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2009.05.31
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カテゴリ: 映画館で見た映画

前作の「ダ・ヴィンチ・コード」が原作の大ヒットにより早急に公開すべく、時間のない中で作られた原作に忠実なダイジェスト版になっていたことを思えば、今回はじっくりと原作を吟味し映画の長さに合うように改編、改作したところが良かった。映画作品として見た場合、見れる作品になっている。しかしながら原作の味わいを落としてしまってもいる。
それは、映画向きの長さにするために、愛をすべてそぎ落としてしまっているからだ。親子の愛、男女の愛、神への愛。本来人間が持つ甘美で崇高なものを消し去って、とても世俗的な内容になっている。
金で動く人、地位や名誉で動く人。

原作を読んでいて、たぶんこうだろうなと思える憶測を裏切って、崇高なる愛、崇高なる宗教なるものを感じさせてくれた素晴らしさは映画作品には微塵もない。

映画作品としてはとても見やすくわかりやすく楽しめる内容になっているけれど、崇高なるものを除いて世俗的になってしまったことは残念でならない。たぶん、原作の味わいを残すなら5時間ぐらいの超大作になったのかもしれないが・・・。また、魅惑的なヒロインを探すもの困難だろうしね・・・。

「ハンニバル」の映画が「ハンニバル・ライジング」と過去を描く続編もあったように、この「天使と悪魔」も原作どおり「ダ・ヴィンチ・コード」より過去という内容でも良かったのでは、「ダ・ヴィンチ・コード」のあととすることで、映画のみのファンは獲得できたが、原作ファンには残念な結果となったと思える。

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天使と悪魔
字幕:戸田奈津子





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最終更新日  2009.06.01 00:43:07
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