のみならず、こちらの脳みそまでレベルアップしそうな気がするほどだ。「バカの壁」から氏の著作を読みだした方は、あまりご存じないかもしれないが、脳科学者である養老孟司氏は、実は無類の昆虫好きであり、甲虫研究の大家でもある。今回ご紹介する2冊はどちらも昆虫に焦点をあてている著作。脳科学や哲学的思想からはいつもより距離を置き、純粋に昆虫について語っているから、純粋に彼の文章を楽しむことができる。デジタル図鑑のほうは、魅力的な図版がたくさん掲載されているので、「本が嫌い、ムシキングは好き」な子どもにうってつけだ。中・高・大問わず、国語入試問題に頻出の作者であるので、一度は彼の著作に触れておくことを強く勧める。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.07.03
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またしても見つけてしまいました。
2006.06.30
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プレ読解メソッド[3] 教材の選び方これから読解の訓練をはじめよう、というとき、設問を解くためのテクニックと、課題文を読みこなす技術は、完全に切り離して教えなければならない。そのため、絶対に子どもの現状の能力に不釣合いな課題文を与えてはならない。「文章はやさしめ、設問は難しめ」というのが私のセオリーである。よく中学受験に見受けられる、「何が何でも予習シリーズのカリキュラムに乗っかって勉強しなければ」「こんな問題をいつまでもやっていてはだめだ。もっと難関校の問題を解かなければ」というような学習方法は百害あって一利なしである。そういう「ガチンコ系」の勉強の仕方で、たとえ一瞬能力がついたように見えても、それはかりそめのものだ。特に、国語を苦手にしている小学生が、最初の段階で、丁寧に読むスキルを見につける前に、文脈から内容を類推したり、自身が持っている常識を活用したり、内容を要約するワザに頼りすぎることは大変危険であると私は考えている。いつか更に難しい文章を読まなければならなくなった場合、かならずガタが来るからだ。それでは、子どもにあった教材を選ぶための簡単なレベルチェックの方法を最後に。・説明文・論説文の課題文を音読させてみる。 イントネーションがおかしい箇所、文の区切りがおかしい箇所、漢字の読み間違いに注目。言葉の意味がわからないことが原因であると予想される箇所が10箇所以上ある場合は、要注意。・設問をやらせてみる。 正答率が60パーセントを下回る場合(語句、漢字の問題は除く)は要注意。また、記述式の問題が解けない場合は要注意。・小説のみ正答率が低い場合は、現行の教材を利用する。・教材のレベルの落とし方は2通り。教材の学年を落とすか、教材自体を変更するかである。基本的な考え方としては、 中学受験用の教材を使用している場合は、学年を一段階落とす。 一般の教材を使用している場合は、難度の高い教材を選び、学年を一段階落とす。基本的に、難度が高い教材ほど、設問の質は高い。そのため、教材のレベルを落とすよりは、学年を下げるほうが、「問題の解き方」が身につく場合が多い。読解問題集の選び方については、お悩みの方も多いかと想像する。もしご不安なことがありましたら、ご相談はお気軽に。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.30
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プーマ レフェリー カードケースプーマ レッド・イエロー カード 実は私、そんじょそこらの元サッカー少年には負けないくらいのサッカーフリークである。で、ずっと欲しいと思っていたのだが、なんとなく無駄遣いっぽくて手が出ず、最近ワールドカップでイエローカードが乱れ飛ぶのを見ていて、ふらふらーっと買ってしまったのがこれ。レッドカードとイエローカードのセットとカードケース。本当はFIFA公認のものがよかったのだが、すぐ売り切れてしまうので妥協した。中学3年生のクラス授業には、サッカー部の男の子が多いので、ばしばし国語の授業でカードを切りたいと思う。長い長い夏期講習を乗り切るために、たまにはこういうお楽しみがあってもいいでしょう。サッカー少年のお母様方も、ぜひカードセットを手に入れて、お子様にばしばしイエローカードを出していただきたい。効果、ありますって。
2006.06.30
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[2]プレ読解メソッド(1) 書写字は大きく濃く書くこと、そして一字一句違わず、正確に書き写すこと。至極当たり前のことではあるが、これができないと、決して国語のテストでコンスタントに得点することはできない。「書き抜きなさい」という指示がある問題で、単純に書き写すミスを重ねる子どものなんと多いことか。字がよたよたとよたって読み取れずに減点されてしまう子どものなんと多いことか。そして、鉛筆すら正しく持つことができない子どもが、最近なんと多いことか。お子様の国語の点数を上げようとされているお母様方、確かに読解問題を家庭学習でフォローアップするのは難しいが、それ以前にすべきことがないか、一度お子様の解答用紙を客観的に見つめていただきたい。そして、少しでも思い当たる節があったら、1日10分でもいいから、原稿用紙を用意して、書写の練習をさせるべきだ。書き写すテキストは教科書でも、詩集でも、なんでもかまわない。書写用の教材を利用しても構わない。学習塾と同じことを家でもしようと思うよりも、家庭でしかできないきめ細かな指導を実践するほうが理にかなっていることは言うまでもない。そしてそこで得たものは一生の財産になりますよ。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.29
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ほめことばの辞典作文指導において、悪い部分は「なぜだめか」を徹底的に解説し、逆に良い部分は「なぜよいか」を手放しで賞賛することによって、子どもがケーススタディーを蓄積できるようにしているのだが、より指導者としてテクニックを要するのは、もちろん「賞賛」のほうである。平日は毎日FAXで指導を行うというのが基本的なルールなのだが、毎日毎日子どもたちに向けて文章を書いていると、「すごいね」「よくがんばったね」「感心しました」だけでは、なかなか賞賛の度合いが伝わりにくい。その上、3ヶ月もすれば、言い古されてきて「ほめられた!」という新鮮味が薄れる。ここらへんは添削者の文章技術が物を言う部分だと思う。ほめことばの辞典は、歩き方からワインに及ぶまで、あらゆる場面に応じたほめ言葉を、古今東西の文献から約3000例抽出したもの。読んでいると自分がおべっかを使われているような気分になってきて、なんだかムズムズしてきてしまうが、「ほめる子育て」なんていう子育てハウツー本よりは、純粋にほめるスキルが学べるし、何より楽しい。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.29
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[2]プレ読解メソッド(1) 音読ゆっくりと、声に出して、一字一句飛ばさずに、丁寧に読む訓練をさせること。これが読解力の第一歩である。特に小学生の場合は、この音読の習慣は、読解問題にあたる基礎力をつけるために必須である。音読のレッスンを行うとき、特に注意すべき症状は以下の通り。・マシンガンでなぎ倒すように先を急いで読む。 →ずぼらに読んでいる。・行を読み飛ばす。 →文字をきちんと目で追えていない。・助詞や助動詞をはっきりと発音しない、もしくは読み飛ばす。 →助詞や助動詞の意義を無視している。・読み違える。 →思い込みが激しい。もしくは雑。・イントネーションがおかしい。 →言葉の意味を理解していない。・息継ぎの箇所がおかしい。 →文章の構造が理解できていない。・妙に感情豊かに読みすぎている。 →主観的な読み方をしている人間は言葉で思考しているのだから、試験で文章を黙読するときにも、頭の中で同じことが行われているはずだ。そう思うとこれらの症状にぞっとしませんか。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.29
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評論入門のための高校入試国語高校入試にかぎらず、入学試験に出題される評論文(論説文、説明文)のトピックは限られている。しかし、読解問題にあたる前に、根本的にトピックそのものについての常識が子どもたちの側に備わっていないため、「何を言っているのかさっぱりわからない」という状況が生じているように見受けられる。今回ご紹介する「評論入門のための高校入試国語」は、「自己・言葉・時間・自然・科学・比較文化・社会・情報」の8つのテーマについて、それぞれ高校入試問題を取り上げ、問題の解法のみならず、テーマそのものについても深く掘り下げている良書。もちろん力のある子どもが自分で読んでも構わないのだが、勉強を教える側の講師やお母様方が一読し、著者の主張のエッセンスを溜め込むことで、いざ子どもに「論説文の意味がわからない」と訴えられたとき、スムーズに解説をすることができる。「参考書」としてだけではなく、「読み物」として十分楽しめる内容なので、大人の読者が増えることを願っている。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.29
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みかみ先生の6月26日のブログで、思いもかけず、わたしのFAX教室についてお褒めのことばをいただきました。みかみ先生、ありがとうございました。とても励みになりました。うれしかったです。また、たくさんのお問い合わせを下さった方々、ありがとうございました。その中で、いくつか皆様にご連絡がありますので、記載させていただきます。ご一読いただければ幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。[1]受講料についてFAX教室の受講料について触れられているのですが、たしかにみかみ先生のおっしゃる通りで、実際の指導の労力を鑑みますと、受講料とのバランスは悪いと私も思います。しかしながら、多様な年代、多様な到達度、多様な地域のお子様の作文を拝見させていただくことは、私にとって、受講料以上の価値があるため、バランスが悪いことを自覚しつつも、受講料は1講座\10500に設定しました。なお、受験生の中で、教材を個別に作成する必要がある場合につきましては、受講料を\15000にさせていただいているケースも何件かございます。[2]指導の質についていくつか、「みかみ先生の知り合いだから、特別指導に力を入れているんでしょう。」という、いささか意地悪なご指摘をいただいたのですが、そういうことは全くございません。ご安心ください。[3]指導の量について作文指導にせよ、読解の記述指導にせよ、「指導者が自分自身の文章をもって、どのように書くべきか示さなくてはならないし、生徒以上の分量の文章をその子のためだけに書くことによって、もっと書きたいと思わせなければならない。」という固いポリシーのもと運営しています。また、「子どもがテスト時に自筆で記載しなければならない以上、指導も私自身が自筆で行い、モデルを示さなければならない。」と考えておりますので、指導に活字は利用しません。[4]まだまだ死にませんもともと書くことを生業としておりましたので、一度集中すれば筆は早いんです。ですから、今のところ、CPUの三分の一も使っておりません。受講希望の方や、実際の添削物をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
2006.06.28
