マイライフ・マイシネマアルカディア

マイライフ・マイシネマアルカディア

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

紫陽花@ 「サクリファイス」 自転車競技については、よく知らないので…
りぃー子 @ Re:【注目の女優】 野呂佳代(08/07) こんにちは。 私は最近彼女が好きになりま…
キメジマ @ Re[1]:ドラマレビュー 「自転しながら公転する」(04/09) みみみさんへ はじめまして、こんにちは!…
キメジマ @ Re:ドラマレビュー 「自転しながら公転する」(04/09) はじめまして、こんにちは! コメントあり…
2024.11.03
XML
テーマ: 読書(8667)
カテゴリ: 読書




読みやすい。
それはこの作品が私に合っているからかもしれない。

表題作は直木賞受賞作である。
これと「十二月の都大路上下(カケ)ル」が掲載されている。

「十二月の都大路上下(カケ)ル」は青春小説である。リアルである。その熱情に私は感動した。
ゆえに同じような作品が続くと思いしが、「八月の御所グラウンド」はリアルでない。ファンタジーである。そして、結末、クライマックスは読者にゆだねる。試合の結果はどうなったのか、を。

どちらかというとリアルが好みの私からすると「十二月の都大路上下(カケ)ル」が断然よかったのだけれど、直木賞選考員の一人は「十二月の都大路上下(カケ)ル」は不要と断じているようである。
とはいえ、大いに魂揺さぶられ、感動した「十二月の都大路上下(カケ)ル」を推したい気持ちである。直木賞の「八月の御所グラウンド」はファンタジーであるということを理解するのに戸惑った(笑)
「八月の御所グラウンド」は素敵な作品であった。


”京都が生んだ、やさしい奇跡。
ホルモー・シリーズ以来16年ぶり
京都×青春感動作
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。
京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――。
今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。
 大学時代を京都で過ごした万城目学さんが『鴨川ホルモー』でデビューしたのは2006年。その後も『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』など、独自の世界観と鮮烈な感性で私たちを驚かせ続けてきましたが、意外にも京都を舞台にしたのは『ホルモー六景』(2007年)が最後でした。
 その万城目さんが16年ぶりに京都に帰って来ます。収められた2篇はそれぞれ、女子高校生と男子大学生を主人公としたド直球の青春小説。まさに「ホルモー」シリーズの万城目学、再来!とも言えますが、「ホルモー」が途轍もない勢いを感じさせる作品だとしたら、本書は瑞々しい感性はそのままに、しかしどこか成熟の匂いがします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.11.03 11:33:16
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

キメジマ

キメジマ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: