家に帰ってから調べてみると、トランス脂肪酸が不妊症のリスクを高めることは、米国のハーバード大学医学部のウォルター・ウィレット先生などが、「American Journal of Clinical Nutrition」 誌に発表しているようです。 エネルギー摂取量の2%を炭水化物やその他の不飽和脂肪酸などの代わりにトランス不飽和脂肪酸から摂取することによって、排卵性不妊症のリスクが73%~79%高まることが分かったそうです。
また、「Fertility and Sterlity」によるとトランス脂肪酸の摂取が多い女性ほど、妊娠後の胎児死亡のリスクが高くなることが、アメリカのオハイオ州の病院の研究で明らかになったそうです。 35~44歳の女性を25~30年間追跡調査した「the Princeton School cardiovascular risk study」で、トランス脂肪酸の摂取量と胎児死亡の関連を調べたところ、トランス脂肪酸の摂取量が多いほど、胎児死亡のリスクが高くなることが分かったようです。