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夏期講習のテキスト作り、子どもの高熱、自宅教室の見学者の増加、家庭教師先との打ち合わせ、そしてワールドカップなどなど、諸般の事情により、ブログの更新が滞っておりました。毎日チェックしに来ていただいた方、申し訳ございませんでした。国語の夏期講習で使用するテキストに良いものがなかったので、このソフトを購入し、自分で教材を作っていたのですが、このソフト、すばらしいです。リンク先をごらんいただければおわかりになると思いますが、全国の公立高校と一部の私立高校の入試問題がデータベース化されており、細かい単元を指定すれば、かなり痒いところに手が届く問題集が作れます。特に、国語の場合、ひとつの大問に、漢字やら文脈理解やら指示語の指定やら短作文やら選択肢の問題やら、多種多様な問題が渾然一体となっているため、たとえば選択肢の攻略に特化した授業を行うときの教材選びに苦慮していたのですが、このソフトがあればもうそんなストレスは感じずに済みます。ありがたいことです。VIVA!Manavi!高校受験生を抱える学習塾やご家庭はもちろんのこと、国語のソフトに関しては、公立高校の入試問題と難関中学の問題には大きな難度の開きがないため、偏差値55以上の中学を志望されているお子様にも使えます。とにかく、おすすめです。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.28
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現代文ほど簡単なテストはない。なぜなら、求められている答えは文章の中に全て書いてあるからだ。そうでなければ、正誤を判定することなどできるわけがない。正答したければ、誠意を持って文章を読みさえすればよい。必殺テクニックやコツはない。秘密の特訓はいらない。参考書もいらない。悪問も良問もない。以上が私の現代文の読解に対する基本的なスタンスである。しかし、なんとまあ、国語を不得手にする子どもの多いことか。実を言えば、もともと私は生まれてこの方一切現代文で苦労したことがない。センター試験の現代文は、模試を含めて満点以外取ったことがない。だから、この仕事を始めた大学生のころは、ことごとく読解問題で点を落とす子どもたちの気持ちが全く解せなかった。「ほら、ちゃんと読んで。ここにしっかりこういう風に答えが書いてあるじゃない。」としか言えなかった。もちろんこれでは全くもって成績は伸びない。あたりまえだ。読解問題が苦手である原因の95パーセントは、単純なことに、「課題文及び設問をすみずみまで読んでいない」ことにある。もっと突っ込んで言えば、「すみずみまで読むとはどういうことなのかわからない」ことにある。では、「すみずみまで読む」というのはどういうことなのだろうか。「すみずみまで読む」ためにはどうしたらいいのだろう。その集大成がささきまりの読解メソッドである。誰でも理解でき、国語指導を専門としない方でも、ご父兄でも教えられる方法を模索した結果である。以前に掲載したものを改訂しなおし、より詳しくメソッドをお伝えしなければならないと考えていたのだが、なかなか重い腰が上がらなかった。このブログを愛読してくださって、実際に授業で読解メソッドを実践していただいているMASAKIさんの存在がなければ、改訂にはいたらなかった。改めてここでお礼を申し上げたい。それでは連載をお楽しみに。■アンケートにご協力ください。■土曜日の家庭教師先を探しています。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.13
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急に土曜日の家庭教師先のご家庭の転勤が決まってしまいまして、体が空きました。つきましては、もし訪問指導を希望される方がいらっしゃったら、ご連絡ください。当方の条件は以下の通りです。その他の諸条件によってお引き受けできない場合もでてくるとは思うのですが、その際はご了承いただけますようお願い申し上げます。----------地域千代田線北千住駅から1時間30分圏内曜日と時間土曜日 午前10時から午後16時までのうち、ご希望の時間年齢・学年問いませんお月謝指導時間・交通の便・受験生かどうかなど、様々な条件によってかわってまいりますので、まずはお問い合わせください。教科国語・作文・小論文を指導の軸にしておりますが、高校の理系科目を除き、全ての学年の全科目を教えられます。
2006.06.10
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「作文教材を購入して子どもに教えようと試みたのだけれど、添削の仕方もわからないし、なんだかケチをつけているみたいになってきて上手くいかないんです。」というようなお話をよくうかがう。確かに作文はあらゆる教科の中で最も家庭学習が難しい。私もフリーライター時代に恋人が直属の編集者だったのでよくわかるのだが、どんなにまっとうな助言であろうとも、自分の書いた文章のまずさを身内の人間にシビアに指摘されると、「きーーーーーっ」っとなってしまうものだ。人格すら否定されているような気分になってくる。母親にあれをされたら、親子関係に軋轢を生むのはまず間違いない。また、作文添削のプロになって、お母様が以前添削された作文を読むと、やはり「なぜだめか」の部分が説明しきれていなかったり、的外れな指摘があったりするのを目にする。でも、「親子関係が破綻しかけ、その上効果にも乏しいんだったら、やっぱり作文教室をさがさなくては駄目ね。」と思われる前に、できることはいくつかある。ポイントは「添削」しないこと、そして、教える側も、少なくとも同じだけ文章を書くことである。箇条書きにしてみよう。・週に1回、祖父母や前学年の担任の先生、お世話になった方にお手紙を出すことを、なるべく小さいうちに義務化する。相手が大人であることと、書き手の現在の生活を細かく知らない相手を選ぶことが重要。そして、相手が子どもが書いたものを無条件で喜んでくれ、すぐに返事を書いてくれる筆まめな方であればなお良い。女の子ならばかわいい便箋、男の子なら記念切手を用意し、手紙が書きたくなる環境を作ってあげる工夫をすれば、子どもも乗り気になる。・親子で交換日記をする。これに関しても、添削をせず、お互いが好きに伝えたいこと、その日あったことを書くのを習慣化すればよい。・親子間の不在時の伝達は電話ではなく伝言メモを利用する。これだけでもずいぶん違う。・作文教材を用いる場合は、親子でそれぞれ同じ課題に取り組み、論評しあう。「教える側」と「教わる側」という関係を作らない。読書感想文や体験作文にも同じことが言える。基本的に、読解問題にせよ、作文にせよ、国語は自分でも子どもと同条件で課題に取り組まなければ人に教えることはできない。重ねて申し上げるが、プロでも自身の子どもに「添削」はできないほどだ。しかし、こういったことを自宅で行うことができれば、作文教室はいらない。特に「子どもが書いた以上の量の文章を添削物に添える。」というのは私のささやかな読解記述・作文指導のポリシーだ。礼儀、というやつかもしれない。エッセンスを少しでも家庭に取り入れていただければと願う。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.09
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お江戸ミニブックセットNHK教育のにほんごであそぼの影響か、斉藤孝氏の啓蒙活動の効果か、「おっけー合点承知の輔!」などと、妙に古めかしい言葉を口に出す子どもを見かけるようになった。なんだかかわいらしい。そういう子どもを見つけると、知らない子でも、ついつい呼び止めて、「ねえねえ、お綾や、親におあやまりって言ってみて」と話しかけたくなってしまう。さすがに思いとどまるけど。ネタ元はお江戸ミニブックセット。以前おはなしめいろでご紹介した杉山亮氏の作品である。別々に刊行されているなぞなぞ、決まり文句、早口ことばの縮小版が3冊セットになっている。氏によれば、江戸の人々はことば遊びが大好きで、誰でも着物の袂になぞなぞのひとつやふたつを入れて、知り合いに合うたびに「ほい、このなぞ、どうです?」なんてやっていたらしい。この本を読んだ現代の子どもたちが、「えー、わかんない?じゃあヒント。これ江戸時代のなぞなぞなんだけどさあ」なんて言っている姿が目に浮かぶ。「ここで会ったが百年目よ」なんて言って、周りを驚かせる子どもたちの得意げな顔が目に浮かぶ。折りしも、ここ数年ちょっとした江戸ブームである。中学受験で江戸の文化に絡めた出題も増えている。ぜひ江戸時代への興味をこの本で引き出してあげてほしい。とても楽しい本ですから。■アンケートにご協力ください。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.08
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第1回ブログ読者様アンケート最近わりに忙しく、妙に記事の傾向が偏ったりしがちです。それにもかかわらず、皆さん毎日ブログを見にいらしてくださって大変ありがたく感じております。つきましては、少しでもごらんいただく皆様のニーズに応えるべく、アンケートを作成しました。お名前とメールアドレスの記入は自由の、とても簡単なものです。今後の教室・ブログの運営の参考とさせていただきますので、ぜひご協力ください。お忙しい中恐縮ではございますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2006.06.08
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びょうきのほん〈1〉びょうきのほん〈2〉びょうきのほん〈3〉盲腸、みずぼうそう、かぜ、とびひ、ぜん息・・・。子どもたちに身近な疾病をとりあげて、からだの仕組みや病気のメカニズムを学ばされる良書。科学を好奇心いっぱいの子どもの視点で楽しく、かつ正確にわかりやすく語らせたら日本一である柳生弦一郎氏のユニークなイラストも豊富で、その上、お医者様と少年の対談形式を取っているから、普段長い文章を読まない子どもにとってもとっつきやすいが、読み物としても優れている。ただ、その内容は深い。大人のための家庭の医学の小児版としても十分機能する。体について体系的に学習することができ、応急手当や性についても触れているため、実用書にもなり得る。とかく岩波新書ジュニア版くらいしか子供向けの科学の読み物がない中で、このシリーズは大変貴重である。私自身、子どものころ、大草原の小さな家シリーズにでてくる、おどろおどろしい伝染病の話に胸をときめかせた経験を持つ。なにしろ健康体だったもので、変な話だが病気に憧れていたのだ。私に限らず子どもって、こういうフィジカルで身近な話には案外強い好奇心があるものだ。89年出版の比較的古い本で、増刷の予定も今のところないようなので、興味のある方は、手に入れられるうちにお買い求めになることをおすすめする。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.07
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これはのみのぴこついつい音読したくなる、ついつい暗唱したくなる本の第二段。やはり谷川俊太郎氏の著作から選んでしまった。「これはのみのぴこ」は谷川俊太郎氏とイラストレーターの和田誠氏の強力タッグによる絵本。ページが進むにつれて、これはのみのぴこ↓これはのみのぴこが○○した××さん↓これはのみのぴこが○○した××さんの□□した△△さんの―と尾ひれがついていく趣向。こういう仕掛けは子どもが大好きだが、大人だって、ワンセンテンスを早口で息継ぎせず一気に読むことに挑戦すると相当楽しい。その苦しんでいる様子を見ている子どもはますます大笑いだ。学校での読み聞かせボランティア本の選定に苦慮されているお母様にもお勧めだ。まず間違いなくうけますから。大変楽しい本であるだけではなく、私はこの本は主語と述語の関係や、修飾ー被修飾の関係を学習するための教材としてもすぐれていると考えている。中学受験国語の現代文法アレルギーの子どもに、どんどん長くなっていくセンテンスのひとつひとつについて、「じゃあこの文の述語は?」「'猫'が修飾している言葉は?」と確認していくと、いくらか日本語の文法構造が理解しやすくなる。和田誠氏の絵も、文章の仕組みの理解を助けてくれるはずだ。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.07
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漢字のサーカスかねてからお気に入りだった奥野かるた店の国語ゲームは、すべてこの本の著者である馬場雄二氏のデザインであったことを、ごく最近知った。古くから馴染んできた本だっただけに驚いてしまった。この本はもともとグラフィックが専門で、錯視にも造詣が深い氏の技術が集約されている漢字パズル本である。じっと見ているとだんだん不思議に見えてくる漢字。分解されたパーツや読み方を手がかりに,もとの漢字を見つけ出す、という趣向。イラストパズルを解きながら小学校で習う教育漢字1006字とその熟語をマスターできる。とにかくグラフィックがすばらしいので、ついつい時を忘れてじーっと飽くことなく眺めてしまう。 そして、そのまま漢字の形が刷り込まれるという仕組みがすばらしい。また、余談ではあるが、氏の全ての作品に共通するのは、普段意識することのない日本語の文字の美しさを実感できるという点だ。文字の形の美しさの感覚は、商業デザインには欠かせないものである。個人がPCで自在にデザインができる昨今、フォントの美的感覚は、社会に出てからロゴや広告、プレゼンの資料作りに生かされ、大きな武器にもなる。氏は2005年から朝日新聞の日曜版にも漢字パズルの連載を持っているようだ。HPにも情報があるので、興味がある方はぜひチェックを。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.07
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漢字の宝島 低学年漢字の宝島 高学年陰山メソッドの漢字練習法の根幹を成すのは、「新出漢字の学習は前倒して短時間にすませ、その後徹底的に反復し、確固たる漢字力を身につける」という考え方だ。それには私も大賛成なのだが、コツコツ型の学習習慣のついていない子どもたちにとっては負担が大きく、家庭学習のみで実践しようと思うと挫折しがちであるという問題があった。なにしろ「その漢字は学校でまだ習っていないから書けなくてよい」というのが常套句の子どもたち。学校の先生の中には予習を敵視する方もいるから、この発言については子どもたちのモチベーションの低さだけを攻めるわけにはいかない。それでは、そういう子どもたちに「覚えることには時間を割かず、繰り返し使わせることに注力する」という陰山メソッドを実践するためにはどうしたらいいだろうか。そのひとつの答えが「漢字の宝島」である。「漢字の宝島」は、見つけた漢字に色を塗っていくと、いつの間にか各学年の漢字が完璧に塗りわけでき、遊びながら全部の漢字を書くことになるというメイズパズル風塗り絵である。各学年の配当漢字が一枚の塗り絵に収まっている。 さすがに塗り絵になっていれば、「この漢字は習っていないから・・」と言い出す子どもたちもいないだろう。塗り絵をコピーして何回か学年のはじめに取り組めば、その学年で習う漢字の形は否応なしに頭に叩き込まれる。その後新出漢字を習う際、ずいぶん楽になるはずだ。特にこちゃこちゃした細かい作業が大好きで、ノートは凝りに凝ってカラフルに写すタイプの女の子にはお勧めの学習法だ。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.07
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小学生のころの口癖は「要するに」だった。誰のことだと思いますか?村上ファンド氏です。情報源は、昨日頭痛を抱えてニュースをつらつら見ていたときに出演していた氏の小学校時代の同級生の発言。日常的に「要するに」を多用していた子どものころの村上氏が、いかに早熟で聡明であったか、いかに理路整然と世界をみつめていたか、ということを想像させるエピソードではある。実際にやってごらんになればお分かりになると思うが、接続詞を用いずに長く論理性のある文章を書くのは、大変に難しい。とすれば、人間は言葉で考える生き物であるから、接続詞という言語ツールを得る前と得る後では、思考の幅も異なってくるはずだ。渾然一体となっている思考を整理しながら道筋だてることが可能になるわけなのだから。接続詞について学ぶことは、読解問題に正解するためではない。考えるために、理解するために不可欠なツールを手に入れるためなのだ。論点がずれるので氏がしたことの是非についてはここでは語らないが、言葉が思考を形作ることを再認識した。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.06.06
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本を買うのは無駄づかいではない。読まなくても、置いておくだけでも、有益である。「どうせ買っても読むか読まないかわからないから、図書館で借りたほうが良い」という意見には全く賛成できない。図書館で借りた本に興味が沸かなかった場合、時間がなくて読めなかった場合、その本を再び手に取ることはほとんどない。もしその本が自宅のいつも手に取れる場所にあれば、2年後、3年後、5年後、本との素敵な邂逅を果たすことになるかもしれないのに。それが子どもの人生をかたちづくることになるかもしれないのに。本を買わないとそのチャンスを失うことになる。また自分で買った本であれば、トイレの中で読もうとお風呂の中で読もうと、公園で読もうと気にすることはない。線を引いても、本の中の好きな部分だけ繰り返し読んで、ページが擦り切れようとも気にすることはない。借りた本だと、そういうカジュアルな読書の楽しみ方ができない。本を買うという行為は、読書の自由を買っていることでもあるのだ。さらに、本さえ読め、辞書さえひければ、将来突然どんな勉強をする必要に迫られようと、(それが楽器であろうと語学であろうと経済についてであろうとパソコンであろうと)何かを習いにでかける必要がない。本が読めなければ、大人になっても何かのたびに塾だ。一生。その不経済さは想像に余りある。だから、けちけちしないで本は湯水のように買ってあげてください。子どもの読書離れの主たる原因は、なんとまあ、単純なことに、本を買わないことにある。そもそも、ひとつ新しい習い事を始めるのに、5千円、1万円を払うのは惜しまず(そして、それが身につかなくても、才能がなかったのね、であきらめるのに)1300円の本を購入するのは高いと感じる、その金銭感覚が理解できない。たった1ヶ月使用するだけの通信添削の教材が3000円で安いと感じるのに、2500円の事典を買うのを躊躇する、その感覚が理解できない。じゃあ、子どもの本は買ってあげるけれど、私は図書館で我慢するわ、とおっしゃる方、我慢しないで、自分の本もじゃんじゃん買うべきだ。思春期を過ぎて、親の本棚から子どものころから気になっていた本を持ち出しこっそり読むという体験は、何ものにも代えがたい。それは自分のための無駄遣いではないのだ。必要不可欠なお子様のための教育費なのだ。・・・・・・。だんだん自己の浪費を正当化しているような気がしてきた。とにかく、私は声を大にして主張する。本は買え、借りるな。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.05.31
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最初に断っておくが私の字は「達筆」ということばからは程遠い。もちろん職務上読みやすさには気を配っているが、いわゆるペン習字の見本のような楷書体ではない。癖がある。だから、というわけではないが、生徒に「きれいな字で書きなさい」ということはない。「読める字で、はっきりと、大きく、丁寧に書きなさい」主義である。ただ、毎日何十枚もの作文を添削していて思うのだが、ここ2・3年、全体的な傾向として、なんだか子どもが書く字がおかしい。ただ単に「雑」というのとは違うのだ。特徴を挙げてみよう。・とにかく薄い。全ての線が流れている。・たとえ升目があっても、字の大きさが整ってない。ばらばらである。・漢字のへんとつくりのバランスがおかしい。・罫線なしの用紙だと、行が極端によたる。・成績に関わらず、ありえない誤字(ひらがなの「む」の点を書き忘れるとか)がある。・書き順が滅茶苦茶。ね、なんだか変でしょう?ただ、小学生の勉強を細かく見てみると、決して以前と比べて「書く」量が減っているとも、漢字練習の時間が減っているとも思えない。むしろ、家庭学習の意識が高まるにつれ、全体的な勉強の時間は増加している印象がある。学校でも、漢字の勉強の時間はしっかりとっているようだ。じゃあなぜ?子どもたちに何がおこったのか。そう考えた結果、ひとつ思い当たる節があった。このごろお習字を習っている子って激減していませんか?学校でお習字の時間がないがしろにされていませんか?一見すると、習字の技術は現代の日常生活には全く必要がなくなったように見える。筆で字を書くことを求められるのは、冠婚葬祭のときくらい。そういうときだって、ペンで済まそうと思えば済ませられる。大人になれば、物を書くのは8割方キーボードを使うから、書字が苦手でもそれほど問題はない。履歴書だって、自筆で出さなくても構わないくらいだ。しかし、日本語の文字というのは筆で書くことが前提になってできている。ひとつの文字を、お手本を見ながら大きく書き写す練習を重ねることによって、文字の構造を理解することができる。筆で形を整えて文字を書くためには、「とめ」「はらい」「はね」や、「書き順」を意識しなければならない。たとえば鉛筆書きで「飛ぶ」の書き順を丸暗記するのは難しいが、筆で書いたところをイメージすれば、「はね」の箇所から書き順を推測することはたやすい。ひらがなの「む」だって、第二画がはねているのだから、そのあとにもうひとつアクションがあることが、字を書くときの「流れ」として理解できるはずだ。字を大きく書くことによって、「へん」や「つくり」の構造を体感的に身に着けることもできる。結果として筆で書いたことがない漢字も覚えやすくなるはずだ。つまり、私が考えているのは「習字」というのは、単に筆で字を書くための技術を学ぶだけのものではないのではないか、ということだ。無駄に見えても日本語の文字を習得するために不可欠な段階なのではないか、ということだ。もしお子様のノートをご覧になって上記のような現象がみられたり、漢字が苦手で覚えられないような場合は、「習字」を習われることを心からおすすめする。回り道に見えるかもしれないが、身に着けたことは一生の財産になるだろう。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.05.31
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たくさんのふしぎ物語文の読解は得意なんだけど、説明文がどうも苦手で・・。というお悩みをよくお聞きするが、そもそもこどもが日常的に物語以外の本を手にとって読む機会というのはほとんどない。あたりまえといえば当たり前の結果だ。今回ご紹介する「たくさんのふしぎ」は、福音館書店の月刊誌である。科学、社会などと分野を限定せず、世の中にある「たくさんのふしぎ」な事柄を幅広く扱い、美しい絵図と良質な文章でわかりやすく解説している。対象年齢は小学3年生以上となっているが、題材も文章も子どもに迎合したものではなく、大人でも十分楽しめる、読み応えのある内容である。(実際、私自身も単純に自分の楽しみのために購読しているくらいだ。)図鑑的ではない、生きた知識も得られる。とにかく「週間そーなんだ」とか「かがくる」なんかとは比べ物にならないクォリティーである。圧倒的にご存知でない方がほとんどなのだが、説明文の読解が苦手なお子様をお持ちの方はもちろん、これを機会にぜひ多くのご家庭で購読されることを願ってやまない。----------------------------------------新講座のご紹介夏休み特別講座フィンランド・メソッドコースお子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。
2006.05.30
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河童が覗いたインド舞台美術家、妹尾河童氏のインド旅行記。妹尾河童氏といえば、「少年H」を思い出される方も多いだろうが、私はといえば、断然「河童が覗いた」シリーズなのである。何しろこの旅行記、文庫本でありながら全ページ総イラスト、文字まで活字の半分の細かさで、びっしりとオール手書きだ。この人ひょっとして空間恐怖症なのではないかしら、と思わせるほどの細密・精緻なページ構成にまず目を奪われる。そして、危険なまでの好奇心と行動力をエンジンに詰めてインドをみっちりと歩き回るその体験に圧倒される。巻尺を片手に、長さが測れるところは隅々まで正確に調べ、綿密に書き上げられた、ホテルの部屋の俯瞰図のように、インドを観察する視点も深く粘着質。強烈にインドに行きたくなるか、猛烈にインドに行きたくなくなるかはわからないが(ちなみに私は後者)日々経済発展を遂げるインドを知る上で欠かせない一冊だ。本文のボリュームはかなりあるし、全く子ども向きの本ではないのだが、手書きであり、イラストが多いせいか、本嫌いの小学生にも受け入れられるようだ。旅行記なので、細かく区切りがあり、朝読書にも向いている。物語の本ばかり読むため、説明文の読解が苦手な子どもや、初めて大人の本を読む子どもに与えるのにも適している。----で、ここからは余談なのだが、私はこの本を読んで以来、インド製のお弁当箱が大変高性能であることを知り、いつか購入したいと考えていた。インド人はお昼に自家製のお弁当を食べるそうなのだが、なにしろ中に入れるのはカレーだから、お弁当箱には密閉力が要求されるわけだ。だから、とにかく、どんな汁物を入れてもぜーーーったい漏れないらしい。衛生環境も悪いから、消毒できるステンレス製らしい。人のお弁当の中身をこっそり食べちゃう奴もいるから南京錠までついているらしい。・・・・ね、ちょっと興味がわきますよね。それで、とうとう先週手に入れたのだが、ほんとに漏れないのだ。お味噌汁を入れようと麺つゆを入れようと絶対漏れない。その上、そのまま持ち歩けるよう、取っ手までついている。国産のお弁当箱、完敗である。中学受験生を抱えたブロガーのお母様がたのお話をうかがうと、塾弁作りが大変なご負担になっているようだ。できるだけ自宅で食べる夕ご飯と同じ内容に、と毎回工夫されている様には頭が下がるのだが、お弁当箱に入れる、という制限があるとやはりなかなか難しい。でも、インドのお弁当箱を使えばカレーでも、シチューでも、ざるうどんでも、かさばるグリーンサラダでも、持ち歩けますよ。塾弁のレシピの幅が広がります。おすすめです。ちなみに私はここで買いました。
2006.05.29
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先日ご紹介いたしました、フィンランドの国語教科書に準拠したコースについて、多くのお問い合わせをいただきました。ありがとうございます。改めて、講座の詳細をご説明いたします。ご質問などありましたら、お気軽にこちらからご連絡ください。使用教材フィンランド国語教科書―フィンランド・メソッド5つの基本が学べる (小学3年生)フィンランド国語教科書―フィンランド・メソッド 5つの基本が学べる (小学4年生)子どものための論理トレーニングプリント*お子様の実力によって、これらの教材を組み合わせて指導を行います。志望校や到達度により、他の教材をおすすめすることもございます。指導日原則、平日は毎日(土日祝はお休みです)*毎日一定量の文章を書くことによって、着実に力をつけることを指導の軸にしております。指導方法FAXによる通信添削。必要によって電話での指導も行います。*PM10時までにその日の課題を送信していただきます。翌PM10時までに、お子様に向けた丁寧なお手紙と、添削物をお返しします。対象小学3年生から大人まで*国語に限らず記述問題が苦手な方、公立中高一貫校を志望される方、就職・転職試験を控えている方には特におすすめです。指導費1ヶ月 \10.500*お支払いは銀行振り込みをご利用ください。
2006.05.29
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H.M.PAGEとにかくものすごく実用的かつ基礎的な学習ソフトが全て無料。ありえなーい。たとえば漢字テスト作成ソフトは、もともと常用漢字がデータベースに入っていて、お子様個々のレベルに合わせたドリルを自動的に生成できる。私の一番のお気に入りは、ルーズリーフ自動作成ソフト。FAXの日記講座はそれぞれの学習段階や学年、字のていねいさに応じて、原稿用紙のフォーマットを変えているのだが、今まではEXCELでかなりいらいらしながら個別のものを作成していた。ところがだ、このソフトがあればどんなルーズリーフのフォーマットも自在にカスタマイズできる。たとえば、市販されているレポート用紙は完全に大人仕様であるので、子どもにとってはとても書きづらいものだ。そうすると、字も薄く読みにくくなるし、誤字・脱字も増える。しかし、子供用のレポート用紙というものを私は今まで見たことがなかった。このソフトがあれば、子どもそれぞれが一番使いやすいと感じるノートが作れる。ぜひお試しいただきたい。----------------------------------------お子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。夏休み特別講座のお知らせフィンランド・メソッドコース
2006.05.26
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フィンランド国語教科書―フィンランド・メソッド5つの基本が学べる (小学3年生)フィンランド国語教科書―フィンランド・メソッド 5つの基本が学べる (小学4年生)ブログをお休みしている間、じっくりと研究していたのが、こちらの本。フィンランドで実際に使用されている国語の教科書をそのまま日本語に翻訳したものだ。フィンランドの国語教育のカリキュラムは大変明確である。5つの力「発想力」「論理力」「表現力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」を身につけさせること。それだけ。「読解力」なんて言葉は見当たらない。文章を正しく読み取り、豊かな心を育むことが主たる目的となっていると思われる日本の国語教科書とは根本的にシステムが異なる。まずそのことにカルチャーショックを覚える方も多いだろう。私は日本の教科書よりもフィンランドの教科書がすぐれていると考えているわけではない。日本人は、既存のものを深く理解し、それを発展させることに長けた民族だ。そのためにはまず知識を吸収するための読書力を構築する必要がある。そもそも、日本語という言語そのものが同じ経緯をたどっている。だから、自然にアウトプットよりもインプットに主眼を置いたカリキュラムが組まれることになるのだろう。しかし、その対極に位置するフィンランドの教科書に学ぶと、自然に日本の子どもたちに足りない力が見えてくる。また、記述形式が増えている最近の入試問題の傾向や、公立中高一貫校の適性検査の傾向をみると、フィンランドの教科書を使用した学習が子どもたちに大きな利益をもたらすことは容易に想像できる。この本は翻訳に相当気を配っており、実際日本の子どもたちがこの教科書を使用して勉強できるように工夫しているので、家庭でも十分取り組めるものだ。ただ、添削が難しいとお感じになられる方も多いと思われるので、その際はぜひお気軽にご相談いただきたい。----------こちらの教科書を使用し、「家庭学習応援コース」に含むという位置づけでFAX指導をいたします。ご希望の方はご連絡ください。----------------------------------------お子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。夏休み特別講座のお知らせ
2006.05.26
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少し前に乳幼児への日本語教育の専門書を拾った。その経緯を説明すると長くなるので割愛するが、拾ったにしてはとてもよくできた本だったので熟読した。そこに、大変興味深い記述があったのでご紹介する。日本語の平仮名・カタカナは1字に母音と子音を含む。少なくとも私にとっては思いもよらないことだったのだが、日本語を話したての子どもにとっては、たとえば、「か」が1音なのか、「k+a」という形の2音なのか理解し難いそうなのだ。そういわれてみれば、確かに自分の2歳児を見ていても思い当たる節は多々あった。そこで、日本語の文字表記を子どもに教える前段階として、「文字の数だけ手を叩きながら言葉を発音させる」という練習をさせるいう教授法があるらしい。つまり、「りんご」だったら、平仮名表記にあわせて3回り ん ごぱち・ぱち・ぱちと手を叩くわけだ。・・・・・この教授法、送り仮名を間違えやすい漢字を覚えるときにも使えるんじゃないか。と思って最近自分の教室の子どもたちに実践している。たとえば「むずかしい」が、「難しい」か「難かしい」か、混乱してしまうことはよくあるが、そういう間違いをした際に、難 し いぱち・ぱち・ぱちと手を叩かせる。そうすると、同じ問題が出題されたときに、「難しいは手を3回叩いたから・・・。」とつぶやき、正しい解答を導けた姿が多く見られた。おそらくかなり有効な指導方法かと思われるので、ぜひご家庭で漢字練習をされる際にも取り入れていただきたい。実践された方からの感想もお待ちしております。----------------------------------------お子様のためにできること国語作文専門の教室と、FAX教室を運営しています。毎日日記コース/受験作文・小論文コース/家庭学習応援コース/ディスレクシアフォローアップコースの4つの講座があります。各コースのお問い合わせ、お申し込みはこちらのフォームから承ります。ご父兄のためにできること家庭学習の方法や、受験対策について模索しているお父様、お母様のためのコンサルティングを行っております。第三者の視点から現状を把握し、的確な助言をさせていただきます。メールでのご相談は無料です。まずはお問い合わせください。夏休み特別講座のお知らせ
2006.05.26
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少し早めですが、夏休み特別講座について告知します。自由研究、読書感想文など、夏休みは文章を書く宿題が山盛り出ますね。毎年ひいひい言っている子どもたちを見るにつけ、ついつい「日ごろの心がけが悪いからです。」などと意地悪を言いたくなるのですが、それでも、困っている子どもを見ると放っておけないのがささきまりの性分です。何とかいたします。夏休みは学習塾通いで忙しかったり、長期間帰省する予定が入っていたり、ご家庭の事情も様々でしょうから、指導日をあえて定めないチケット制にいたしました。ぜひ夏休みの宿題のことはささきまりにおまかせください。そうするわ、という方は、こちらからご連絡ください。[講座1]夏休みの前に読書感想文を書いてしまおう!コース8月31日まで本が読めずに思い悩み、提出期限ぎりぎりになって感想文を書くのがいつものパターン、という方、もうそんなこと、やめましょう。どうせあと2ヶ月もすれば書かなければならないことはわかっているのですから、この梅雨で外に遊びに行けない憂鬱な時期にやってしまえばいいのです。ささきまりが本選びから一貫して指導にあたります。期間:6月1日から7月25日まで回数:計7回のチケット制指導形態:FAXによる通信指導。指導上必要があれば電話もいたします。指導料:15,750円[講座2]夏休みの宿題、何でも質問!コース読書感想文、自由研究、工作、絵などの自由課題から漢字ドリルまで、実に多様な宿題が出る夏休みがやってきます。近年は、出題にあたって最初からご家庭の協力があることが前提になっているような節もありますが、ご兄弟が多かったり、ご両親ともお仕事をされていたりして、なかなか時間がとれないご家庭も多いのではないでしょうか。ささきまりがご両親に代わって宿題をお手伝いいたします。期間:7月25日から8月31日まで回数:計7回のチケット制指導形態:FAXによる通信指導。指導上必要があれば電話もいたします。指導料:15,750円*どの講座も、定員には限界がございます。指導を希望される方は、早めにご予約ください。
2006.05.25
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